結果発表

応募総数1043本!

大台の1000作品を超える応募がありました「オモコロ杯2025」。前人未到のとてつもない量の作品を審査員一同が読んでいたため、審査にすっかり時間がかかってしまいましたが、このたび入選作品含む全ての賞が決定いたしましたので、発表させていただきます。発表前に最優秀賞について一言、説明させていただきます。

2022年、2023年と「他を突き放して面白かった」という評価の作品を決定することができず、2022年は2作、2023年は3作と「最優秀賞」を「優秀賞」に変えて発表させていただきましたが……

そうなんです!!!!!

2025年のオモコロ杯でもまたしても同じ事態が起きてしまいました!!!!!!!

「やっぱりなぁ」と思ってしまった方がいたら申し訳ございません。「最優秀賞、決めなきゃダメだろ! なんかふんわりするだろ!」と審査会で胸ぐらをつかみ合いながら喧々諤々の議論を尽くしたものの、やはり最後に残った3つの作品に面白さの優劣をつけることができず、今年のオモコロ杯でも「最優秀賞」を「3つの優秀賞」に分割して、応募者の方にお送りさせていただきます。これを見慣れた光景にしてはいけない、そういう気持ちだけは毎回確実にあります。信じてください。

さて、こちらのサイトでは3つの優秀賞の発表の後、「漫画賞」「アイディア賞」「技術賞」「特別賞」の各部門賞と入選作品を挙げさせていただきます。いずれも熱量のこもった素晴らしい作品になっておりますので、読者の皆様もぜひゆっくりお楽しみください。

今回のオモコロ杯は賞に選ばれた作品だけでなく、入選作品や入選に至らなかった作品までが読み物として非常に完成度が高く、途中で結論を投げっぱなすような記事や、日記・ブログの断片を送ってくる参加者がほぼ見られなかったのが印象的でした。オモコロ的なWeb記事という文化のフォーマットは、もうかなり皆さんの中にインストールされているのだなと、ありがたい気持ちになりました。次代のオモコロではこれをまた、どうぶち壊すかという視点が重要になってくるのだろう、そんな予感を感じながら、松屋にうまトマハンバーグを食べに行ったら「人気が爆発し過ぎて、今日から15時〜0時の限定提供になる」とのことで食べることができず、キムカル丼を食べました(2025年・夏の瞬間的なうまトマハンバーグの異常流行の空気をここに残しておきたい、これもまたweb記事が担える重要な役目でしょう)。

1043本の応募のうち、この場で触れられる記事はほんの一部となりますが、応募していただいた皆様、誠にありがとうございました!それでは、オモコロ杯2025の結果発表です!スクロールをどうぞ!

優秀賞

審査員コメント

動きのあるアイディアを沈着冷静な手さばきで配置していく、端正な打ち筋を感じる記事でした。作る過程で面白いシーンがたくさん撮れていそうなのに、ここまで抑制を効かせていて、かつ楽しさも維持できているのはお見事です!
まず凄いのが情報の取捨選択が上手でメチャ読みやすかった点です!工作系の記事は作る過程も書きたくなっちゃうものですが、そこを我慢して省略し見せるべきトロの部分を厚く書いてるのが最高でした(地味にレーザーカッターとか使ってるのに)!そのおかげでちょっと飛躍したアイデアの記事でも読み進めることができるので、力が抜けているようでちゃんと整ってる最高の記事だと思います!
記事を書く前から「こういう光景が広がっていたら面白いんじゃないか!?」というイメージ作りをかなりしっかりやってらっしゃったんじゃないかと思います。とにかく引き算がうまく、このテーマから手を伸ばして届くおもしろさを、ギュッッ! と握りしめることに全力が注がれている感じがして、読んでいて心地よかったです! ジグソーパズルに絵とか描かなかったこと、実はかなり凄いことだと思います。
画作り・テキストの力・読解に寄り添う配慮・雰囲気作りなどなど、あらゆるステータスがものすごく高い!なのに、欲張らず、語りすぎず、隅々まで整えられたスマートな読み味に感服しました!このサイズ感に収めるセンスも素晴らしいし、このサイズ感で楽しませきった技量もすごいです。今回のオモコロ杯の中で一番「この人が次に書くものが読みたい」と思わせる記事でした。
とにかく、爽やかで気持ちの良い読後感でした! やってることは「くだらないことを全力で」系だと思うのですが、それを表現するためにいっさい手を抜いていないのが伝わってきましたし、細部に”読者を掴み続ける工夫”が光る真摯な記事だと思います。
オモコロ杯2025 優秀賞
作:鳥角 三竜(とりけら とぷす)

