こんにちは、映画好きです。

映画を見ていると、ふいに「動物がひどいめにあっちゃうシーン」が飛び込んできて、「そんなつもりで見てなかったのに…」と悲しい気分になりがち。

ということで「ねこちゃんが死んでしまう悲しい映画」を5つご紹介します。ホラー映画やスリラー映画でそういうのが多く「ホラー好きだけどねこちゃんが死ぬのだけは…」という方はこちらの映画は避けておいてください。そういうの耐性がある、という方は是非お楽しみください。

念の為、死に方についてはタップで開くようにしています。悲しいからね…。

 

 

ジェーン・ドゥの解剖(2016 / イギリス)

【あらすじ】

遺体安置所に、とある身元不明の女性の遺体が運び込まれた。トミーとオースティンの検死官親子は彼女の解剖を行うが、外傷が全く無いにも関わらず手首足首が粉々に折れていて、舌が切り取られ、肺が焼け焦げ、内臓がズタズタに切り裂かれて、胃には布にくるまれた自分の歯が溶かされずに検出される……など、

調べれば調べるほど不可解な状態であった。そして遺体の女性にまつわる様々な憶測が飛び交うなか、さらに説明のつかない怪現象も巻き起こるようになった。外は嵐。一体何が起こるの…?

遺体安置所+謎の遺体+怪現象という、ホラー的状況が揃いまくった状態で次々とジェーン・ドウにまつわる恐ろしい仮説が浮かび上がってくるという正統派ド直球のホラー。怖面白い!検死官という専門家が自分の使命である解剖を中断して逃げようとするという決断で、いかに恐ろしいものと対峙しているかが伝わりまくる良い構成です。

ただ………ねこは死にます!!すみません!!!とはいえ、まだマシな方ではあるので正統派ホラーが楽しみたい方は是非ご覧ください。

 

ねこちゃんの可哀想度:★★★☆☆

死に方はこちらをタップ

ダストシュートで大怪我をしており、楽にしてやろうと首の骨が折られる

created by Rinker
¥400 (2025/01/19 15:53:27時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

チャイルド・プレイ(2019 / アメリカ)

【あらすじ】

カスラン社が製作したAIお手伝い人形「バディ」。Google Homeみたいに家庭内の電化製品を操作したり子供達の遊び相手になったりといった未来のオモチャなのだが、ぼっちのアンディの家にやって来たチャッキーは何か一味違う……?

やがて攻撃性や暴力性が制御できなくなり、一人また一人と殺されていく!果たして”親友”チャッキーを止めることは出来るのか?な話

クラシックホラー「チャイルド・プレイ」のリメイク。昔のは追い詰められた殺人鬼が黒魔術を使って魂を人形に乗り移らせましたが、リメイク版は時代を反映してAIが暴走するという感じです。オカルト設定の方が全ての制約を破ってムチャクチャ出来るから「そこまでAIが出来るか?」という気持ちが拭いきれない気持ちはありましたね。ギャグ映画であることは重々理解はしていたんですが…、もうちょっとチャッキーをかわいいデザインにもして欲しかった。見た目が変すぎ!

そして、すみません…これもねこが死にます!!かわいそう!

 

ねこちゃんの可哀想度:★★★★☆

死に方はこちらをタップ

チャッキーに首を絞められ、ナイフで刺されて殺される…可哀想過ぎるだろ!

created by Rinker
¥400 (2025/01/19 15:53:28時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

グッドナイト・マミー(2014 / オーストリア)

【あらすじ】

郊外の豪邸に暮らす9歳の双子が母の帰りを待っていた。しかしようやっと帰ってきた母は整形手術を受けて包帯グルグル巻きで性格も別人のように冷たい嫌なおばさんだった。

審議により「偽者」と結論づけた双子は、この女に執拗な嫌がらせを行い、本物の母の居場所を吐かせようとする。果たしてこの女は一体誰なのか…な話

オーストリア発の陰湿なホラー。好奇心旺盛な兄とほとんど話さず兄に耳打ちでコミュニケーションをはかる弟という対照的な双子が仕掛ける、ニセお母さんへの嫌がらせが最早拷問レベルなのが凄いです。ゴキブリとかも出て気分は最悪!でもこのオチが気持ちいいんだよな〜〜〜〜〜。

そして、もしかして…と思ったあなた、すみません!!ねこちゃんが死にます!!!本作では死んだ後かなり嫌な追い打ちをかけてくるので、心が荒むこと請け合いです。

 

ねこちゃんの可哀想度:★★★★★

死に方はこちらをタップ

原因不明だが死んでおり、さらに水槽にホルマリン漬けにされてリビングのテーブルにドンと置かれる。なんでそんなことをする!?

