
んも~~~~~~

やるけども~~~~~~~

やるけどもさ~~~~~~~

ん~~~~~~~

重てェ~~~~~~!!

本当に重たい。これはマジの質量です。たぶんこれ20インチぐらいのタイヤだと思いますが、そうすると15キロぐらいはあります。15キロて。みなさんもスーパーで5キロの米とか買いますよね。あれ重いですよね。あれが3つです。あれが3つ!!? ここ、登山道ですよ!!?
加えて子タイヤもあります。子タイヤも地味に重い。ふざけやがって。なにがオモコロ特集だ。こんなもん全然おもしろくないからな。

文句言っていても帰れないので運ぶ。
重すぎて、もう、まっすぐ立てない。体の軸が傾く重さ。これ、いまから、ふつうに歩いて1時間かかった道を戻るんですか? このタイヤを抱えて? この世界は、罪もないのに罰を与えられることがあるんですか?

ひーこらひーこらタイヤを抱えてヨチヨチ歩くこと10分ほど。
天啓
転がせば、良(い)くね?

そう! タイヤとは転がるために生まれたプロダクト!
なにも抱えて歩く必要はございません。この形状を活かして転がしていけばよいのです。そしたらもう、楽勝ジャン!

ということでゆっくり転がしてみる。スピードが出すぎないようにコントロールしつつ、散歩させるときの犬ぐらいの距離感で転がしていく。平坦な道ではないのでまっすぐは進まないものの、常に自分の腕の届く範囲にキープして歩けばけっこう安定する。やった!!! 大成功!!! このままどんどん進もう!!

しかし調子にのって転がしすぎると…

あっ!!

ヤバイ!!!

そっちじゃないって!!!!

あーーーっっっ!!!!


もーーーっっ!!

このとき私の脳裏に浮かんだのは「スーファミのドンキーコングにこんなステージあったわ」でした。みなさん知らないと思いますが、スーファミのドンキーコングにタイヤを運ぶステージがあるんです。私はそのステージのことを25年ぶりに思い出しています、この瞬間。

タイヤが一度オフロードに落ちると本当に大変です。ただでさえ質量の塊であるタイヤ、これを登山道に引き上げるのには全身の筋肉を必要とします。


みなさん、15キロの塊を持って急坂を登ったことがありますか? 私はありません。ありませんでした。今日までは。
このタイヤを捨てたヤツ、絶対に許さない。

結局持つ。
両手が使えればタイヤを転がすメソッドも簡単だったと思います。しかし子タイヤのせいで片手が完全にふさがっているため、タイヤのコントロールが非常に難しい。ふざけやがって。なんで子タイヤも捨てるんだよ。1個でいいだろ。

ただでさえ重くて最悪のタイヤですが、さらに良くない特徴があります。それはタイヤの内側の溝に雨水が溜まること。この内側の溝にめちゃめちゃ水と土が溜まっていました。つまり不法投棄されたタイヤを運ぶと泥だらけになります。
ここまでの道のりでノースフェイスのジャケットもズボンも泥だらけです。最悪だ~

んも~ しんどい。ちょっと休憩させてください。

ここまでデカいタイヤだと椅子になって便利ですね(良いとこ探し)。

水うめ~

行きはだいたい1時間ほどの行程でしたが、帰りは倍の2時間かかりました。たった3時間ですが、ここまで過酷な登山はちょっと記憶にありません。登山ってなるべく軽くして行くもんですからね。タイヤを2本持って行くやつはいません。

あらためてですが、タイヤでかくありませんか?

帰りにも別のヒミズがいました。凶兆だったのかもしれません。

ともあれなんとか登山道入口まで帰ってきました!!
やったーー!!!

本当につかれた。

全身泥だらけだし。

しかしこれで終わりではありません。私はこれからこのタイヤを処分しに行く必要があります。
最初は市のゴミ処理場みたいなところに持って行けばいいのかと思っていましたが、タイヤはゴミの区分が特殊らしく行政では回収していないそうです。なので車屋さんやタイヤ屋さんに行ってお願いする必要があるらしい。
私もタイヤ屋さんに『タイヤを買いに行く』ことはありますが、『タイヤを捨てに行く』なんて経験はないのですんなり回収してもらえるのかどうかすらよくわかりません。
とりあえずよくお世話になっているイエローハットに連絡してみたところ、意外にもすんなり「処分費をいただければ回収できますよ!」と快活な返事をもらえました。

ということでやってきましたイエローハット。

一本につき処分費用330円で回収してくれました。思っていたよりも安い。ありがとうイエローハット! またこういう機会があればお願いします!!
さて、タイヤの処分が完了したところでタイマーストップです。おつかれさまでした。

今回あらためて『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』について調べてみたところ、不法投棄をすると『5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科される』とのことでした。ここまで重いリスクを負ってまで不法投棄をするぐらいだからタイヤの処分ってめちゃくちゃ大変なのかも、と思いましたが、実際はタイヤの処分にかかる費用は300円でした。
遠くの山中まで行って、しかも逮捕されるリスクを負ってまで不法投棄するぐらいなら、近くのタイヤ屋さんに行って処分してもらうほうがよっぽど簡単で安いと思います。単純に、山に行くまでのガソリン代で300円以上かかります。不法投棄はぜんぜんコスパよくありません。
そして捨てられたタイヤを回収するのってめちゃくちゃ大変です。
タイヤ、とんでもなく重かったです。あんなもんを山から持ち帰るのは無理。無理です。捨てるほうは一瞬かもしれませんが、回収するほうはものすごい大変です。大変でした。このたび、大変であることがわかりました。
私はもう二度とやりたくないので、よろしくお願いしますね。
この記事を書くことで不法投棄されるタイヤが1本でも減ってくれればいいなあと思います!

以上!!!!
お疲れさまでした!!!!!

藤原 仁


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