こんにちは、ARuFaです。
突然ですがみなさんは、最近のペットフードの目覚ましい進化をご存知でしょうか?
というのも、最近僕は癒しを求めてペットショップに通いつめているのですが、そこで見た最新のペットフードに驚愕してしまったんですよね。
それがこちら。デパ地下の高いお惣菜ではありません。犬用のペットフードなんです。
いや正直、めっちゃウマそうじゃないですか? むしろ「ちょっと食べてみたい」って思いません?
……ちなみに、ジャパニーズインターネットには『人がペットフードを食べる』というコンテンツが太古の昔からあり、そこは僕も10年くらい前に通っています。
当時のペットフードは死ぬほどマズかった(泣きながら吐いた)ですが、あれから10年経って進化した現代のペットフードなら、きっと人間が食べても違和感を感じないのではないでしょうか。
……そこで今回は、こちらを検証してみたいと思います。
そう、ただでさえ美味しそうな最近のペットフードですが、お酒を飲む飲み会でさりげなく出せば、気付かずにパクパク食べてしまう気がするんですよね。
人間の食べ物をペットに与えることは良しとされていませんが、逆に人間がペットフードを食べれることが証明できれば、ペットと人間はさらに垣根を越えた関係を築くことができるでしょう。
人と動物の歴史に新たな1ページを作るため、さっそく検証してみたいと思います。
そんなわけで今回、ペットフードが出てくるとは知らずに、飲み会に参加してくれたのはこちらの3名。
山口:『素直で力持ち』というゴーレムみたいな性格の持ち主。言われたことをすぐ信じるので誘った。
加藤:元肉屋の店員。自分で料理もするので、ペットフードに気付く可能性が一番高い。
まきの:あまり頭がよくないため、ペットフードだと発覚してもバクバク食べ続けるんじゃないかと思って誘った。
……3人には今回の撮影を「酒を飲みながら”仕事のこだわり”を話す企画」と嘘の説明をしてあります。
ちなみに、飲み会で出すペットフードは、事前に僕が試食をしてイケそうなものだけをチョイス。
あまりにマズすぎたペットフードは、企画の趣旨から逸脱するので除外しています。
果たしてこの3人は、飲み会中にペットフードと気付くことができるのでしょうか?
ペットフード飲み会開始
そんなわけで、早速『ペットフード飲み会』がスタート。何も知らない参加者は満面の笑みで乾杯します。
乾杯~!
仕事のこだわり語り合うだなんて、結構マジメな企画だね。
何か話せることあるかな~
ちなみに、最初に忍び込ませたペットフードはこちらの3皿。序盤で紹介したお惣菜風のドックフードです。
序盤ということで、用意した中でもかなり人間寄りのものにしてみました。
みなさん、料理も遠慮せずに食べて下さいね!
やった~~!うまそ~~!!
料理を促すと、我先にとおつまみに手が伸びる食いしん坊なメンバーたち。
中でも、一番最初にペットフードに手を伸ばしたのは山口でした。
ニヤつきながら箸で取ったのは、犬用のパスタです。
当り前ですが躊躇なく口へ運びます。
(気付くのか……?)
んでも~、仕事のこだわりって何から話せばいいのよ~?
(全然気付いてないし、オネエみたいな口調になった……)
山口、気付かず。
気付かないどころか急にオネエ言葉になったので、ペットフードのせいで山口がバグった可能性はあります。
……そして、次にペットフードに手を伸ばしたのはまきの。
犬用のサイコロステーキを食べるようですが、まきのはこの前に人間用のおつまみを食べていたので、味の差でバレる可能性があるかもしれません。
うめっ
(うめーんだ……)
まきの、気付かず。
その後も、まきのは犬用のポテトサラダも食べていたので全く気付いていないようです。
そして、ふと加藤を見てみると、犬用のチキンステーキをムッシャムッシャ食べていました。
熱い仕事論を語る山口の横で、ペットフードをモリモリ食べる加藤。
自分でやっておいてアレですが、あまりにも異質な飲み会が完成されてしまいました。
もちろん企画者の僕も、怪しまれないためにペットフードを食べます。
他の参加者と違ってペットフードと知りながら食べているので、写真を見返したら顔が強張っていました。
……そして15分ほど経過。
あまりにも誰も気付かないため、このまま乗り切れるかと思っていたその時、山口がある疑問を参加者に投げかけました。
なんか、料理の味うすくない?
あ、それ僕も思いました!
やっぱり!? 薄いよね?
俺の味覚が消えたかと思って言い出せなかったけど、みんな思ってたんだ……なにこれ?
そう、山口が料理(ペットフード)の味の薄さに気付いたのです。
というのも実は、ペットフードは人間の料理よりも塩気が少なく作られているため、薄味になっているんですよね。
これはバレてしまうのか……?
と思ったら、大量の調味料を持ってきた加藤。
ハンバーグに醤油をかけ始めました。
何でかわかんないけど、減塩されてるっぽいから醤油を足せば美味しくなるんじゃない?
