皆さんご苦労様です。JETです。

今回は大阪市阿倍野区:文の里商店街にある雑貨屋さんをお訪ねしました。

最寄りは大阪メトロ谷町線:文の里駅の7番出口です。間違えて反対方面の出口から上がってしまうとロイヤルホストに吸い込まれてしまうので注意してください。ちなみに最近友人から、ロイヤルホストで注文するハイボールがウイスキー50mlでやたら濃いとの情報を入手しました。ロイホでハイボールをあおっている人を見かけたら警戒してしまいそうです。

 

文の里商店街の入り口です。大阪はけっこう、駅ごとに商店街が点在しているのですが、正直な印象として、半分以上シャッターが開いていれば栄えている方なのではないでしょうか。それでいくとこの文の里商店街は絶妙に栄えているようないないような、わずかな仄暗さを漂わせたブルージーな雰囲気の商店街です。ちなみに商店街の中では、有名J-POPのMIDIがBGMで流れています。BONNIE PINKの『A perfect sky』などです。

 

 

店舗外観です。「昭和薬局」とバッチリ掲示されていますが、屋号は別にあり、もちろん薬局ではございません。ただ、薬局の居抜きであるだけのようです。

 

手前のこちらの看板がお店の屋号です。『ガボテン島』さんです。私は以前にも数回こちらのお店を利用しているのですが、控えめな看板に気が付かず、店名は「昭和薬局」でもないよな?とネームレスで経営していらっしゃるのかと勘違いしていました。立派な店名がございました。失礼しました。

 

■公式Twitter 

お店の住所は公開されていなかったのですが、大阪メトロ谷町線:文の里駅7番出口からすぐです。

営業日時(変動あり):

平日15:00~19:00           

土日11:00~20:00

 

店長の「こうちゃん」さんにお話をうかがうと、一部はフリマで仕入れている商品もあるものの、基本的には「子どもの頃から収集し続けたありとあらゆる雑貨・ノベルティ・服・食器・カセットテープ・CD・VHS・ポスターなどなど」を曼荼羅的に展開されているお店であるとのことでした。

こちらの写真で見える範囲内だけでも相当な情報量ですが、残念ながら「非売品」です。店長さんの愛着の強いものは非売品・ディスプレイのみとなり、更に貴重な商品は自宅保管されているようです。

 

なんとなくこのあたりは「特撮」で区切られているようですが相当な旧タイプのドラえもんビニル人形に目を惹かれます。最新ヒーローであるシン仮面ライダーの上で、ベムラーアーストロンといった昭和ウルトラマン世代の渋い怪獣がこちらを威嚇しています。

 

おそらくガチャガチャや、チョコエッグなどのおまけ類であろう小さいサイズのフィギュアはこのように分類・格納されています。「カエル」が単体としてあって「両生類」と区別されていたり、「サンリオ」が「生き物の総称」として分けられていたりして興味を惹きます。

 

メジャータイトルは一区画が独立して割り当てられています。左上の青いボトルキャップはペプシのおまけでしょうか。ペプシのおまけのボトルキャップってまだあります?私の子どもの頃に(90年代後半)、スターウォーズペプシマンのものから流行り出した覚えがあります。

そういえばペプシマンってどこに行ったんでしょうか。T-1000みたいなリキッドメタルボディの謎キャラ。古いものを古いもので喩え出したらいよいよですね。最新のVFXで、本気でテカりまくったペプシマンが見たいです。

 

式波・アスカ・ラングレー越しの『こんなこいるかな』です。うわっ、懐かし!と声が出ました。調べると番組は91年までの放映のようで、さすがに90年生まれの私は1歳ですので記憶もないはずなのですが確かに映像として記憶に残っているし主題歌も歌えます。ビデオで観てたのかな。

写っているのは「やだもん」「たずら」「はっぴ」のはずです。こんなことばかり覚えているから勤労に向いていないんだと思います。

 

これこそまさに世代直撃の『ドレミファ・どーなっつ!』のみど・ふぁど・れっしー・空男です。

空男だけ漢字表記なんですよね。なぜかひとまわり小さいのが気になります。

 

相撲の番付表の横にいた『江戸ハルヒ』『風呂ハルヒ』のジグソーパズルです。

涼宮ハルヒといえば高校の頃にあった2泊3日のスキー合宿で、皆が揃いも揃って異性の部屋に遊びに行く中で唯一私と部屋に残っていた友達が、携帯に違法でダウンロードした「ハレ晴れユカイ」のエンディング映像を押入れの中でこっそり見せてくれた苦い思い出が蘇ります。

このお店にいると、懐かしさで温まったり、逆に苦しめられたりと心が忙しくなります。

 

企業ノベルティ系も充実していて、こちらはエスカップでおなじみ『エスエス製薬』さんのマスコットキャラ『ピョンちゃん』の歴代モデルピンバッジです。

シンプルなうさぎのフォルムだったのが、代を追うごとに毛並みが赤く染まっていく過程がわかります。なんでこんなもの持ってるんですか、と店長さんに訊くと「懸賞で当たったから」との回答でした。なんで懸賞に送ろうと思ったのかまでは訊きそびれてしまいました。

