マレーシア探鳥
新婚旅行でマレーシアに行きました。
首都のクアラルンプールには大型の鳥園(バードパーク)があるのでそこへ行く。新婚旅行でも鳥を見に行くようになってしまった。俺はどうなってしまったんだ。


え?
ウソ…
ファンタジーすぎる…
この鳥はサイチョウ(Rhinoceros hornbill)。サイのようなツノがあるのでそう呼ばれています。
いくらなんでも海外の鳥すぎるだろ。

バードパークでは生きているヒクイドリも見られました!!
すげえ!! かっこいい!!
日本ではけっこう見られる場所が限られるのでマレーシアで見られてうれしかったです。本物のヒクイドリ、近くで見るとかなり怖い。中学で一番ヤバい先輩みたいな目をしている。

バードパークにいたユーモア鳥。
詳細不明。なんなんだこの鳥。

ボルネオ島でも鳥をいろいろ見ました。
ブレブレですがこれはルリカワセミ。日本のカワセミよりも体色が濃く鮮やかです。

ナンヨウショウビンです。こちらもカワセミのなかま。
日本のカワセミは手のひらサイズぐらいなんですが、それと比べるとかなりでかいです。

これはムラサキサギ(Purple heron)。
日本にはいないサギで、名前の通り色が紫がかっています。

まるでうまく撮れていませんが、野生のサイチョウも見られました!!
シロクロコサイチョウ(Oriental pied hornbill)です!!
サイチョウのなかでは小型の種類なんですがそれでもかなりでかく(羽をひろげると80cmぐらい)、飛ぶ姿は息をのむ美しさでした。
ガイドの方からは「見られるかわからないけど、見られたらラッキーだよ!」と言われていて、ほーんと思っていたんですが、とつぜん頭上に現れたときには「ヒャー!!」と、純烈を見たときのおばちゃんと同じ音を出してしまいました。本当に、すごい経験だった。

もうこの頃になると鳥のことがかなり好きになっており、野生のサイチョウが見られたことについては、正直なところかなり感動しております。俺はどうなってしまったんだ。
鳥を知ったことで、海外旅行はいままでよりもずっと楽しくなりました。野鳥を追っていていちばんうれしいのは見たことのない鳥を見られたときですが、海外旅行に行くともう、初めて見る鳥ばっかりなんです。あまりにもボーナスステージ。あまりにも濡れ手で粟。
もういまは、とにかく海外旅行に行きたくて仕方がありません。鳥を見たい。もっと俺に鳥を見させてくれ!!!
夏のジョウビタキ

日本で見られる冬鳥にジョウビタキという鳥がいます。
身近なところでよく見ることができてオレンジのカラーリングが鮮やかなので人気があります。私も好きなのでこの記事でもいっぱい写真を使ってます。ジョウビタキを見かけると冬が来たな~って感じがしますね!

なんか、夏に、ジョウビタキがいるんですけど。

日本では観察できないはずの幼鳥もいるんですけど。
地球、狂った???
夏に冬鳥がいるというのはありえないことです。「野沢直子が日本のテレビに出ている」みたいなノリで起きることではありません。夏にジョウビタキの幼鳥を見たときは本当にビックリして世界がバグったのかと思いました。
「どういうこと???」と思って調べてみて初めて知ったのですが、なんとジョウビタキは日本の限られた一部の地域で越夏(越冬の逆)することがあるそうなのです。その『限られた一部の地域』が私の生活圏である八ヶ岳周辺。ほえ~ そんなことがあるんスね。

これは冬のジョウビタキ
2年間のベストショットかも
『夏にジョウビタキを見かけて腰を抜かす』
この企画を始める前であれば夏にジョウビタキが目の前をパタパタと飛ぼうが何も感じなかったはずですが、いまではこのおもしろさがわかるようになりました。
自分が知らないだけで、この世っておもしろいものがたくさんあってウケますね。
図鑑に載っている野鳥171種、2年かけて探したらどれだけ見つけられるか
2023年9月から企画を開始して早2年が過ぎました。

コルリ

アオバト

アカゲラ
2年間
いろんな山に行き、いろんな湖に行き
登り、走り、待ち、待ち、待ち
寒さに耐え、暑さに耐え
2年間
さあ、私は何種類の鳥を見ることができたんでしょうか!?
74種
74 / 171
す、
すくなくねえ?
まず言わせてください。
がんばりました。
私は、がんばりました。
そのうえで、なぜ74種類しか見られていないのかを分析します。
① 海鳥を見られていない
私が住んでいるのは山梨県で海がありません。海のエリアにしかいないカモメの仲間やカモの仲間はことごとく取りこぼしており、これがけっこう数に影響しています。
海まで鳥を探しに行ったこともあるのですが1、2回行ったぐらいでは成果はたかが知れており、あんまり意味がなかったです。これが敗因①。
② けっこう身近じゃない鳥が図鑑に載っている
『図鑑の役割として載せる必要性は高いが、実際に観測することはかなり難しい鳥』というのがけっこういます。
たとえばフクロウ、ヤマセミ、コマドリ、ヤマドリなどですね。メジャーな鳥だけど実際に観測する難易度は高い鳥。ここらへんも何回かチャレンジしたことがあるのですが、本当に過酷だったので諦めました。
ヤマセミを見るために4時に起きて車で2時間かかる山奥のスポットに3回ぐらい行ったこともあります。結果、ヤマセミは見られてません。これはつらかった。つらかったです。

ルリビタキ
ほかにも『夏鳥、マジで目視できない』『猛禽、いない』などの敗因が挙げられますが、とにかく、図鑑を埋めるのは簡単ではありませんでした。
でも、本当にがんばったんです。それだけは信じてください。
おわりに
おわってません。
おわってませんが、一旦おわりです。ありがとうございました。
大変でしたが、鳥を追うのは楽しかったです。日本にはこんなにたくさんの野鳥がいるんですね。この企画を始めるまえは『ハト』『カラス』『スズメ』しか知りませんでしたが、あたらしい鳥を一匹覚えるごとに世界が拡張していくようでおもしろかったです。

アトリ

オオバン
鳥って、興味を向けないとまったく認識することができません。
しかし意識するだけでいろんな鳥が見えてきます。山奥に行かなくても、近くの公園に行くだけでイカルやオオバンやアトリなどのかわいい鳥を見ることができます。

クロツグミ
外を歩いていると、季節ごとにいろんなさえずりが聞こえてきます。
鳥の鳴き声なんてすべて同じだと思っていましたが、いまではヒバリのさえずりに春を感じ、クロツグミのさえずりに夏を感じます。
姿は見えなくても、そこになんの鳥がいるのかわかる。私はそれだけでけっこう、しあわせを感じることができます。

ゴシキドリ
あと、鳥を知ったことで海外旅行はものすごく楽しくなりました!
ホテルのまわりを歩くだけで知らない鳥がいっぱいいて、ものすごくワクワクします。これはマジで得です。マレーシアめちゃめちゃ楽しかった。たのしかったな~~~
海外旅行が好きな方、海外出張が多い方、野鳥観察、おすすめです。得です。

オオルリ
総じて、たのしかったです。
大変でしたが、鳥を探すのはたのしかった。
2年間で74種類しか見られませんでしたが、裏を返せばまだまだ見たことのない鳥がたくさんいるということなので、それらを見ることを楽しみにこれから生きていこうと思います。
ありがとうございました。
これを読んで、すこしでも野鳥に興味が湧いたら幸いです。

藤原 仁







