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お香02

 

 

お香03

 

 

 

ということでお香を作るための材料を調達に行きましょう!!!

 

 

ネットで調べてみると「ハーブ」と「アロマオイル」を買うだけです!

 

 

 

お香の作り方:贈り物に最適♪手軽に作れるアロマイノセンス

http://biyo-chikara.jp/sonota/17341

 

 

手作りお香レシピ

http://ameblo.jp/kaori-yasuragi/entry-10443920893.html

 

 

 

これらのサイトを参考に作っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

お香04

 

 

ハーブはハーブティーで大丈夫でしょう。

 

前向きの気持ちにするハーブって意味深すぎませんか?

 

闇の世界でもこの売り文句かもしれません。

 

 

 

 

 

 

お香05

 

 

オイルの香りはオレンジを選択。おれんちこい!(オレンジだけに)という意味を込めたつもりでしたが、この件については忘れてください(一刻も早く)。

 

 

 

お香の原料はLOFTさんで簡単に買うことができました!

 

レジのお姉さんも、まさかこの2つで「うんち型のお香」が作られるとは想像もつかないでしょう。

 

しかし会計の時、なぜか自分の肛門を見せつけてるような恥ずかしさがありました。

 

 

 

 

 

さあ!お香を作ろう!!!

 

 

 

 

 

お香の作り方は至って簡単です。

 

 

 

 

 

 

1.すり鉢にハーブを入れます

 

お香07

 

 

 

 

 

2.そこから棒ですり潰し、水を入れてかき混ぜます。

 

お香08

 

この時にハチミツを少量入れるといいらしいです。ハーブとオイルが混ざり合い、団子のようになってきました。

 

 

 

 

 

 

3.あとは形を整え……

 

お香09

 

より完成度を上げるためにパーツを3つに分けました。あとで3つを合体させるコアファイター作戦です!

 

 

 

これで1週間、「風通しの良い日陰」に置いて乾燥させれば……

 

 

 

 

 

 

 

お香10

 

完成! うんちのお香! 繊維質豊富ですね。健康的な食生活を送っている人のうんちもこういった状態になるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

お香11

 

あとはこのうんちの先端に火を灯せば、お香の香りに酔いしれることができるはず……。うんちがインテリアになる、その瞬間です。

 

 

 

 

 

 

 

お香12

 

 

 

なんということでしょうか!?

 

癒やしのためにうんち香を作ったはずが、部屋全体がトイレの匂いに……。

 

これでは「うんち=臭い」というイメージを払拭することができません。アロマオイルの選択にミスがあった気もしますが、やはり物事の本質を理解せず「うんち香」に手を出してはいけないのかもしれません。

 

もっとお香のことを勉強せねば……

 

 

 

 

こうなったら、お香の聖地へ行こう!!!

 

 

 

 

 

 

お香13

 

ということでやってきたのが淡路島です。

 

なんと淡路島では、お香の「工場見学」と「手作り体験」が出来るみたいです!

 

お香の工場見学って初めて聞きましたが、一体何があるのでしょうか。今回は淡路島でお香マスターとなってみせます!!

 

 

 

 

 

 

お香14

 

島へ上陸した僕の前に、お香の石碑が立ちふさがりました。

 

「ここはお香のまち、ならお前は何だ?」と心に問いかけられた気がしました。

 

 

「一体僕の存在意義はなんなのだろう……」

 

 

そう自問自答しているうちに、お香作り体験ができる「薫寿堂」さんへ到着!

 

 

 

 

 

 

お香15

 

 

イメージキャラクターのかりんちゃんがお出迎えしてくれました。これはやはりお香を燃やすと萌やすのダブルミーニングなのか……。

 

 

答えのない疑問を胸に、工場へと入ります。

 

 

 

 

 

 

 

お香16

 

スポーツドリンクまで飲み放題、こんな太っ腹なお香工場は初めて見ました。バスからここまで歩いて来たので、さっそく5杯ぐらい頂きました!!(普通にお腹壊しました)

 

 

 

 

 

 

お香17

 

ロビーには、原料がめちゃくちゃ飾っており、しかも嗅げる!人生で嗅いだことのない匂いばかりで鼻が進化しそうです。

 

