葉っぱに、虫卵が。
ぷつぷつと。
第一章
オクラをさ。
切るとさ。
プリッと、
出るよね?
種が!
それでさ。
いっぱい出してさ。
もう、あふれるばかり!
第二章
蒲焼さん太郎をね?
剥いてさ、
はずしてさ、
デコペン!
くっつくんだ。
種が、
びっしりとね。
最終章
このブローチ、
食べられるかも!
じっくり焼いて、
じゅうわじゅわ!
感想
オクラの種が持つ砂漠のような風味と、蒲焼さん太郎のしっかりとした塩気のコンビネーションは悪くなかったと思います。ただそこに、溶けたデコペンの人工的な甘ったるいムードが始終つきまとい、うっすらとした吐き気が食べている間中持続します。トータルの評価としては「ややまずい」が適切かと思いますが、決して食べられないレベルではなく、居酒屋のオリジナルメニューでこれが出てきたとしたら「うん……まあ、うん」と、皆がノーコメントで完食するくらいの味です。