世はまさに、サブスク全盛期。音楽も映画も、月額料金を払うだけで簡単に自宅で楽しめてしまう時代です。特に今の時期は、家から出ずに好きな映画が観られるのは本当にうれしいですよね。

 

 

ホニャラララ…

 

ぬるい前置きなんかするか!!!!!!

 

おい!!!サブスクでばっか映画観てんじゃねえぞ!!!!!!!ボケが!!!!!!!!!!!!!!!

 

というわけで今回は、SHIBUYA TSUTAYAに爆誕したVHSコーナーからお宝を発掘してみたいと思います。
早速渋谷へ走りましょう。

 

 

到着。相変わらず素晴らしい眺めですね。たくさん並ぶ背表紙を見てみても、聞いたことのない映画ばかりなのではないでしょうか。まだまだDVD化されていないレアな映画というものはこの世に山ほどあるんです。そんな映画たちがレンタルで観られるなんて、本当にTSUTAYAには感謝しかありません。

 

 

もちろん邦画も充実のラインナップ。いま第一線で活躍する監督たちの、若かりし頃の作品なんかもズラリ。眺めるだけでも非常に興味深いですね。

 

ラインナップを眺めているだけで丸1日は過ぎてしまいそうな亜空間。ここから数本を選ぶなんてとても出来そうもありませんが、皆さまにもVHS映画に興味を持っていただくために、頑張ってチョイスしてみましょう。

 

まずは、スプラッター映画をチョイス。何すぎて息もできないのかわかりませんが、ブレアウィッチプロジェクトを完全に意識したパッケージですね。こういう記事でスプラッターを取り上げるのはどうなんだと思いますが、やっぱりVHSで観るスプラッターというのは味わいが増しますから、1本くらいは観させてください。

 

バッド・テイストだ!これは観たかったんですよねえ。『グロっとさわやか』という惹句が素晴らしい。本当にすみませんが、これも借りさせてください。次からはちゃんとしたのを選びます。

 

なんだかうるさいパッケージですね。どうもドイツのホラー映画らしいですが、非常に興味を引かれたので借りてみましょう。そろそろお判りでしょうが、完全に自分の趣味で選んでいます。

 

まあたぶんこれもスプラッターですが許してください。スプラッターが大好きなんです。

 

 

というわけで、4本レンタルしてまいりました。SHIBUYA TSUTAYAでは、準新作4本で1330円でレンタルできます(VHSは準新作扱い)。ちょっと高いように感じますが、中古で買うしかないVHSを借りられるとなれば超安いです。

借りる映画を選んでいるときが一番楽しくて、帰宅するともう観るのがかなり面倒くさくなってきてますが、頑張って鑑賞していきましょう。1本ずつレビューしていきます。

 

観ます

 

『悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト』

90年代に一世を風靡した『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のヒットに乗っかろうとしたのであろう、「このビデオはとある島で見つかった~」などという、おそらく日本の配給会社が勝手に入れたのであろうテロップから始まる本作。島で見つかったビデオのはずなのに主人公のおじさんの心の声がおもくそ入ってるのはギャグなのか、まあ、そんな前提を信じる人なんているわけがないのでどうでもいいんですが…

華のかけらもない3人のおじさんがヨットで漂流しているシーンから始まります。よくわかりませんがヨットに不具合が出て、仕方なくとある孤島に上陸することに。「全裸の美女軍団が暮らしているんじゃないか」などとチンタラやっていると、マスクを被った怪しい集団に囲まれ、なんやかんやあって忍者VSゾンビのカンフー対決になります。マジですよ。いやメチャクチャ面白かったです。

映画としてはもう最悪の出来。今これを読んでいるあなたが「今すぐ映画をとれ」とカメラを渡されても、間違いなくこれより良いのが作れます。3分に1度はおかしなシーンが出てきて、物語が破綻しそうになるんですが、同じく3分に1度出てくる強烈なグロ描写で細かいことはどうでもよくなる。アナルにナタを刺してそのまま腰まで裂いて直腸を抜き出す(語彙力が無くてすみません……)シーンや、鼻の両側からフックで引っ張って顔の中身を取り出す(語彙力が本当すみません…)シーンに、全員ウエハースでできているのかというくらいちょっとした蹴りやパンチが人体を貫通する様が矢継ぎ早に繰り返され、もはや残酷さではなく、作り手のすさまじい熱量に目を覆ってしまいたくなるような映画でした。

そういえば、演者がマジで嘔吐しているシーンがありましたよ。グロの特殊メイクがキモすぎたのか、それともプロ根性で実際に吐いたのかわかりませんが、こういう映画をワイワイ言いながら撮れる仲間が欲しかったですね。そんなノスタルジックな思いに浸ることもできる、1本目から早速掘り出しモノを当ててしまいました。残り3本にも期待がかかります。

 

 

『バッド・テイスト』

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作や、『ホビット』3部作を制作した超有名監督ピーター・ジャクソンの、知る人ぞ知る初監督作品です。「見えている地雷」という明らかにゴミなものを揶揄する表現がありますが、本作は対照的に「見えているお宝」。掘るまでもなく内容に期待のかかる作品ですがどうでしょうか…

お話としては、田舎町のボンクラが地球を乗っ取ろうとするエイリアンと対決を繰り広げるというもの。どう見ても冴えないボンクラである彼らは一応政府の役人で、「地球防衛軍」であるらしい。もっとそれっぽい服とか、なんかいろいろあるだろ!と思うものの、彼らがそう名乗っている以上そうなのです。

設定の壮大さと見た目のしょぼさから不安な幕開けでしたが、内容はサイコー!!!

