2018年の秋映画、「クワイエット・プレイス」「イコライザー2」「ヴェノム」などなど様々な面白そうな傑作が公開されますが、その中でも絶対に見ておいた方がいいというものが10月13日公開の「スカイライン -奪還-」です。

 

 

【あらすじ】

突如現れた未確認飛行物体から放つ閃光を見てしまったが最後、人々は意識を失い宇宙船に吸い上げられてしまう事件が世界各地で発生。軍隊の応戦もむなしく3日で地球は征服されてしまった。

 

LA市警のマークも同様に息子のトレントとともに吸い込まれてしまったが、勇気と閃きと運と主人公パワーを駆使して艦内で何とか抵抗し続ける。どうやら宇宙人は拉致してきた人間達の脳をごっそり抽出し、宇宙人の殻に次々と移植して宇宙人軍団を増やしまくっているようだ。

 

いやだ〜!死にたくない〜!このままやられるままじゃねえ!残された人類で反抗するんや!!

 

 

 

おもしろの全てがごちゃ混ぜになった傑作

まずこの映画は、2010年に公開された「スカイライン -征服-」の続編となっております。アメリカ本国では1000万ドルの制作費に対して約7000万ドルの興行収入を叩き出し、なかなかヒットしたものの日本では「知る人ぞ知る名作」的な位置づけになっておりました。

 

前作では特撮好きのストラウス兄弟が制作費のほとんどをVFXにつぎ込んでしまったのでストーリーに消化不良な点が多かったのですが、今作では彼らがやりたいことをさらに実現させまくった結果、めちゃくちゃエネルギッシュで他の追随を許さないほどの爆裂宇宙戦争が繰り広げられ、それはもう「わしゃ夢でも見とるんか!?」と叫びながら試写室から飛び出し、その勢いで車に轢かれそうになるほど最高の仕上がりでした…。

 

 

 

どでかい宇宙人が人間たちをこれでもかと蹂躙し、圧倒的不利な状況からLA市警のマークが何とか抵抗し、宇宙船に乗ったままラオスまで行ってしまったところで地元のレジスタンス・スアと出会い、宇宙人と対抗する唯一の希望をもとに反撃の狼煙を上げる…という分かりやすいストーリーながら中だるみ無しの圧倒的テンションで駆け抜ける!

 

 

 

 

前作ではパワーあふれる主人公はいなかったのですが、それを完全に上書きするラインナップ。「パージ:アナーキー」で圧倒的に信頼できるパワフルなボディーガードを演じたフランク・グリロに、「ザ・レイド」で信じられない格闘を繰り広げたイコ・ウワイス+ヤヤン・ルヒアンが共演し、宇宙人と殴り合うドンチャン騒ぎ。心躍らずにはいられない!

 

 

ウオオオオー!!

 

 

オラーーーー!!!

 

 

キエーーーー!!!!

 

シヴァ神をまつる寺院を舞台に宇宙人とイコ・ウワイスがインドネシア武術「シラット」で戦うという奇跡すぎるマッチアップですでに最高なのに、さらにそこから「パシフィック・リム3か!?」と見間違えてしまいそうな超爆熱のラストバトルにもつれこみテンションは100億Pのフルマックスへ。おまけにスタッフロールではNG集も流れるという神の構成。最初から最後まで手放しで思いっきり楽しめるとんでもない娯楽作となっております。絶対に見に行きましょう!!!!!

 

「前作の『-征服-』は見ておいた方がいい?」という疑問については「見なくても問題ナシ」と1秒で返答させていただきます。前作のキャラも少し出てくるんですが、それはもう丁寧に丁寧にそのキャラがここにいる経緯も描かれる親切設計。この秋は頭を空っぽにして「スカイライン -奪還-」で嫌なことを忘れよう!

 

予告