「クッキークリッカー」をふとした気分でやってみたら様々な新機能が追加されていてかなり面白かったので改めて紹介させていただきます

 

そもそも「クッキークリッカー」はプログラマーであるジュリアン・シーノットが2013年ごろに公開した無料のクリック&放置系ブラウザゲームで、でかいクッキーをクリックして数を増やし、稼いだクッキーを元手に自動クッキー製造施設と交換して、さらにクッキーの貯蔵数を増やしていく…というゲーム

 

単純作業ながら、丁寧なUIとユーモアたっぷりの演出などがウケて当時日本でも大ブームを巻き起こしました。今はユーザーはかなり減ってると思いますが、定期的なアップデートを重ねて、現時点でv2.019までいっております

 

 

 

 

 

 

ご覧の通り、私は久々にけっこうガッツリとハマってしまい、気がついたら約2,627頻波羅(びんばら)枚ものクッキーを焼いてしまいました。どれくらいかというと、

 

一・1

十・10

百・100

千・1,000

万・10,000

億・100,000,000

兆・1,000,000,000,000

京(けい)・10の16乗

垓(がい)・10の20乗

𥝱(じょ)・10の24乗

穣(じょう)・10の28乗

溝(こう)・10の32乗

澗(かん)・10の36乗

正(せい)・10の40乗

載(さい)・10の44乗

極(ごく)・10の48乗

恒河沙(ごうがしゃ)・10の52乗

頻波羅(びんばら)・10の56乗 ←ココ

 

ここ。もはやどのくらいの規模なのかすら分からない天文学的な数字です(恒河沙の次は阿僧祇・あそうぎかと思いきや、「頻波羅」は仏典の数詞・華厳経命数によるものだそう)。溝〜澗あたりでクッキー生産数がかなり停滞してしまって本当の苦行を味わいましたが、無の境地に達することでここまで伸ばすことができました

 

また、自動でクッキーを焼いてくれる「施設」がバリエーション豊かに揃っておりまして、それはこんな感じ(右側の数は施設の所持数で、買えば買うほど自動クッキー生産量が増えていく)

 

 

 

 

クッキーを焼いてくれる素敵なおばあちゃん「グランマ」、過去から食べられる前のクッキーを持ってきてくれる「タイムマシン」、光をクッキーに変換してくれる「プリズム」、クッキーからさらに多くのクッキーを作る「自己無限生成エンジン」など、下に行くほど高価+高生産力な多種多様の施設が目白押し。すべて700以上買いました

 

 

 

 

 

施設の数によって増えていく「CpS(クッキーパーセカンド)=施設が自動でクッキーを焼く1秒あたりの枚数」をさらに増やすアップグレードアイテムも、僭越ながらすべて解放&購入

 

 

 

 

「累計○枚のクッキーを焼く」などによって解除される実績も、かなり時間のかかる4つを残してほぼコンプリートです

 

 

今やってもアツいクッキークリッカーの様々な機能を、焼きまくった私がご紹介したいと思います(バージョン2.109時点)

 

 

 

■天国にいける

 

いきなり何を言ってるんだ?とお思いでしょうが、ここ↑が天国です。今までに焼いたクッキー、購入した施設&アップグレードアイテムをすべて0に戻すことで、天国に「昇天」することができます。今までの苦労が水の泡!?と見せかけて実は良いことだらけ

 

現世でクッキーを焼いていくと「名声レベル」が貯まっていき、昇天することでこのポイントが次の周回でCpS(施設が毎秒焼くクッキーの数)として加算されます。名声レベルが10,000あった状態で昇天したとしたら、次の周はいきなりCpSが+10,000%上乗せして再スタートできるという仕組み。いわば「強くてニューゲーム」ですね

 

さらに天国では、ここでしか買えない超オトクなアップグレードアイテムもあって、倍々ゲームでどんどこCpSが上がっていくのです。そう、失った施設もすぐに取り返せるほどに…!

