■はじめに
わたしは、ディズニーが好きです。
ディズニーランドにいる様々なキャラクター(80種類以上)は、
時々パーク内にあらわれて、ゲスト(一般客)と握手をしたりハグをしたり、
果てはサインをもらったりできる「キャラクターグリーティング」という
プチイベントがあります。
このグリーティングでキャラクターからサインがもらえることを
最近知ったわたしは、1日でどれだけサインを集められるか気になったので、
入園チケットを渋ることなく購入し、チャレンジしてみることにしました。
わたしは正気です。
たくさんの色紙も用意しました。30枚くらいあれば十分でしょう。
■到着
東京ディズニーランドに着きました。一応耳をつけます。
入場前に、警備員によるカバンの中身チェックがあるのですが、
わたしのカバンの中を見た警備員、「うわあいっぱい色紙」と絶句。
確かにこんなにたくさん色紙を持ち込む酔狂な男はいないでしょう。
そしてこの日はちょうどハロウィンイベントの真っ最中で、
パーク内はカボチャやお化けの像であふれかえっていました。
ではどれだけサインがもらえるのか、やってみましょう!
否が応でもテンション上がりますね!ヒューヒュー!!
■鼻が伸びる奴と、悪者コンビ
この日は3連休の最終日ということで、人がゴミのように群がっていました。
普段はエントランス前には、両サイドにミッキーとプーさんが確実にいて、
順番に並ぶことで写真を撮ったりできるのですが、それ以外にもドナルドなどの
キャラクターが出てきて、近づいて声をかけつつ相手してもらえます。
なのですが、この混雑状況ではさらなるパニックを引き起こしてしまう
恐れがあるためか、他のキャラクターはいませんでした。
しばらく粘ってみますが、音沙汰はありません。
いつまで経っても入場者が途切れることが無かったので、
仕方なくワールドバザールを抜けてウォルト像のあるあたりまで進むと、
シンデレラ城前に『ピノキオ』のキャラクター、ピノキオ、ファウルフェロー、
ギデオンがいるではないですか!!こっちにいたのかよー!サインくれー!!
最後の「O」を忘れてしまったらしく、なかなか最後まで書けないピノキオと、
邪魔をするギデオン。
こんな感じでやすやすとサインをもらうことが出来ました。
しかし「ファウルフェロー」「ギデオン」て名前かっこよすぎでしょ。
とにかく出だし好調です!ウヒョー!あ、失礼、取り乱しました。
■熟女の魔法使い
ピノキオの近くに『シンデレラ』に登場したフェアリーゴッドマザーが!
あまり人気が無いのか、周りにはほとんど人がいなかったのでアッサリゲット。
ついでに一緒に写真を撮ったんですが、「いつもよりキレイだよ」と
囁いてあげるとうっとりとして腕をからめて写真を撮ってくれました。
熟女はチョロい。
ちなみに『シンデレラ』は見たこと無かったので、
この日マザーがいつもよりキレイだったかは分かりません。
■海賊
一旦トゥーンタウンへ行ってみます。ここにはチップ、デールなどが
出現してくるのでチェックしに行ったのですが、人が多すぎるのか、現れず。
そのままゆっくりとウォルト像まで引き返し、西へ進むと、
クリスタルパレス・レストランの前に通りかかりました。
すると何と、中に『くまのプーさん』のプーさんとティガーが・・・!
プーさんはエントランス前で確実に会えるのでいいのですが、
ティガーは会ったことが無かったのでこれは突撃せねば!と思ったのですが、
あいにくレストランは事前予約が必要で、門前払いを食らってしまいました。
泣きながらそのまま南の方に行くと、普段通らない場所に人だかりが・・・。
何事かと思い、特に期待せずにそこまで行ってみると、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウが!
えー!グリーティングあるのー!初耳ー!めちゃくちゃ運いいじゃーん!