マジのお香は、木の茎や幹が原料であることが多いみたいです。

 

そしていよいよ工場見学の時間がやってきました!工場の中はおばあちゃんを1000人ぐらい詰め込んだ部屋ぐらい濃厚な線香の匂いがします。

 

 

 

 

 

 

お香18

 

こちらが線香を作る機械のひとつ。これは「大きなすり鉢」みたいなもので、ここで材料をすり潰して粉にするそうです。線香の基本となる材料は「椨(たぶ)」という読めない名前の木の皮だそうです。

 

 

その粉に「粘り気を出すための水」「燃えやすくするための金属」を混ぜ合わせ、粘土状にするとのこと。なんとこの機械、1回の作業で約2万本もの線香が作れます!!

 

 

 

 

 

 

お香19

 

その粘土を別の機械で細長く切ります。蕎麦みたい。これを一定の長さに整えて段ボールの間に積み重ねます。

 

 

 

 

 

 

 

お香20

 

これを乾燥させれば線香の完成というわけですね。通常1週間かかる乾燥作業を、この工場では1日で強制乾燥させるそうです!(なぜ出来るかは教えてくれませんでした)

 

 

 

 

ここまできて気づいたんですけど、これお香じゃなくて、「線香」の工場でしたね。

 

 

 

 

 

 

お香21

 

という皆さんの罵倒が聞こえます。

 

でも聞いて下さい!!

 

「お香」と「お線香」の違いはありません! 使う用途の違いで言い方が変わるだけなので、今回の「うんちお香」っていう使い方は合ってます! 合ってるだろうが!

 

 

 

 

 

 

お香22

 

そして箱に詰めて全世界に発送されます!デリケートな商品なので、この作業は全て手作業です。線香への愛が感じられますね。

 

最近「お線香」はフランスなどでの需要が高く、日本では仏事用に使う線香をフランス人は「香り」として楽しんでいるみたいです。所変われば文化も変わりますね。

 

他にも工場の方から、うんちくを少し教えてもらいました!

 

 

 

 

 

お香23

 

 

漁師さんと線香って全くイメージがかけ離れていたんですが、意外なところで接点があるものですね。さて、続いては待ちに待った手作り体験です! 線香のことを少し分かった今なら、素晴らしいお香を作ることができそうです。

 

 

 

 

 

 

お香24

 

道具からして高級感がある……! 自宅で作った時は大違いですね。こちらの粉をすりつぶし行くと……

 

 

 

 

 

 

お香25

 

粉の中に着色料が入っており水に反応して色が変わりました! 理科の実験みたいで楽しいーーーー! 家族連れやカップルだと盛り上がりそうですね!!! (僕は1人で来てます)

 

 

 

 

 

 

 

お香26

 

棒で伸ばして粘り気を出していきます。さっきからちょいちょい蕎麦要素が見え隠れしますが、物作りって「そば打ち」と接近していくものなんでしょうか。人生一段落したおっさんが、よく自宅でそばとか打ち始めるのもそういうこと?

 

 

そして形を整えれば完成です!!!!

 

 

 

 

 

 

お香27

 

うーーーーーーーーーーん、いい!!!! この落ち着いた佇まいかつ、ポップさも合わせ持つカラー。まさに僕が目指していた「うんちインテリア」についに辿り着きました! ちなみにこのうんち香を作っている間、お香作り体験に参加している周りの誰も何の反応もしてくれなかったので、圧倒的な孤独を感じました。

 

 

 

涙を拭いて、あとは例によって1週間乾燥させれば完成です!!

 

 

 

 

 

 

 

~1週間後~

 

 

 

 

 

 

お香28

 

見てくださいこの重厚感。デヴィ夫人の豪邸にもスッと溶け込めそうな雰囲気を感じます。後ろにある旧うんち香、通称「燃えるゴミ」は気にしないで下さい。

 

 

では……点火しましょう!!!

 

 

 

 

 

 

お香29

 

シュボッ

 

 

 

 

 

 

お香30

 

 

 

お香31

 

 

 

お香32

 

 

 

 

 

(おしまい)