こんにちは。齢45…この記事が掲載される頃には46になっているであろうアニメオタクのおじさん、ゴトウと申します。

 

さて皆さん。今期スタートした「Vivid Strike!」というアニメはご覧になっているでしょうか。

 

 

 

こちらのアニメ、みなさんご存知「リリカルなのは」シリーズ、いや既に「なのはサーガ」と呼んでも差し支えない大河アニメシリーズの最新作です。

 

 

 

少女たちが魔法を使って戦闘しつつ理解をしあっていくという「リリカルなのは」から様々な変遷を経て、今作では魔法をギミック程度に抑えた、むしろ格闘技をメインにしたストーリーに移行しています。

 

15歳以下、UNDER15というクラスで戦うファイターである少女ヴィヴィオと仲間たち。彼女らはジムに所属し、トレーニングをこなしながら、試合に向かいます。

 

それこそ不思議な魔法を使って炎だの雷だの出せば楽に戦闘できるだろうなどという思惑とは真逆で、走り込みから筋トレ、スパーリングまでこなして自らを鍛えていくわけです。

 

そんなアニメを寝転んで見つつ、ふと「OVER45の自分も腹筋やってみるか」って思ったんですよ。特に意味もなく、ザ・気まぐれって感じで。

 

それにしても腹筋なんて、もう10年以上やってないかもなー。ベッドに寝転んだ状態から、上半身を起こして、よい…sh

 

あれ？

 

んに……ん……　うぬ…？ぬぉおおおおおおおおおおおおお

 

ぐぬぬぬぬぬううううにょpすえまzくf

 

腹筋…できない…

 

 

 

驚くことに、どんなに頑張っても、上半身を持ち上げることができませんでした。ちょっとしんどいとかあと一歩とかそんなレベルじゃありません。全く無理。起き上がれる気配ゼロ。構造的にできるように作られてない感じ。嘘でしょ…？

 

 

 

 

腹筋できずにファッキン

腹筋程度で大げさなと思われるかもしれません。しかし例えば考えてみましょう。こう、全員ベッドに縛り付けられているんです。仰向けで。

 

ただし、固定されているのは腰だけ。しかしがっちりベルトで押さえつけられている感じ。図にするとこんな感じです。

 

 

図の右上に注目してください。そんな感じで縛り付けられている自分の頭部めがけて、上空からでっかいギロチン的なものが落下してくるんですよ。完全に首元をめがけて。

 

このままでは、ギロチンによって首から真っ二つの大ピンチ…！と一瞬焦るものの、まー慌てることはありません。なにしろ固定されているのは腰だけです。よいしょって感じで上半身を上げれば、ギロチンの刃をかわすことができます。

 

 

ギリギリ背中の服だけ破れて「びんぼっちゃま状態」になるかもしれませんが、まあその程度ではないですか。

しかしこの時、腹筋ができなかったら…？

周りの連中が上半身を持ち上げてお気楽に雑談でもしている中、僕だけが顔を真っ赤にしてうぬぅぅぅぅぅぅ！ぐぬうううううう！と必死になっているわけです。

 

 

 

しかし何しろこちらときたら腹筋できる気配ゼロですから。いつまで経っても起き上がることができません。そのまま最終的には、スパーン…

 

 

 

腹筋ができないということ自体は必ずしても人として劣っていることではありません。現代社会を生き延びるために必要があるかと言われれば、必ずしもマストで会得しなくてはいけないことではないのかもしれません。

 

しかし、人生において襲いかかる様々な不幸（例の場合、ギロチンを指します）を回避する手段にはなり得るかもしれない。

 

よーし、おじさんもジムで鍛えるぞー！！ついでにヴィヴィオたんたちと出会えちゃったりしてー！彼女らは無邪気だから、キャッキャ懐かれたりしたらトレーニングの邪魔だなぁ…。

 

 

基礎の基礎から

いいタイミングで自宅から徒歩数分の場所に24時間営業のジムが開店してまして。さっそく見学に行ってみることにします。

 

おお、あるわあるわ、ランニングマシーンはもとより、なんかテレビで見かける、腕や足を鍛える機材が諸々。ヴィヴィオたんたちはいないけど、まーそのうちね。そのうちだよね。よーし鍛えるでー！

 

……とその前にストレッチをしなくては。焦ってはいけません。基礎から順にこなさなくては、ちゃんとした成長が望めるはずもない。

 

ストレッチコーナーでは、紹介ビデオがループで流れていて、それを見ながら真似ればいいシステムになっています。僕のような人見知りの初心者でも安心。

 

 

まず、座り込んで深呼吸。正座のような体制から片足だけを伸ばし、体を後ろに倒して身体全体を伸ばす感じで…

 

 

感じで…ん？え？

 

 

あ痛い痛い痛い痛い！無理無理無理無理！

 

 

 

ごががががが痛い痛い駄目駄目駄目駄目ぇ！

 

 

 

いかん！体が伸ばせない！ふとももがピーンてなるピーンてなる！ちょっとこのストレッチ、ハードじゃない？ハードすぎない？

 

 

 

というわけで、ストレッチも十分にできず、すっかり戦意喪失の私。画面を見ると、ストレッチのラストでまた深呼吸をしている。

 

うむ、深呼吸は俺でもできる。安心！深呼吸最高！

 

 

 

 

そもそも生物の進化というものを考えてみてください。最初は水中に発生した単細胞でしかなかった生物が、進化をすることで脊椎を手に入れ、水中から地上へ、えら呼吸から肺呼吸をするための器官を手に入れたのです。

 

さらにそこから手足を手に入れ、腹筋という概念を打ち出さない限り、腹筋という行為は行われないわけです。冷静に考えると、腹筋というのは生物としてとんでもない高いレベルの行為なのではないでしょうか。

 

つまり、「基礎から鍛える」ために「まず呼吸から」というのは全くもって正しい順序と言えるわけです。間違ってなかった！よーし辿っちゃうぞー！進化ー！