審査員コメント

映画とかでよく「いったんなんの情報も入れずに観て!」という紹介があると思うのですが、この記事はまさしくそれでした。読後の感情が、ずっと暴風域のなかにある!
読んでいる間、恐らく執筆者の狙い通りに心を動かされ、途中何度か声をあげながら、最後の最後まで読み終えました。画像とテキストだけで人の心をこれほど如意に操ることができるのは、確かな技術がそこにあるからだと思います。内容については言わずもがな。優秀賞にふさわしいです。
かまどさんがすごい推してて、その勢いに気圧された部分もあります。内容に関しては「バ~カ野郎」と言わせてください。このテーマに不釣り合いなくらい美しい海も面白かったです。
この方、かまどさんがすごい推してました。一見するとオチのくだらなさに「何なんだよ」と思う記事なのですが、実家の写真の「実家じゃなさそうさ」や、親のシャツの柄とかの不必要な周辺情報によって、独特なリアルさが出てるのがよかったです!
「なんなんだよ」という内容の割に、妙に叙情性やカメラワークへのこだわりがあり、うっかり生の喜びを感じてしまいそうな巧みな演出力が光ります。こうした理解不能なモチベーションに支えられた記事こそ、インターネットには必要だと切に感じます。
オモコロ杯2025 優秀賞
作:うらみち

審査員コメント

見出したおじいちゃんの姿を、フォントの種類で発展させるのがめちゃくちゃ楽しい。小さな発見を味わい尽くす“しつこさ”こそが、面白さの源泉なのかもしれないと感じました。
最初は「???」となる共感性の低いテーマかと思いきや、ちゃんとわかりやすく説明してくれる上、面白い工夫まで凝らしているので最終的には「すげー!」となれる素敵な記事でした!!最後もテーマにそったオチだし、「優」秀賞を取るにふさわしい記事だと思います!
読者が「あっ、ほんとだ! おもしろ~」と思って満足してからも「いや、ここにはまだまだ何かが眠っている!」と掘削を続ける姿勢が素晴らしいなと思いました。この記事を読んでしまったら、もう「優」の看板におじいちゃんを見出さずに入られない。小規模ながら他人の人生を変えてしまう記事だと思います。
こういうワンアイデアを起点にした記事は、途中で書くことがなくなってこじんまりとしちゃったり、無理やり展開を作ろうとしてナンセンスな方向に発散したり……と、アイデアを活かしきらない形に陥りがちなんですが、この方はお手本のような拡げ方をなさっていて素晴らしかったです。こちらが想定する面白さを軽やかに上回っていく工夫と気立てのよさも最高!
これは、優しい呪いをかけられる記事です。 日常の中にこのような面白みを見つけるまなざしは、本当に貴重だし尊いものだと思います。 さらにはオチが秀逸で、ここに着地できる嗅覚というかセンスが、とりわけ素晴らしかったです!

部門賞

漫画部門

最優秀漫画賞
作:尊木
尊木さんの純粋かつワイルドな面白さに嫉妬しましたし、ほぼ暴力のような笑いに完全に感服でした。 今回オモコロ杯にはじめて「漫画賞」が新設され、あらゆるジャンルの素晴らしい作品の応募が多数ありましたが、その中で「今もっともオモコロで輝くべき作品」が尊木さんの作品だったと感じています。編集部でも満場一致だったので、尊木さんのこれからの作品がとても楽しみです! 尊木さんの漫画の常識にとらわれない感じが好きだったので、三猿の置物を贈呈します。これからも常識を「見ざる」、「言わざる」、「聞かざる」な漫画を期待しています! 最優秀漫画賞 賞品
単純にひとつひとつの4コマがめちゃくちゃおもしろい! しかも技の引き出しが多いのがすごいです。自分の中に持っているユーモアのパターンって趣味嗜好も影響してある程度定まってくるもんだと思うのですが、一人の頭の中からここまでいろんな角度のユーモアを取り出せるのは稀だと思います。