 

ストラングラーズ、大瀧詠一、近鉄バファローズ梨田監督、喪黒福造と私からすれば宝の山なのですが残念ながら非売品。

 

天井近くにも商品が敷き詰められています。

仮面ライダー1号、スパイダーマン、ヤン坊マー坊、ペコちゃん、ダブル浅野に挟まれた萬田久子ら、です。

 

天井の桜田淳子安室ちゃんです。

 

古書類も充実していて、売れ行きはかなり良いとのこと。ジャンルはまさに雑多です。

日本語勉強して、安藤忠雄から建築について学んで枝雀さん読んで笑ってあのねのね久米宏を真顔で読んで簿記の資格を取りましょう!

 

今回随一の珍品と思われます。

98年サッカーW杯フランス大会でベースキャンプで配られた?コンドームです。

なんでこんなものが残っているのか。オリンピックの選手村でコンドームを配っているのは知っていましたが、FIFAも公式でコンドームを作っていたとは。出場選手の皆さまにおかれましては、キャンプ地ではサッカーに集中した方がいいのではないでしょうか。FIFAグッズ蒐集家ないしはジネディーヌ・ジダンの熱烈なファンはお急ぎください。

 

サッカー繋がりでこんなものも。

ミロのおまけのマグカップです。大人もミロ飲んだら身長伸びるかな。

 

と、右を向いても左を向いても思い出が散らばっており、居ようと思えば一日中居られてしまうのですがキリがないので、この辺りで欲しいものに目星をつけ、購入することにしました。以下からは、今回購入したグッズを紹介して参ります。

 

【今回購入したもの】

『ミイラ怪獣:ドドンゴ』のフィギュアです。

ドドンゴは初代ウルトラマン第12話「ミイラの叫び」に登場した怪獣で、奥多摩のあたりで眠っていたところ目を覚まし、暴れ回りました。スーツアクターが2人入って操演することで(特撮好きの間では)有名なんですが、あまりフィギュアやグッズ化はしていない印象があります。

だいたいウルトラショップなんかに行くと、初代マンから選出されているのはバルタン星人ですとか、レッドキング、ゴモラ、ゼットンなんかで、シン・ウルトラマンにも登場しませんでしたし、わりとマイナー怪獣の一体なのではないでしょうか。うわ、ドドンゴあるやんとテンションが昂揚し、購入。

店長さんと「ウルトラマン、こいつに跨るんすよね」「そうそう!」と盛り上がれたのも嬉しかったです。

 

『山一證券×サンリオ ペギーポップの貯金箱』です。

ペギーポップという正式名称は検索して調べました。今やサンリオのペンギンキャラといえばタキシードサムが筆頭に挙げられるでしょうが、どうして差がついてしまったのか。山一證券が破綻したからですね。完全に。もう、完全に破綻したから(97年)。

見る人が見れば、禍々しい記憶を思い出さずにはいられないキャラクターなのでしょうが、片目ウインクでステップを踏み、これから会社が潰れるとは想像だにしていない軽やかな振る舞いです。

 

SANRIO.CO,LTDの刻印です。

 

MADE IN USSR…『ソ連製の双眼鏡』です。ご時世からして扱う上で神経質にならなければならないグッズですが、ソ連の商品を手に入れられる機会も減っているかと購入しました。

軍事用らしく、頑健でしっかり使用に耐え得ます。公園のベンチに座り、鳩を眺めるのに使おうと思います。

 

MADE IN ITALYの『THE LEGEND』のバッグです。300円でした。

THE LEGENDというブランド名は存じ上げなかったのですが、THE LEGENDってぐらいだから大層なもんだし、革のへたり方に味があるし、なんたってメイドインイタリーだし、300円だし、で購入しました。

マックブックエアーがしっかり納まります。最近、ライト気味に寅さんになろうとしてるので、これをぶら下げて諸国を漫遊したいと思っています。

 

トムとジェリーの目覚まし時計です。

何かのノベルティでしょうか、「KIP」の会社名や、品番で調べても情報出ず。見たことないサイズの電池口でしたが、近所の電気屋で購入した単5電池を挿入したところ、無事に作動しました。

ビジュアルが可愛らしかったので、我が家のセイコーの電波時計の横に置こうと思います。ゼペット爺さんの家みたいになってきました。

今回購入したものは以上になります。どうもありがとうございました。どんな人間の琴線にも何がしかは触れる商品を数多く取り揃えておられますので、皆様もぜひ足を運んでみてください。

 

おまけ:昔、こちらのお店で買った藤崎のジグソーパズルを組み立ててみました

 

 

きらめき高の藤崎のパズルです。

 

藤崎と壁面の隙間の桃色を組み立てながら、新しく仕事を探さないといけないなあとか、昨日の角煮に味が染みているころだろうだなあ、とか考えました。

 

額に入れてみました。ここまですると真剣に、藤崎と過去に付き合ってたんじゃないかと錯覚しますね。今回は以上です。