本作は自主制作映画で、もう明らかに低予算丸出しではあるんですが、ひとつひとつの演出が素晴らしい。金をかけなくても、スターが出ていなくても、工夫次第でこんなにも優れたものが作れるんだと感心しきりですね。

かと思いきや、終盤ではどこにそんな金があったんだと思わされるほど派手な爆発シーンが連続。特にロケットランチャーのシーンは、これ本当に撃ってないか?大丈夫か?

ジャケに踊る「グロっとさわやか」という惹句に偽りない、後味の良いグロ描写も見もの。こういう映画って単なる首切りじゃ満足いかないのか、上顎と下顎で切断されたり、頭が縦に切断されたりするんですよね。毎度毎度、頭を縦に切断していただきありがとうございます!

これはまさに掘り出し物でした。これに出演してる(おそらく)ピーター・ジャクソンの友人たちは、彼が数年後にアカデミー賞を受賞した時どんな気持ちだったんでしょうね。

 

 

『地獄部隊サム・ライミ 虐殺ヒーロー』

ピーター・ジャクソンと同じく、『死霊のはらわた』などスプラッター畑からハリウッドを登り詰めたボンクラたちのヒーロー、サム・ライミ。そんな彼の名前がパッケージに踊っていたので少し期待したんですが、本作ではあくまで出演に徹したよう。ちょっと残念ですね。

で、これは掘り出し物とは言い難かったです。ベトナム帰還兵とカルト思想のヒッピーたちがバトルを繰り広げるというお話で、それだけ聞くとめちゃくちゃ面白そうなんですけど、肝心のアクションにまったくキレがなくて、なんか水中で戦ってるくらい動きがのろいんですよね。これたぶん俺のほうが強いですよ。

一応大筋としては、ベトナムでのある作戦に失敗し心に傷を負った帰還兵たちが、このカルト集団との戦いに打ち勝つことで気力を取り戻す、みたいな話だとは思うんですが、無駄なシーンが多すぎて(主人公が犬の散歩をしたりとか)その大筋すらまともに追えない始末。

肝心のサム・ライミ演じるカルト教団のリーダーは、もうあからさまにチャールズ・マンソンなんですけど、ふつうにヘタレで何のカリスマ性もなく。手に血をつけて、おっぱいを揉んで、おっぱいに血の手形を残していました。なんだそれ

ほとんど自主映画で、まあそう考えると観られなくもないですけど、まあ、つまらないですよ。次いきましょう。

 

 

『テロ2000年 集中治療室』

これやべー!ちょっとレベル高かったです。作品の質がというより、観客に求めるものが。結局どういうお話なのかマジでわかんなかったです。かといって映画作るのが下手クソってわけでは決してなくて、まったく何やってんのかわかんないんだけど、その電波っぽい雰囲気が心地よくなってくる、みたいな、マジで変な映画。これかなり芸術的価値あるんじゃないか。

ドイツを舞台に、ネオナチ軍団がポーランド移民を虐殺するというお話なんですけど、何というか監督の視点が誰にも肩入れしていないんですよね。一応は正義の味方である警察官もマジで頭がおかしいし、論理的な思考を持つ人物がほとんど登場しない。とにかく誰にも感情移入できないのに、終始誰かしらが自分の思想をぶちまけていて、もう一瞬も落ち着かない!

論理的な思考を持たないのは監督も同様らしく、なぜだか急にハエのたかるウンコの映像を数十秒もの間見せられるんですよ。他にもグロやらオナニーやら何でもアリ。他にも、今の時代ではとうてい考えられないような差別的・不謹慎なギャグが満載。まるで監督がこちらを挑発してきているような、とにかく過激な描写が目白押しなんですね。

トリップムービーとして鑑賞するのが一番合ってるかもしれません。本当にめちゃくちゃオススメです。お話が理解できなくても、決してあなたのせいではありませんよ。

しかし、計算ずくでここまでやってるなら本当に凄いことですよ。天才じゃないか。僕はたまたまこの監督の前作『ドイツチェーンソー大量虐殺』という作品を観たことがあって、そちらも大概意味不明でしたけど、完全にこっちのほうが好きですね。クリストフ・シュリンゲンズィーフという名前は覚えておかなければなりません。

 

 

というわけで、映画を鑑賞しました。ありがとうございました。さようなら!

 

 

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