四文屋が大好き!
四文屋、ご存知でしょうか。関東を中心に北は北海道、南は福岡まで勢力を拡大している焼きとんを中心としたグループです。店名は創業当初やきとんを一本100円で提供していたことに由来していて、とにかく安い。そしてうまい。
わたしは以前、この四文屋の焼きおにぎりを都内全店舗で食べるという記事を書いたのですが…
先日大阪でも焼きおにぎりを食べてきました。
大阪には2店舗しかないのですが、それぞれ明らかにこれは大阪四文屋独自のものだなという部分がありとても楽しかったので紹介させてください。
大阪駅前第3ビル店
大阪駅前第3ビル地下街の一角で営業している四文屋。新宿・どすこい四文屋くらい広い!なんと昼11時から営業しています。これは関東でも野方・川崎などの店舗が同じく昼営業しているのですが、そういうテナント契約なんだと思います。
入り口で熱烈にアピールしていたホッピーを注文。関西ではあんまり流通してないから業務用のリターナブル瓶じゃなくて販売用のやつが出てくる。実は関東でもホッピーは一部店舗にしか置いてないんですが、なぜか大阪では2店舗中2店舗ホッピーがありました。関西の人に向けて東京下町の味を売りにしているんだなという雰囲気が伺えます。
親鶏がある!関西から九州は結構親鶏がありますよね。コリコリして旨みが濃いやつ。せっかくだからご当地のものを探していただこうかな…
と思ってメニューを眺めていたら、都内でも「鉄板焼きの四文屋」にしかない「こぶ大根」があったので思わず注文してしまいました。
こんぶと大根を醤油で漬け込んだもの。さっぱり、ねっとりしていて箸休めに最高!
いつも注文しているアスパラ・アゴ・手羽ネギ。
手羽ネギが妙にうまい!!!四文屋は地方ごとに肉の仕入れ先が違うそうなので、なんかいいとこの肉を仕入れてるのかもしれない。アゴも都内のものと全然食感が違う。こんなにも変わるもんなの?!気のせい?!!気のせいだったらすいません!!!
焼きおにぎりはみっちり系でした。焼きはばっちり。握りの技術向上に期待です。
ランチタイムメニューには都内の四文屋でも見慣れた焼き鳥重や豚ハラミ重がありますね。ごはん大盛り無料がうれしい…
デミグラス煮込みライスって何?
“煮込みライス”といえば四文屋ファンにとって焼きおにぎりと派閥を分ける二大ごはんメニュー。当然注文しました。
うまそ!!!中央の黄身が割れちゃってるのはご愛嬌。ちなみにごはん少なめで頼んだけどこの量が来ました。これでちゃんと“少なめ”だそうです。大盛りにするときは気をつけてください。
濃厚なデミグラスソースとほろほろ・トロトロに煮込まれた肉がおいしい!おいしいけど“煮込みライス”の煮込みとは完全に別物!聞いたら牛ネックと豚軟骨だそうです。これ単体でおつまみとして出してほしい。
ジャンジャン横丁店
串カツ屋と寿司屋がひしめくジャンジャン横丁のど真ん中に突然現れる四文屋。ふつう四文屋全般が手描きの地味目な看板なんですけど、関西イズムで看板がめちゃくちゃ派手ですね。ここもかなり広い。急にバンドメンバー全員で行っても入れそう。
焼きおにぎりを注文したら、異常なスピードと温度で提供されました。作り置きをレンジであっためた?それにしてはパリパリでふっくらしてておいしいけど、どういう仕組み???
それはさておきお気づきでしょうかこの違和感に。
大阪四文屋の焼きおにぎり、でかい!!!
そう、都内の焼きおにぎりと比較すると明らかに大阪の2店は焼きおにぎりがでかいのです。うれしい!
さて、せっかく来たのでここにしかない「大阪ホルモン鍋」を注文してみましょう。一人でももちろん食べられるし、団体でも一人前から注文できるそうです。
これで一人前?!という量が出てくる。
「言うても火が通るとホルモンは小さくなるし野菜もかさが減るっしょ」と思った方、ご安心ください。確かに小さくはなります。
そのホルモンの脂と野菜の旨みが溶け出したスープを焼き麩がグングン吸い上げてくれます。この鍋の隠れた主役・焼き麩。関西風の出汁にいい感じに馴染んでめちゃくちゃうまいです。ホルモンも新鮮で全く臭みがなくコリコリした食感でうめ〜。
いちおう締めにはうどんがあるんですけど、ごはんがないな。この出汁を吸い上げたごはんをカッ込んだらうまいだろうなあ…。
…………。
オラッ!!!
すばらしい。締めに焼きおにぎりで雑炊おすすめです。卵もあるとうれしいです。四文屋ジャンジャン横丁店さん、ご検討ください。
大阪でも四文屋は最高
大阪でも四文屋は最高でした。関西のみんなもアゴ食って梅割りでベロベロになって焼きおにぎり雑炊で締めよう!!!