裏S区の銘菓、裏Sクッキーです
帰ればよかったです

 

ヤマノケの山で収穫した、はい レタスはい レタスはい レタスです
レタス3つでしかないだろ

 

猿夢の駅弁です
NewDays的なものがあるのか

 

リンフォンのアナグラム好きの彼女が愛用してるアルファベットのやつです
リンフォンのアナグラム好きの彼女が愛用してるアルファベットのやつかぁ

 

ゴミに出されてたリンフォンです
リンフォンかぁ

 

正直なところ、TEZEMAの蒐集物はどんな零細オカルト雑誌であっても取り上げられないような胡乱な素人工作のようにしか見えない。
よしんばリンフォンがホンモノだったとしても、それは変わらないだろう。リンフォンの哀しき現状である。

TEZEMAさん、次で最後のようですね
いえ、私のコレクションは先ほどのリンフォンで最後ですが
え? じゃあ、これは……?

この、旧ドラえもんのアドトラックのトミカは……?

そう問うと、彼は私の肩越しにどこかを見やり、鈴の奥の目を細めた。

質問を返しますが、先ほどからあなたの背後に立つ『それ』こそ、いったい何なのでしょう
え?

 

 

振り返るとそこには、
愛染惣右介の最弱形態みたいなやつがいた

 

TEZEMAさん、この殺人シェフとお友達ですか
いいえ、知らない人です。このような事態でこそ、状況を冷静に分析しなければなりません

覚えのない蒐集物、ドラえもんのアドトラック、音もなく現れた怪人……

あの怪人の、顔

ジャイアン
Fabulous!
びっくりした
一堂に会した私の洒落怖おみやげが、どうやらここに『本当の怪異』を招いてしまったようです……
とするとこいつの正体は……

ジャイアン・ザ・スケアリーアイ
今の何ですか
奴の正体は、ジャイアンの目が怖いという思いが形を成した怪異、ジャイアン・ザ・スケアリーアイです
そういうのがいるんですか
そういうのがいます

 

うおヤバい! 
ジャイアン・ザ・スケアリーアイが、絶対に今から攻撃するだろって感じのポーズを取っています!!
仕方がありませんね。手荒な真似は、したくなかったのですが……

TEZEMAは音もなく立ち上がり、ジャイアン・ザ・スケアリーアイに手をかざした。

あの、いったい何を、

破ぁ!!!!!!!!!!!


一瞬のことだった。
警察を微塵も恐れていないひと特有の大声とともに放たれたTEZEMAの破壊光線が、
ジャイアン・ザ・スケアリーアイを消し炭にしたのだ!

そして後には、『ジャイアンという概念』のみが残っていた。

 

TEZEMAさん、あなたは……何者なんですか
お寺に生まれた。それだけですよ。
……ライターさん、今日は楽しかった。親愛のあかしにこれを。では、さようなら

TEZEMAは私に茶封筒を渡すと家を出て行った。彼の家なのに、だ。


封筒の中身は、くねくねが剣に巻き付いたキーホルダーだった。

寺生まれってスゴイ。改めてそう思った。

 

〜寺生まれのTEZEMA〜 おわり

 

(追記)

後日、完成した原稿を編集長に見せたところ、すみっこの方に連れて行かれてタコ殴りとなった。

中年の筋力ってスゴイ。改めてそう思った。