漫画部門 入選作品

漫画賞 入選
作:ヤツモエ
こういう魅せる力がある作品大好きです!漫画としてのクオリティがとにかく高くて、どこで描かれても通用するであろう器用で豊かな才能に、羨ましさを覚えました。 不穏な空気感の中にも思わず笑ってしまうシーンがあって、緩急のつけ方も素晴らしい作品だと思いました。
「オモコロ杯でオモコロをテーマにした作品を取り上げる」ことについて悩まなかったといえば嘘になりますが、外国人の方が日本語で描いた漫画としてのクオリティを考えると純粋に拍手を送りたいと思いましたし、オモコロへの愛に胸が熱くなりました!
漫画賞 入選
作:マー
わたしはオモコロで「サボり先輩」という4コマ漫画を連載していますが、普通に自分の席が危ないと思いました。それでも絶対に推したいくらい面白かったですし、好きな作品でした。 「さつばつ!OL日記」で、日本中を血の気でめちゃくちゃにしてほしいです!
漫画賞 入選
作:春原ハルア
すごすぎる“圧”に圧倒されながらも、読む手が止まりませんでした。というか、漫画を読んでいるというよりなにかを体験している感覚が強くて、なんか、「曲を聴いてるみたいだな」と思いました。体は止まっていても脳にどんどん情報が入ってきて、ラスサビに向かって盛り上がっていくような。このドライブ感、唯一無二だと思います!

アイデア部門

インターネットの誰もが知る「あの」画像を解体しようという反骨精神。「こういうのでいいんだよ」という風景も、見方を変えれば確かにイヤになるという実践が妙に安心感を生み、「頭脳屍人」が出てきて以降はしっかりと不安にさせられました。妙味のある記事です。
ジャブ→ジャブ→大技……という、基礎に忠実なスタイルながら、ひとつひとつのネタが面白くてよかったです。どのネタも一線を越えない範囲でしっかりイヤで「根性の曲がった人が記事を書いてくれてうれしー」と思いました。ロッツォの頭脳屍人は今後10年くらい引っ張り続けてもいいかもしれません。多量に浴びたであろう「なんかイヤ」を中和するために「やたら良い」米を贈呈いたします。おにぎりを作りまくってください。最優秀アイデア賞 賞品

アイデア部門 入選作品

アイデア賞 入選
作:silosta
えてしてこういう企画は意地が悪くなりがちなんですけど、コメントの温度感と距離のとり方がちょうど良くてバランス感覚を感じました。ちゃんと自腹で買って試してるのも良いですね。
地道な数え記事のなかでも目の付け所がいいな~と思いました。このルールを通して見る書店の風景が違って感じるところが素敵ですね。技術書がありがたい存在になるの面白いです。
アイデア賞 入選
作:まるやま
園芸店の方と、しっかりコミュニケーションをとった後に実践があるのが気持ちいい。「まぁそうか」という結果ではあるのですが、丁寧に体験が積み上げられた良記事でした。
着眼点とそれを実行する力が素晴らしいですね!速記でしか起こり得ないこともあり楽しく読めました!この題材だともっとたくさん面白いことを起こせそうな気がしますが、現状だと大半の面白を速記士の方が担っているので、主催者側も小ネタを入れたり記事の見せ方で面白を乗せるとより素敵な面白記事になると思いました!
アイデア賞 入選
作:リフレッシャーズ
意外と誰も思いつかなかった素晴らしいアイデアだと思いました!ちゃんと有識者と一緒にやってるのもすごい!エベレストと高尾山のギャップを活かした小ネタはもっと入れられると思うので、そこのボリュームも出せたら最高ですね!
写真には映らない「音」の情報を文字で活写するというありそうでなかったコンセプトで、見慣れた風景写真に新しい味がついた感覚がありました。

技術部門

スムーズな動機づけから、煌めく結果が得られるラストまで、ひと息に読めるポップな記事でした。大人になればゲームボーイアドバンスだって明るくする自由だって獲得できる。そのことが妙に嬉しく感じます。
最終的にちゃんとすごい状態にカスタムされるの最高!!これは好みかもしれませんが、こういうリアルさが大事な記事ではCGを使ったボケや画像加工での演出をするとトゥーマッチになっちゃう気がするので取捨選択をするともっと読みやすい記事になると思いました!でも素敵!ノスタルジーな気持ちを刺激してくれたおがくずさんには「小学校の先生が校庭で白線を引く時に使ってたアレ」を贈呈します。最優秀技術賞 賞品