 

 

 

 

ちなみに昇天すると、でかいクッキーが粉々に砕けてちょっと切ない気持ちになります

 

 

 

 

私は何度も輪廻転生を繰り返し、7,907兆レベルまでいきました。次回昇天するとさらに2,507兆プラスされる状況です。もはや前前前世の記憶もクッキーのことしかありません

 

 

 

 

余談ですが、天国で購入できるアップグレードアイテムも僭越ながらコンプ済

 

 

 

 

 

■菜園でクッキーを消費して野菜を育てられる

 

何を言ってるんだ?とお思いでしょうが、こちらが菜園です。施設「農園」のレベルを上げることでこのミニゲームが解放されて、作物の種を植えて様々な植物を育てることができます。詳細は割愛しますが野菜ごとにゲームプレイに影響を及ぼしてくれる特徴があるため、育てておいて損はありません

 

また、最初は小麦からスタートし、栽培を繰り返すことで低確率で様々な新種が発見され、それらの交配を地道に続ければ気が遠くなるほどの超低確率で新たな品種を獲得できます。私は悠久の時を経て何とか34種類すべての品種改良に成功しました

 

 

 

 

 

■神殿で様々な神様の加護を得ることができる

 

どういうこと?とお思いでしょうが、こちらが神殿。特殊スキルをもった11の神々の偶像を3つのスロットにセットすることで、様々な加護を受けることができます。クッキー焼き数が上昇するけどラッキーアイテムが出にくくなる…など、それぞれメリットとデメリットを孕んでいるのでご利用は計画的に。私のおすすめは牛の「モカルシウム 母なる聖霊」です

 

 

 

 

 

■MPを消費して魔導書による魔法が発動できる

 

いい加減にしろとお思いでしょうが、こちらが9つの魔導書。15%の確率で悪いことが起きますが、1分間施設の値段が安くなったり、ラッキーアイテムがすぐに出てきたり、ボーナスタイムが伸びたりその恩恵は様々。これは大変お世話になりますので、すぐに解放しておきましょう

 

 

 

 

 

■クッキードラゴンを育てられる

 

嘘つくな、とお思いでしょうが、育てられます。天国で「ドラゴンの焼き方」というアイテムを取ると、次の周回から「ドラゴントレーニング」が解放されます。最初はクッキーをもりもり食べさせて成長させていくのはまあ納得ですが、中盤から各施設を100個ずつ食わせる必要が出てきます。おばあちゃんや建物を食うんじゃない

 

ドラゴンを育てることでこれまたクッキー焼き数を増やしてくれるオトクな「ドラゴンオーラ」を装備することが出来ます。オススメは施設のクッキー生産量を2倍に増やしてくれる「光り輝くアパタイト」と、数十秒だけクリックによるクッキー焼き数を爆発的に増やしてくれる「翔べよドラゴン」です

 

後者の「翔べよドラゴン」が発動すると死ぬほどクリックをする必要があり、あやうく腱鞘炎になりそうだったので自動クリックソフトをインストールしてしまいました

 

 

 

 

 

■季節のイベントも良い

4月はイースター、10月はハロウィン、12月はクリスマス、2月はバレンタイン、エイプリルフールはビジネスデーと、季節のイベントもなかなか凝っていて面白いです。特にクリスマスはサンタクロースにクッキーを捧げて成長させていくというもので、

 

 

まず試験管に入ったクリスマスの結晶(このセンスもすごい)から始まり、クッキーを食べさせることでどんどんサンタらしく成長していきます(左上から右上、左下から右下にレベルアップ)。サンタの形状もレベルがあがるごとにどんどんやばくなっていき…

 

 

 

 

最終的な姿はこうなります。なんで?

 

 

 

 

■今やっても面白い

 

そんな感じでクッキークリッカーを最近やってみて新鮮に驚いたことをご紹介させていただきました。とにかく「高い中毒性」「優れたUIによる誰でも楽しめる遊びやすさ」「垣間見える独特なセンス」「無料なのに今でも精力的かつ丁寧にアップデートが続けられている」という実に素晴らしいゲームであることを再認識いたしました

 

私はこれからもクッキーを焼き続けていきます。数の概念を超越した向こう側がみたいから…。ちなみにクッキークリッカー上では「頻波羅」以上の単位表記はなく、ここから次の単位は「万頻波羅(まんびんばら)」と、頻波羅がついた状態での2周目に入るようです。すなわち、さらに焼き続ければ「億頻波羅」「兆頻波羅」、果ては「頻波羅頻波羅(びんばらびんばら)」になるということですね…

 

是非皆様もやってみてはいかがでしょうか。それではさようなら

 

 

 

>>クッキークリッカー日本語版<<

 

 

 

 

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