こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

新海誠監督が手がけたアニメ映画「君の名は。」がとんでもないヒットを記録しております。こちらは主人公の男女の心と体が入れ替わってしまったことをきっかけに様々なことで巻き起こる映画なのですが、他にもそういう「入れ替わり系」の映画が存在しております。

 

「君の名は。」を鑑賞後に「もっと入れ替わってる映画見た〜い!」と思った方、いないと思いますがご安心ください。今から「人間が入れ替わった系」の映画を3本紹介したいと思いますので、入れ替わり映画見たい欲求をそこで発散してください。もうすでに知ってたらすいません。私より詳しい映画好きの方は「浅い」と思うかもしれませんが、大目に見てください。

 

 

 

 

 

■人間が「何か」になってる!「スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町」

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スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町

 

【あらすじ】

課題制作をするためにとある町を訪れてドキュメント映像を撮影していた映画学科の大学生4人。しかし行く先々で不穏なことが起こる…。背を向けてずっと立ち続ける人、口紅で異常なメイクを施す双子、毛の生えた生肉が入った弁当を持ってる少年、「あのパパはもうパパじゃない、助けて…」と救いを求める少女。一体この町は何が起きてるの…?な話

 

町に住む人々がいつの間にか「何か」に乗っ取られていってしまう系ホラー。日常の中の異常な雰囲気が不気味に描かれており、序盤〜中盤の乗っ取られた人の奇怪な行動の数々には背筋が寒くなることうけあいです。

 

背中を向けて立ちすくんでると思ったらいきなり超高速でこちらに向かってくる女の子(しかも背筋が寒くなるほど気持ち悪い笑顔)がやばいですし、ずっとこちらを見ていたり不自然にニタニタしたりするのはマジで異常なんですが、そのただならぬ雰囲気に気づいても、時すでに遅し。主人公たちは一人ずつその「何か」の餌食になっていく…!

 

POV手法を取っていますがそれは全体の半分だけでバランスが悪かったり、手ブレやノイズがすごすぎて何が起こっているかほとんどよく分からないシーンもあったりしてちょっと粗は目立ちますが、その不気味さは是非体感していただきたい一品です。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■人間が「宇宙人」に入れ替わった!「人間まがい」

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人間まがい

 

【あらすじ】

まばゆい光に包まれて姿を消してしまったマーク。友達のセスはその光景を目撃して以来トラウマを抱えていたが、2年後森の中で裸で倒れている男が発見される。それは他ならぬマークであった。今まで何をしていたのか?どこにいたのか?いや、本当にお前はマークなのか…?な、話

 

次に紹介するのは80年代の雰囲気が漂う宇宙人侵略系低予算B級ホラー映画「人間まがい」。特に新鮮味は無いですが、タイトル通り「人間まがい」になってしまったマークの殺人鬼っぷりが楽しい一品です。ショットガンで顔面を破壊し、ナイフで喉元を掻っ切る、斧で頭をかち割る、などのバリエーションに富んだ人体破壊描写が目白押し。それに対抗する主人公のセスはトラウマを引きずって体調もずっと悪くバイトも休みがちになって迷惑をかけ誰にも心を開かないというかなり腹の立つ男ではありますが、マークが連れ去られた事件の影響で感覚が研ぎ澄まされ、マークの帰還をいち早く予知したりと特殊能力の片鱗が見えているんですよね。その二人の対決の行方はいかに?な感じで異形の者との戦いはなかなか手に汗握るものがありました。終盤の展開もGOOD。

 

マークがおかしくなった直接の原因はお察しの通り宇宙人の誘拐&肉体侵略によるもので、実際に70年代に起こった事件を基にしているらしいのですが、具体的なUFOや宇宙人は一切出てこないのも潔くてよかったです。テーマがよくあるものなので、でなくても面白さが半減するわけではありません。何はなくとも80年代の雰囲気がとても良いので、こちらもオススメです。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■母さんが「誰か」と入れ替わってる…!?「グッドナイト・マミー」

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グッドナイト・マミー

 

【あらすじ】

人里離れた豪邸に暮らす9歳の双子の兄弟がお母さんの帰りを待っていた。しかしようやく帰ってきたお母さんは整形手術を受けて包帯で顔をグルグル巻き状態。さらに性格も以前とはでまるで別人のように冷たいいやなおばさんになってしまっていた。審議により「こいつは偽者だ」と結論づけた双子は、この女に様々な嫌がらせを行い本物のお母さんの居場所を吐かせようとする…。果たして帰ってきたお母さんは一体何者なのか…?

 

最後はオーストリア発の静か〜〜〜なホラー映画「グッドナイト・マミー」です。好奇心旺盛な兄と、ほとんど話さず兄に耳打ちでコミュニケーションをはかる弟という対照的な双子のもとに帰ってきたお母さん、包帯グルグル巻きな上に前と全然性格が違うしやけに気が立ってるしで、絶対なりすましだろ…って結論づけて本物かどうかを証明しようとするんですが、その仕掛ける嫌がらせが「ベッドに縛り付けて放置する」、「リビングのど真ん中にたっぷり入った水+ねこの死体が入った水槽を置く」、「口に接着剤をガッチガチに塗りつける」など、度を越しすぎていて最高です。

 

ご近所さんも近くにおらず、協力者の存在はゼロ、二人が力を合わせて頑張っていくしかないという断絶された状況で静かに立ち向かっていくっていうのは分かるのですが、最初は健気に見えたのに段々「やばすぎる…」と思わされるぐらいにエスカレートしていくのはかなりキツめ。しかしそれもクセになってきて「次はどうするの…!?」というやばい気分にもさせてくれます。

 

映画全体を包み込む雰囲気はヨーロッパのホラーにありがちな、とにかく静かに進んでいく演出。その分、反比例的に拷問のえげつなさが引き立っておりました。あとは序盤からずーっと隠されていた驚天動地のネタもありで、なかなか最後まで飽きさせない丁寧な展開作りは最高でした。全く予想せずにボケーっと見てただけに、このオチには驚かされました…。オススメ!

 

【予告】

 

 

 

 

 

■気になったら見よう

いかがでしたか?入れ替わっている人々が何者なのか、ぜひその目で確かめてみてくださいね。

 

それではさようなら。またいいのがあったら教えます。

 

【今までの映画紹介記事はこちらから】