食ってみよ。
わはは!! メッチャ美味くなった!!
最高!!
あ、やっぱウメェ~
なんということでしょう。「味が薄い」というペットフード最大の弱点を、加藤が勝手に美味しくして解決してしまいました。
挙句の果てには、騒ぎを聞きつけた他の社員が飲み会に飛び入り参加し、ペットフードだけ食って帰っていく始末。
ペットフード最大の弱点である『味の薄さ』を打破された今、このままではもうバレようがありません。
わかんないけど、買い出しのときに『健康志向シリーズ』みたいな薄味のお惣菜を取っちゃったんじゃない?
……そうかもしれません(違うけど)
……そして案の定、ペットフードは完食されてしまいました。
最後の方には、ペットフードなのにも関わらずラスト1口になった途端に全員が食べるのを遠慮し始め、『遠慮のかたまり現象』が起きていたのがムカつきました。
もっと動物寄りのモノにしてみる
そこで、今度は先程よりも”動物寄りのペットフード”を補充してみることに。
追加のおつまみです。どんどん食べて下さい!
やったーー!!
なんか小鉢みたいのもある!
新たに追加したペットフードは2種類。こちらの猫用のチーズスライス(かに味)と、
こちらの、猫用のカツオ・ささみの切り身を……
このようにほぐして小鉢に移したモノです。
何というか、ペットフードでも小鉢に入れるだけで定食についてきそうな感じになるんですね。何の役にも立たないライフハックです。
ちなみに、食べるとフンの臭いが少なくなって適度な固さになるとのこと。おめでとうございます。
……とはいえ、先程よりも動物の食べ物にグッと近付いた分、ペットフードだとバレる可能性も格段に上がったはずです。
などと思っていると、さっそく加藤が猫用のカツオのほぐし身をパクリ。
(どうだろう……)
あれ? また味が薄い! 何かおかしくない?
(おっ!)
え? 本当に?
本当だ! え? そんなことある? 味覚が弱くなったのかな?
(さすがにバレるか…?)
じゃあ、これも味付けしちゃいましょう
(おい!!!!!!)
そして、無情にも味ぽんをかけられるキャットフード。
あ~~! ウマくなった! これよこれ! ARuFa君も食べてみ?
え~……
しぶしぶ、味ぽんをかけられたキャットフードを食べる僕。
めっちゃ美味い…
これ、ペットフードを美味しくする企画でしたっけ? 違うでしょ、「ペットフードを見抜けられるかどうか」の企画でしょ?
じゃあダメでしょ。勝手に美味しくしないでよ。
……案の定、こちらは加藤の魔改造によって完食されました。
ちなみに、もう一つのペットフードである猫用のチーズスライスは……
「そもそもがメチャクチャ美味しい」という大きな誤算があり、一瞬で食べ尽くされました。
何コレ、これ初めて食ったけどすごい美味しい!
どこに売ってるの?
……ドン・キホーテ(の、ペットコーナー)です。
今度嫁に買ってきてもらおっ!
……本来ならもっと早い段階でペットフードだということが判明する予定だったのですが、何か普通に良い飲み会になってきてしまいました。
恐らく、このままでは誰もペットフードに気付いてくれないと思うので、次に出す最後のペットフードを持ってして、ネタばらしとしたいと思います。
最後のペットフード
みなさん、最後のおつまみです。
もう最後なの~~~?
まだお腹減ってるかもな~
どうぞ。
……?
なにこれ、犬が噛むやつじゃん。
このトウモロコシも、ハムスターのペットフードじゃない?
はい。正直に言うと、皆さんには最初から……
ペットフードを食べてもらっていました。
ウケちゃった。
もっと悲鳴とかが上がるかと思ってたのに、そこそこお酒を飲んでるから、ウケちゃった。
ペットフードって、全然食べれちゃうもんなのね。
違います。あなた方が調味料を使って勝手に美味しく食べてただけです。
……でもまあ、『何か変だな』とは思ってたけどね。
味もちょっと変だったし。ちょっと生臭いってのは気付いてたわ。今思えば。
はい……なのでお詫びというか、口直しというか……
「ケーキがありま~す!」
やったーーー!!!!
どうですか~~!?
美味しい!! ありがとう!!
飲み会の後にちょうどいいわ。
うん、これはウマい。
まあ、そのケーキもペットフードですけどね!!!
犬用ですけどね!!!
お疲れ様でした。
誰も気付きませんでしたが……
結局、最後までペットフードには誰も気付きませんでしたが、こういう変わった飲み会をすると思いのほか盛り上がることがわかりました。
会社の先輩にペットフードを食わせ、信用をガタ落ちにさせたい方は、是非やってみてはいかがでしょうか?
あと、ペットフードを食べたせいか、全体的に変な酔い方になるので、そこは注意してください。
それでは、さようなら。