みなさんはLINEを使ってますか?
僕はとある事情により、使い始めてすぐLINEのアプリを削除しました。
まずは、その「とある事情」から説明させてください。
LINEの「友だち」
LINEを始めたときにめちゃくちゃビビったんですけど、
LINEって、電話帳に登録されてる人が自動で「友だち」に追加されるんですよね。
僕の場合は、大して仲良くない学生時代の友だちや、昔住んでたアパートの不動産屋の担当者、挙句には誰なのかさっぱりわからない人まで追加される始末でした!
「気まずいなぁ……」
そう思いながら更に確認してみると、5年前に飲み会で知り合った斉藤さんが出てきたではありませんか。
斉藤さんとは飲み会のあと一度も連絡をとってないけど、貸してもらった本は現在も僕が持っています。まるで自分の所有物のように友だちに貸したりしています。
……勘の鋭い人ならもうお分かりでしょう。
そうです! そうなんです!!
僕がLINEをやめたとある事情とは……
借りパクした斉藤さんがLINEをやってて気まずかったからなんです!!!
LINEを再開したいが…
というわけで、LINEをやめたんですけど最近またやりたくなってきました。
だって、LINEを通して女性と知り合い、会う約束をし、遊びに行き、最終的にLINE(Love is Never End)な関係になりたいじゃないですか。
そんなシンプルな動機からLINE再開を決意した僕ですが、やめた原因である「斉藤さんの借りパク問題」が立ちはだかります。この問題を解消するのが先決のようです。
5時間ほど悩んだ末、
借りパクした本を返しに行こう!
ということになりました。
俺だよ、俺!
返す日を決めるため、斉藤さんに電話。
なかなか出てくれませんでしたが、やっと電話がつながり……
もしもし! 夜分遅くにすいません! |
……誰ですか? |
5年くらい前に坂本慎太郎の本を借りた者です! 新宿で飲み会やったときに貸してもらったんだけど、覚えてないですか? |
……ああ。貸したのは覚えてます。でもごめんなさい。アナタのことはあまり覚えてないです。 |
僕のことは覚えてないし、電話番号も登録されてないとのこと……ヒドい!!
でも本当にヒドいのは借りパクした僕のほうなのでしょーがないですね。
「その本、あなたに差し上げます!」
そう言われれば万々歳だったんですが、
返してほしいそうなので会う約束をし、電話を切りました。
僕のお気に入りの本ともこれでお別れです。
いざ、謝罪へ!
2013年2月20日。都内某所。
「斉藤さんは巨乳だったかもしれない」などと記憶を辿りながら待つこと数分。
待ち合わせ場所に斉藤さんは現れました。
誠意が伝わったのか、ちっとも怒ってない様子。
近くの居酒屋で少しお話しすることに。
なんで今まで返してくれなかったんですか? |
「……すいません」
なつかしいなぁ、コレ。 |
この本だけでしたっけ!? |
……それだけですよ。 |
……なんで裸なの? |
いや、暑かったから!
もしよければ一緒に脱ぎましょう!! 確認したいこともありますしっ!!! |
何はともあれ、これで借りパク問題は解消しました!
LINEを始めるぞ―――――っ!!!
ブロックされた?
後日、LINEで斉藤さんにメールしたんですが返信がありません。
オモコロライターの永田さんにそのことを話すと、
「ブロックされてるんじゃない?」とのこと。
ブロックすればLINEの電話やメールを拒否できるのだそう。
ブロックされても自分が送ったメールは画面に表示されますが、
相手側には表示されません。一方的にメールしてる感じになります。
借りパクはクソ最低な行為である
読者のみなさんの中にも、
借りパククソ野郎がきっといることでしょう。
借りたら返す、これは人間道徳の基本です!
僕を見習ってください!
今すぐ返しに行きましょう! 心が洗われますよ!!!
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この本だけでしたっけ!? 他にも貸してる気がするんですけど。 |
……それだけですよ。 |
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