【PS4】アイドルマスター ステラステージ

 

アイドルマスターというゲームの存在は知っていたが、これまで一度もプレイしたことはなかった。

昨年発売された『アイドルマスター ステラステージ』が正統派アイマスの新作だと聞き、この機会にやってみることにした。

 

これはそのプレイの様子を記録した日記である。

 

【アイドル選び編】恐山の『アイマス ステラステージ』プレイ日記

前回の日記

 

 

育成開始

 

 

 

ボーイッシュ系アイドル・菊地真のプロデュースを開始することになった。

 

本人はかわいい女の子路線での売出しを希望しているようだが、「ガンガン女の子やっていきましょう!!」みたいなことを言うのでちょっと認識がズレている。

正直言って、こういうタイプの人間を売り出していくのは難しいぞ……と思った。本人は盛大にカン違いをしていて、それが面白がられているわけだが、本人がそれを認識してしまうと一気に「野暮」になる。松岡修造が「松岡修造」を求められ、松岡修造を演じる様子に痛ましさを感じてしまう私は、真をそんなふうにはしたくない。

 

 

 

ライブを中心に営業回りやレッスンを繰り返してアイドルの育成を進めることができる。

真はどんな仕事もがんばっていて好感が持てるのだが、ゲーム内の自分が妙にアイドルに対してなれなれしいのが気になった。

 

「プロデューサー、お疲れ様でした!」

「おう、また来週な!」

 

みたいな。なんだその距離感……と思ってしまう。これが自分なのか…。

 

 

 

担当アイドルたちのユニット名を決めなければならなくなった。ナビゲーターの小鳥さんは「あとからでも変えられるので気軽な気持ちで決めてもらってぜんぜん問題ないですよ♪」と言ってたが、そんなわけないだろ。

 

単語をランダムで組み合わせるアプリを使ってユニット名を考えることにした。

「背脂小判」

「出稼ぎプレイ」

「ガチ軍服」

「ししゃも手袋」

などの案が出たが、いちばんハードコアでカッコいい「岸壁の脾臓(ひぞう)」に決定した。ガンヒと呼んでください。

 

最近、わざわざロゴまで作ってくださった視聴者さんがいて感激しました。

 

 

 

それにしても、総合ファン人数が0ってどういうこと?

私がいるだろうが。

 

あとアイドルの両親とか、友だちとかいるだろうが。この人数ゲージはガバガバの不良品。私は以後、このバロメーターを信用しないことにした。

 

初ライブ

 

 

そして初ライブ。

 

タイミングよく指定のボタンを押すことによって観客のテンションが上がり、評価が変わるゲーム性のようだ。

音ゲーは得意ではないが、以前よくやってた初音ミクのゲームに比べるとだいぶカンタンなので戸惑うことはなかった。

 

世界観的にはこのシステムはよくわからない。ボタン操作はこの世界におけるなんなんだ。私は菊地真のライブを観ながら何をやってることになってるんだ。なぜ私の指さばきが客のテンションを左右するんだ。私じゃなくて真を見ろよ。

 

 

 

ライブがいい感じに盛り上がってくると、アイドルからキラキラしたものが分泌されてスコアが大幅に上昇する。真は手から良い匂いみたいなやつを出した。

 

 

「ボタン操作に気を取られると歌とか踊りとかちゃんと見れないなあ。ナムコの人って何考えてるんだ?」と思っていたのだが、ライブがうまくいくと「アンコール」というのが発生して、じっくり観れるモードが始まる。ナムコの人はちゃんといろいろ考えていた。

 

 

オールスターライブ

 

 

社長の命令で「所属アイドルが総出演するライブをやれ」みたいなことを言われた。

上の画像みたいにたくさんの人物がこっちを見ていると心臓が痛くなってくる。5つもの人格のある存在が、同時にこっちを認識している。怖い。

 

 

 

5人で歌うライブ。みんな頑張っているので偉い。

ここで「どの曲も、全キャラ分のボーカルが用意されている」という、既プレイ者にとってはおそらく当たり前の事実に気づく。

 

 

 

キャラ×配置×人数×ステージ×楽曲=∞(無限大)

 

ってこと? と衝撃を受けた。「握力×体重×スピード=破壊力」に匹敵する、約束されたパワーがこのシステムには秘められている。

 

 

 

トリに菊地真と双海姉妹を配置した。完全に贔屓しているからだ。

しかしそのことによってメンバー内に序列ができたり、雰囲気が悪くなったりしてほしくない。

 

杞憂で済めばいいのだが……。

 

 

 

ライブは成功した。社長から「ステラステージ」の存在を知らされる。

すべてのアイドルが目指す史上最大級のライブで、そこにたどり着けばアイドルの頂点に立てるらしい。とにかくそこを目指して邁進するのがプロデューサーの役目ということだ。

 

しかし気になるのは、アイドルのその後だ。ステラステージに立とうが、アイドルの人生は続く。時間が経ち、年を取る。そのとき私は何をすべきなのだろうか。

担当アイドルが三十代半ばになり、子どもをもうけ、アメーバブログで育児日記を更新している様子を想像した。メディアで姿を目にする機会は減り、ブログではよく知らない化粧品の宣伝が不自然に挟み込まれている。しかしそれもまた胸を張れる人生であろう。

 

ステラステージという巨大な壁は、そのさらに先で待つ谷を覆い隠す希望にも感じられる。アイドルマスターへの道のりは幸いなことに、まだ遠い。

 

 

(続く)

 

【ライバル登場 編】恐山の『アイマス ステラステージ』プレイ日記

 

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