 

 

スマイル(2022 / アメリカ)

【あらすじ】

セラピストのローズは急患として運び込まれてきた、幻覚に苛まれる女性の診療した。笑った顔で佇む人の影に悩まされているらしいのだが、ふとした瞬間にその女性も笑ったまま硬直し、やがてローズの目の前で笑いながら自殺した。

大変なショックを受けたローズだったが、自分もまた同じような幻覚に悩まされ、身も心もやつれていく…。果たしてこの呪いは何なのか?な話

「メジャーリーグの試合の観客席に不自然に笑ったままカメラ目線で佇んでる人がいる」とネットで騒がれて、それがこの映画のPRだったというのが公開前の日本でも話題になってたホラー作品。「リング」や「イット・フォローズ」などが思い当たる「呪いの伝染」が今作では様々な幻覚として降りかかるんですが、このバリエーションが豊富で現実と幻覚の境目がかなり曖昧になる構成はなかなかお見事。

そして、大変申し訳ありません…ここでもねこちゃんが死にます!!すみません!直接的な描写ではないですが、間接的に最悪な死に方をしてしまいます!!!

 

ねこちゃんの可哀想度:★★★★★

死に方はこちらをタップ

幻覚に悩まされた主人公により殺され、甥っ子の誕生日パーティーでプレゼントとして箱から出てきて場が最悪になる。いい加減にしろ!

 

 

イノセンツ(2021 / ノルウェー)

【あらすじ】

9歳の少女イーダは両親+自閉症の姉アナとともにとある団地に引っ越してくる。イーダはベンという少年と知り合い、自身の物を動かせる超能力を披露して仲良くなるが、家庭の事情やいじめなどを受けて、ベンの能力が悪い方向へ成長する……。

話すことが出来ないアナは、心を読める少女アイシャと過ごすうちに自分に秘めた超能力を本能で感じ取るようになる。ベンの暴走を止めなければ…!な話

北欧発の少年少女サイキックスリラー。かなりおもろいです。派手なアクションはほぼ無く、ベンによる子どもであるが故のモラル一切無しの殺戮サイキック攻撃に怯えつつ、イーダも超能力が無いながらもパワフルにベンを止めよう(=陸橋から突き落とす)と奔走し、お互いを殺し合う血で血を洗うドロドロのバトルが展開されつつも、団地で気づいてる人が全くいないというこの構図が素晴らしく面白いです。公園で住民たちが楽しそうに遊んでる中で繰り広げられる誰にも気づかれないクライマックスバトルも、そこに行き着くまでの感情の高め方があったからこそ成立したかのような圧倒的凄みがありました。

ただ……面白すぎるので見てもらいたいのに、ねこちゃんが死にます!!!!何故だ!!!すみません!!!一番最後に紹介するだけあって、マジで最悪でした!!!

 

ねこちゃんの可哀想度:★★★★★★★

死に方はこちらをタップ

やばい少年により理由なく高所から落とされ、足を引きずりながら歩くもその場に倒れ込んだ挙げ句、トドメに頭をカカトで踏みつぶされる。ふざけるな!

 

 

…ということで、ねこちゃんが死んでしまう映画をご紹介しましたが、最後に「真逆」の映画も1本ご紹介させていただきます。

 

おまけ:ねこちゃんが常に危険と隣合わせになりながらも絶対に絶対に死なない上に、めちゃめちゃ頑張るし癒やしてくれる最高の映画「クワイエット・プレイス DAY1」

【あらすじ】

サミラはニューヨークでねこちゃんと静かに暮らす女性。久々の外出のついでによく行ってたピザ屋に行こうとしていたが、突然空から謎の生命体が襲来し、人々が殺されまくる地獄絵図と化す。

音を立ててはいけないルールを体で覚えるものの、サバイバル経験のないサミラは不安で仕方がない。そんな中、偶然出会ったエリックとお互いに勇気を分け合い、生き抜こうと決心する…な話

音を立ててはいけない「クワイエット・プレイス」の前日譚ということで、ルールはもちろんそのままに、襲来1日目の恐ろしさと地獄絵図はめちゃめちゃスリル満点。大都市でめちゃくちゃな人数がぶち殺されてくのはかなりスケールアップしてて大胆です。主役サミラと偶然出会うエリックの二人の人物描写を深掘りしてやり残したことをドラマチックに見せていくロードムービー的な展開で、前作より差別化できていてかなり面白いです。

そして…ねこちゃんは死にません!!無事です!!めちゃくちゃ頑張ってくれます!!鳴くか鳴かないか!?の瀬戸際や、早く帰りたいのにどっか行っちゃうアンコントローラブルさ、でもふとした時の圧倒的癒し、どんな時もサミラとエリックの元に戻ってきてどこまでもついていく勇気、最高です!

created by Rinker
¥500 (2025/01/19 15:53:29時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

さようなら

というわけで以上!ねこちゃんが可哀想になっちゃう映画はふいに来られると精神的ダメージが大きいので、事前に知っておくといいかもしれませんね。敬具