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はじめまして。45歳独身アニメオタクのゴトウと申します。

 

 

 

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万年運動不足だったワタクシですが、ちょっと前から「ヤマノススメ」という女子高生登山アニメに乗せられて登山をかじるようになりまして。

 

 

 

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アニメの舞台になった高尾山に、そして富士山に登ったりしていたのが去年の話。

 

ここ最近は冬季ということで山から遠ざかっていたのですが、5月になってそろそろ気候も良くなってきた頃に、同じくオタ仲間のサカイさんから、

 


nu_icon_s (1)「次は、大峰山に登るぞ!」

 

とお誘いがかかりまして。よく分からないけど

 

nu_icon_g (2)「行く行くー!」

 

 

 

 

と相成りました。

 

…とは言っても、「大峰山」なる山の名前も聞いたことがなかったワタクシ。さっそく調べてみました。

 

大峰山とは奈良県にある山で、近畿地方最高峰であるその標高は1,719メートルだとか。ほうほう。これってどれくらいの高さなのかしら。

 

えーと、富士山の5合目、バスで行ける吉田口が2,305メートル。ん? 大峰山の頂上が、富士山五合目よりも低いってこと…? なーんだ。そんなに高くないんじゃない? …と、一気にお気楽モードに入る初心者のワタクシ。

 

というのも、去年行った富士登山で、頂上に近づくにつれて薄くなっていく酸素が一番キツかったという思い出があるんです。

 

 

 

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(参考資料:富士登山中、空気を欲するワタクシ)

 

しかし標高2,000メートル程度だったらそんなに酸素は薄くならないし、高山病の心配もないはず。これは…実は意外と楽勝パティーン?

 

そしてさらに調べて分かったことがあります。この大峰山の最大の特徴は、山伏の修行の地として世界的にも珍しい「女人禁制」であるというところです。

 

こちらに関しては、性差別的な見地から論議を呼んでいるようですが、一説には「巨大な山は魑魅魍魎が住む危険な場所とされていたので、安全のため」という理由。そして「異性に惑わされずに修行に励む地である」という意味合いがそもそもであり、決して男尊女卑的な狙いではないとのこと。なるほど。

 

修行の地だと聞かされると、ちょっと身が引き締まります。せっかくなので女人を断ち、色香に惑わされない山伏を気取っていこう…というわけで、ふもとに到着後、身につけているアニメグッズ_を外して入山することに。

 

 

 

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かなり身軽になった気がする。よっしゃー入山だー!

 

 

■山伏はんぱない

 

にしたって、富士山五合目よりも低いんでしょ? すぐに終わっちゃうんじゃないの~? などと完全にナメきって登り始めたワタクシですが

 

 

 

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最初こそハイキング気分だったものの

 

 

 

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あれ?

 

 

 

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これ…

 

 

 

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道が険しい!

 

空気が薄くなったりもしないとタカをくくっていたんですけど、とんでもない話でして。山道としてワイルドというか、かなりそのまんまの自然を分け入らないといけません。

 

一応、木の枝に付いているピンクやオレンジのリボンが「こっちが正しい」のサインなんですけど、「マジでここを登るんですか?どうやって?」ってくらいに勾配がきつい。山伏基準で考えないでほしい。聞いてますか。

 

 

 

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しかもこのタイミングでモヤというか霧がかかってきまして。

 

 

 

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最初こそ修行の場にふさわしい神秘的なロケーションだとか喜んでいたんですけど、すぐに小雨→本格的な雨に。

 

雨自体はウインドブレーカーを兼ねたレインウェアで乗り切れるものの、足元がぬかるんできて怖い!

 

 

 

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3時間半ほど歩いて、ようやく山小屋にたどり着きました。ここでひと休みした後、さらに小1時間ほど歩いて…ようやく山頂に到着~!

 

 

 

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笑顔? そんな余裕あるはずないでしょ。

 

それはそれとして、山頂にはお札?のようなものが積まれており、山伏感が盛り上がります。

 

 

 

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さらに何やら霊力を感じさせるような錫杖が突き刺さっています。カッコいい!

 

 

 

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天候が悪くて景観はなにひとつ楽しめませんでしたが、修行気分は十分味わえました。さて下山するぞー!