こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

タイムトラベル、いいですよね。現実世界ではまだ体験できませんが、映画の世界ですと一つのジャンルとして確立され、様々な作品が公開されています。そのタイムトラベルものと聞いて真っ先に思いつくのは、やはり「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「バタフライ・エフェクト」、「サマータイムマシン・ブルース」…この辺りでしょうか。でもこれらは有名すぎて最早全人類がすでに1回は見ているので今さら紹介するのもちょっと違いますね。

 

そこで本日は、「他に面白いタイムトラベルものが見たい!でもドニー・ダーコやプライマーみたいな難解過ぎるやつはNO!」という皆様に向けて、「あまり知られてないけど分かりやすくて面白いタイムトラベル映画」を3つほどご紹介したいと思います。こちらの記事を読んだ帰りには、ぜひTSUTAYA西五反田レンタル館に走ってください(※編集部注:TSUTAYAはどの店舗でもOKです)。もうすでに知ってたらすいません。私より詳しい映画好きの方は「浅い」と思うかもしれませんが、大目に見てください。

 

 

 

■アイデアの勝利!「トランスワールド」

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トランスワールド

 

【あらすじ】

山奥で車がガス欠になり、当てもなくさまよって山小屋に辿り着いたおっとり系の女の人、同じようにガス欠で動けなくなっていたイケメン、そして小屋の前に倒れてたヤンキー女、初対面の三人がひかれ合うように山小屋に集まってそれぞれが協力して寒さと飢えをしのいで助けを待っていたんだけど、よくよくお互いの身の上を話してみたら「今いる場所」と「現在の西暦」の認識が全く別々だった…一体どういうこと〜!??!ってなる話

 

まず一つ目は、低予算・無名役者・微妙CGの三重苦に縛り付けられながら、「タイムトラベルのアイデア一発勝負」だけでここまで最高に面白いストーリーが紡がれるのか!と驚いた「トランスワールド」です。検索するとすぐにネタバレが出てきてしますので、ぜひとも予備知識を頭に入れずに見ていただきたい逸品です。

 

それぞれの登場人物が「ここってウィスコンシン州でしょ?」「いや、ニューハンプシャーだよ」「いやいや、サウスダコタだろ」みたいな感じで全くバラバラな場所の認識をして食い違っていく辺りから「ざわ…ざわ…」胸騒ぎが押し寄せて混乱し始めたところで、第四の登場人物(しかも英語が通じない)が現れて緊張感はMAX、全く予想できないまま急転直下で結末までネコまっしぐら。もう瞬きする暇はありません。前述の三重苦は置いといて、純粋にストーリーを楽しんでいただければと思います。

 

【予告】

 

この予告の面白くなさそさ、すごくないですか?逆に期待しないで見ることで予想に反して面白く感じるので得した気分になります。

 

 

 

■伏線だらけ!トライアングル 〜殺人ループ地獄〜

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トライアングル 〜殺人ループ地獄〜

 

【あらすじ】

自閉症の息子を持つノイローゼ気味のシングルマザーのジェスがたまの息抜きに友達5人とボートでバカンスに出かけたが、突然の大嵐で船が転覆。ひっくり返ったボートの上で助けを求めていたら運良く通りかかった巨大な客船に乗り込むことに。

でもその客船には大きさの割に全く人が乗っていない…。変な客船内を調べているうちに、何故か潜んでいた殺人鬼にジェス以外みんな殺されてしまう!死に物狂いで抵抗したらなんとか追い詰めたけど、「全員殺したら戻れるぞ!」という謎の言葉を残して殺人鬼は海に消える。

で、何とか撃退した…と思ったのも束の間、しばらくして海上に目をやると「ひっくり返ったボートの上で助けを求める自分達」がいた…!無限ループにはまってる〜!どうしよう〜!!!!という話

 

大きなカテゴリとしてタイムトラベルはしますが、こちらは「無限ループの渦に巻き込まれて永遠に出られなくなる」という気が狂いそうなシチュエーション・スリラーです。細かいセリフやシーンの全てが伏線になっていって、それが少しずつ解き明かされていきながら、無限ループの中でもがき続ける人を描いています。これがまたサスペンスとしても完成度が非常に高いので詳しく検索せずに見ていただきたい!最初の5分間すら伏線になっているので、気を張り巡らせてご鑑賞ください。本当に気が狂いそうになります。邦題に「殺人ループ地獄」というすごいサブタイトルがついていますが、そこは一旦無視してください。

 

【予告】

 

 

 

 

■実は名作!バタフライ・エフェクト3 最後の選択

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バタフライ・エフェクト3 最後の選択

 

【あらすじ】

過去に遡る能力で警察に協力して難事件を解決してるサムのもとに、10年前に殺された元カノの姉が現れる。「妹(=サムの元カノ)を殺した真犯人を捕まえてほしい」と依頼され、何だかんだで気になるので引き受けて殺された日時まで遡って見てみたけど、何故か姉妹もろとも殺されてしまった!そしてそればかりか現代に戻ってきたら犠牲者が8人ぐらいになってるし、遡るごとに事態がこんがらがっちゃう〜〜真犯人誰〜〜!?みたいな話

 

「バタフライ・エフェクト1」は最初に述べたように、タイムトラベルのスーパーミラクル超絶金字塔で、「逆に好きな映画で挙げると邪道」と言われるレベルにまでなっています。これだけヒットしたから続編を作ってみたはいいものの、「2」はただ同じ話を低クオリティで繰り返しただけの超絶駄作らしいのですが、こちらの「3」はかなり攻めたストーリー展開が素晴らしい!基本的には「1」とは一切関係はなく、「過去にさかのぼって事件を解決しようとするけれど、やればやるほど失敗していって現代の状況も変わっていって泥沼化する」という設定をそのままに、さらなるバタフライ効果の真髄を主人公に体験させながら、「1」の重圧があるにも関わらず目の覚めるような脚本を創りあげたスタッフの胆力が凄い。「どうせ二匹目のドジョウを狙ったしょぼいやつでしょ?」と食わず嫌いにならず、ぜひ見ていただきたいと思います。最後まで救われない展開もまた良し!

 

【予告】

 

 

 

■気になったらすぐ見よう

わたしからは以上です。少しでも気になった作品があったら今日の仕事帰りにでもTSUTAYAに寄って見てみてくださいね。

 

それではさようなら。またいいのがあったら紹介します。

 

 

 

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