失礼、取り乱しました。
ジョニー・デップに激似。
■マイナーな三匹
エントランスに戻ると人通りが少なくなってきたのか、
キャラクターがぞろぞろと出てきていました!チャンスです。
早速『ロビンフッド』のプリンスジョン、シェリフ、タック神父が。
こいつらはよく知らないので、3つひとまとめにもらいます。
プリンスジョンが王様なので、一番大きく書いたところ、
他2人がブーブーとブーイング。
結果もみくちゃに。
まあこいつらのことはよく知らなかったので、どう声かけたらいいか
わかりませんでした。今度勉強しときます。
■ピノキオを作ったじじい、クマ、アヒルカップル
ピノキオを作ってくれたゼペットじいさん、くまのプーさん、
ドナルドダック、デイジーダックからもいただきます。
ドナルドカップルは二人一緒に出てきて、かなりの人だかりで苦労しました。
群がる子どもを蹴散らそうかと思ったけどここは夢の国なので、
恵比須顔で優先しながら何とかささっと両方からサインゲット。
ドナルドは尻とかアヒル口とか服の色合いとか全部かわいい。
ゼペットじいさん、プーさんに関しては特に何も無かったので割愛です。
■不思議少女その他
エントランス以外にももちろんキャラクターは出てくるので、
ちょくちょく見回りに行かねばなりません。
こんな時にお手伝いをしてくれるオモコロスタッフが数名いれば、
「お前はトゥーンタウンで見張ってて、お前はそこのゲート前にいて」
と指図をして張り込みをさせるつもりだったのですが、
その空気を敏感に察知したのか、誰も手伝ってくれませんでした。
悲しくなんかありません。
というわけでとぼとぼとパーク内をまわっていると、
アリスといかれ帽子屋が「アリスのティーパーティー」を見学している!!
一瞬目を疑いましたが、急いでサインをいただきます。
アリスがサインのスペースを空けてくれたので、一緒に帽子屋のサインも
そこに書いてもらいました。二人でべらべらしゃべってたので会話するスキが
ほとんどありませんでした。こういうところも忠実かもしれませんね。
ちなみにこの後何回かアリスに出会ったのですが、「このアリス」が
一番かわいかったです。それがどういう意味なのかは各自考えてくださいね。
■双子
そのままのテンションでエントランスに戻ると、
『ふしぎの国のアリス』のトゥイードル・ディー&ダムの双子が!
ディーとダムは双子で、サインが鏡にうつしたように左右対称なので、
一緒に色紙に書いてもらいました。話聞いてるのか聞いてないのか
全然分からないマヌケな顔が何とも愛らしいですねこいつら。
■船長の部下
ディーとダムの双子と同時間帯に出てきたのが、
『ピーター・パン』のフック船長の部下、ミスタースミー。
ピーターパンは見ると眠たくなってしまうのですが、
フック船長とスミーのやりとりがとにかく面白くて、一気にファンになりました。
そんなスミーには、誰も人だかりがありません。みんな分かってない・・・、
スミーのよさを誰もわかってない!取り乱しましたが、サインをいただきます。
■異常者
パレードの時間はキャラクターは引っ込みます。
ハロウィンイベント仕様のパレードで、見てるだけで楽しかったです。
さてわたしはここで一つの大きな決断を下しました。
と言うのも、「ミニーちゃんはなかなか出現頻度が低い」のです。
しかし、「ディズニーシーには、ホライズンベイという、キャラクターが
各テーブルまでグリーティングしてくれるレストランがある」のです。
単純な計算なので、もうお分かりですね。
一旦ディズニーシーのホライズンベイレストランに行きます。
何度も言いますが、わたしは正気です。入場料?よく分かりません。
■スターの恋人と、犬
(※良い写真が無かったので、別日に行った時の写真を使っています)
はい、ホライズンベイに行くという理由だけでディズニーシーにやって参りました。
ロケ日は9月だったのですが、まだまだ暑いです。とりあえずホライズンベイに直行。
確実にキャラクターと遊んでもらえるということで、常に行列。
ようやく席についた時はもう餓死寸前でしたが、
しばらく様子をうかがっていると・・・。
ミニーちゃん出ましたよ!サインいただきました!
ついでにプルートももらっておきます。
さてホライズンベイには、ミッキー、ミニー、プルートが順繰りに
テーブルに回ってきます。「じゃあここでミッキーのサインもらえば?」
と思うかもしれませんが、あなた・・・分かっていませんね・・・。
ミッキーとは、ランドの方の「ミートミッキー」でもっとじっくり遊べるので、
そちらでサインをもらうことにします。主役は最後にとっておくべきですよね。
ということでシーはこのぐらいにして、ランドに戻ります。
■背の高い犬
と思ったらホライズンベイの前にグーフィーがいました!ついでにもうけたぜ~!
グーフィー周りにはサインを書いてくれることを知らない人が多く、
「えーサインなんて書いてくれるんだ!」という声も聞こえました。
そうなんです!サインもらえるんですよ!通常はサイン帳がショップに
売っているので、そっちに書いてもらう人の方が主流です。
色紙を何十枚も持ち歩くのは、やはり狂気の沙汰なんでしょうか?
わたしは正気ですよ?なぜみんなそんな目で見るんですか?
■豚
ランドに戻ると、『三匹の子ぶた』がいました。まずはファイファー。
フィドラー。
「あと一人だ!」と言うと、フィドラーがわざわざプラクティカルのところまで
持っていってくれました。他のサイン書いてるのにわざわざすいません。
プラクティカル。これで豚そろった!
■ネズミ四天王
『シンデレラ』に登場する、ドレスを作ってくれるパーラーとスージー、
『ビアンカの大冒険』の、ビアンカとバーナードからもサインゲット。
よく知らないので割愛。でもいいペース!
■ウサギ
『ふしぎの国のアリス』の、白ウサギ!
帽子屋を配慮してか、下の方にスペースをあけてくれました。
しかし帽子屋からはすでにサインをもらっていたので、この帽子屋は見捨てます。
■小人
しばらく待っていると『白雪姫』の7人の小人が!
7人分ひとまとめにしてサインをもらいにいきます。
先生、てれすけ、おこりんぼ、ごきげん、おとぼけ、くしゃみと
順調にもらっていたのですが、くしゃみ(名前)の鼻元を指でこすってあげると
くしゃみ(行為)を連発しだしたので調子に乗ってしばらく続けていたところ
小人たちのグリーティング時間が終わってしまい、
ねぼすけのサインだけもらえませんでした。
縦に整列して元気よく行進をするねぼすけに「サインくれーーー!」と叫びましたが、
行列は止まらず。小人に向かって必死に「ギブミー!サイン!」とねだるその構図は
まさにアメリカ兵と戦災孤児。
結局ねぼすけのスペースが空しくあいたまま・・・
ぼくは・・・泣いた・・・。
と思ったらエントランスグリーティング終わりのミッキーが控え室に戻る途中
ハイタッチしてくれたぞーーーーー!!!きゃーきゃー!!かっこいいー!
サービス満点じゃーん!!!さすがーーー!!!!
大変失礼いたしました。狂気とはこのことですね。
ですがねぼすけなど完全にどうでも良くなったのは明白です。
■魔法使いの乳母
そしてこの日一番会いたかったメリー・ポピンズ!
少し前にメリー・ポピンズのDVDを見ていたく感動し、
ぜひとも会いたいと思っていたのでもう死んでもいいなって思いました。
めちゃくちゃかわいかったです。ついでにメリーと一緒に出てくる根無し草の
バートにも会っておきたかったのですが、あいにく出てきませんでした。
■ロバ
メリーポピンズの写真を撮りまくっていたら、ちょうど反対側、プーさんサイドに
イーヨーが。この時の視力はおそらく8.0ぐらいまで飛躍していたと思います。
手がこういう形だったのでサインも書きづらそうで、しかも下の方にちょこっと。
「色紙一面使っていいのに」と言ってもゆっくり首を横に振るだけ。
プーさんは見たことないのでどんなキャラかいまいち把握できませんでした。
■最後の小人
しばらく待つとねぼすけが戻ってきたので、比類無きスピードで近寄り、
比類無きスピードでねぼすけを特定し、比類無きスピードでサインをいただきました。
これで7人の小人は制覇!
■アヒル(伯父)
あまり見たことのない、ドナルドの伯父、スクルージおじさんも出てきました。
もちろんこの伯父さんからももらっておきますよ。お金に目が無いので、
サインのスクルージの「S」は「$」マークです。
■終焉
日が傾いてくると、グリーティングは終了に近づきつつあります。
15時を過ぎるとラストスパートか、エントランスのそこかしこにキャラが出てきます。
しかしここにいるキャラからは全てサインをもらっていることに気付きました。
が、ジミニー・クリケットやフック船長、ピグレットなどはいつまで経っても
出てきません。少し残念ですが、限界なのかもしれないと判断し、
残された最後の一人のサインをもらいに行きます。
■スーパースター
トゥーンタウンの少し奥に居を構える家。
行列に耐えこの家に入ると必ず「彼」に会えて遊んでもらえる
「ミートミッキー」というアトラクションがあります。
果たして「彼」とは一体誰なのか・・・。
そうです!ぼくたちのスーパースター、ミッキー・マウスです!
「ファンタジア」「蒸気船」「演奏会」「通常」と4種類の服装の
どれかに会えるのですが、今回は通常のかっこいいタキシード姿でした。
特集用の写真を撮るのも忘れて鼻をピクピク動かしてる動画を撮ったり、
話しかけたりして楽しんでしまいました。
ミートミッキーが終わって外に出ると、日が落ちかけていたので終了!
■おわりに サイン一覧
わたしのサインもらい行脚は終了しました。あー楽しかった。
もらったキャラクターのサイン 40個(約半分)
使ったサイン色紙 25枚
今回はエントランスに集中せざるを得なかったのですが、協力者がもう少しいれば、
パーク内に現れたキャラから残さずサインをゲットできたかもしれません。
最後に、もらったサインを見ながらお別れしましょう。
それではさようなら。
【6、7、8】
プリンスジョン、シェリフ、タック(ロビンフッド)
【15、16】
トゥイードル・ディー&ダム(ふしぎの国のアリス)