技術部門 入選作品

今のホラー・モキュメンタリーってここまでやらないといけないのか~~!! と慄きます。大変なジャンルになってしまいましたね。ウミケムシというモチーフ、絶妙に掘られてないところを掘ってていいなと思いました。
この類のメタ表現は、ある程度見慣れたものではありますが、この方にしか表現できないものを披露しきっていて、そこに新規性を感じました。これ、漫画賞部門でもよかったのでは…?でも、技術力もたしかに感じるしなぁ…。なんにせよ、漫画とぬいぐるみ作りの2軸において、堅実な実現力を感じました。
県章というマイナーな存在を、こういう形でアツく戦わせる方法があったとは。対決がうまくいってるかというと少し疑問の余地はあるのですが、名もなき存在に光を当てる企画力、確かな技術力が光る安定の一作でした。
タイトルで想定する結果が、めちゃくちゃしっかり出来ていることに感動しました。純粋にモノ作りが巧いし、紫キャベツの色が変わった感動を一緒に味わえる臨場感があるのも良いです。細かい部分の言葉のチョイスに、もう少し独自性やキレが出るとさらに面白くなりそう。
これをちゃんと1から作る人って見たことなかったので興味深かったです!僕がこの題材で記事を書くなら作る剣にもアイデアを入れたくなって、真っ直ぐなドラゴンに剣が巻きついてる『逆ドラゴンソード』とかを作っちゃう気がするのですが、こういうのは自分が作りたいものを作るのが一番いいと思うので、U号さんの方向性も大好きです!これ書いてたら僕も作りたくなってきました!
いい企画だな〜!ビタミン剤のようなフレッシュな読み味に加え、視覚情報も豊かで華やかな記事になっていると思いました。今のままでも十分素敵なのですが、文字情報にも集中できる作りになれば、より最高だったように思います。GIF画像を多用されていますが、「読む情報」にまで動きをつけてしまうと、読者にリズムを強制しちゃうので、使うのなら「見る情報」に限った方がメリハリが効いてよかったのかも!
地道な暗記はもちろん凄いのですが、その結果世界がどう変わったかのプレゼンもめっちゃ巧いですね。「ZLボタン」というたとえ、秀逸で唸ってしまいました。
現場の楽しげな雰囲気を伝えることに高い水準で成功している記事だと思います。作り物ではない笑顔を切り取って、その場の会話を再現するのは難しいことなので、そんなやりとりを成立させる技術には光るものを感じました。ただ、「黒歴史」や「自作ゲーム」というテーマは、記事にする上で精度の高い客観視が必要になるので、相当難しい企画だったと思います。このテーマを活かし切るセンスも見たかったな〜!

特別部門

最優秀特別賞
作:ゲ云ヲ
「人それぞれだよね」で終わらせてしまいそうな「面白さ」に向き合う過程を、一旦はこうして網羅性のある形にまでまとめ上げたという偉業を称えたいと思います。それぞれの言葉が放つ面白さを、何とか他人に説明しようと奮闘している、その時間の集積が愛しい。「よろしくお願いします」がトップになった瞬間があったという話、笑いました。
「自分が面白いと思ったものを、読者にも面白いと思ってもらう」って本当に難しいことだと思うのですが、そんな隘路を最短距離で踏破していて圧倒されました。惚れ惚れするほどのストロングスタイル!文字だけで面白いと思わせるための技巧と発想が各所で光っていて、そのレパートリーも彩り豊か。個人的には優勝でもいいと思ってます。ゲ云ヲさんならびにDiscordサーバーの皆さんに、面白い言葉「ゲ」にランクインしていた「ゲタカルビ」を2kg贈呈します。最優秀特別賞 賞品

特別部門 入選作品

「佐渡ヶ島が子どもに人気」というのは聞いたことがあって半信半疑、いや、全然信じてなかったのですが、けえさんの影響力って想像以上に凄いんですね。しっかり地元の方に話を伺うことで足腰の強い記事になっていて、面白さの種を見逃さない貪欲さを感じました。
特別賞 入選
作:hakubutsukan
「漫画作品のニッチな部分に目を向けて面白がる」というのは、我々もずいぶん慣れ親しんできたユーモアではありますが、まさかこれほどニッチな視点があるとは思いませんでした。いくらなんでもくだらなすぎる。けど、これを最初に気付いた人でありたかったとも思います。
特別賞 入選
作:あわうみ
純粋に知らないことがたくさん網羅されていて、この場所や人への興味がむくむくと湧いてきました。大河ドラマを見たような読後感。
特別賞 入選
作:平田直也
そもそも僕はメモリースポーツをいうものを存じ上げなかったのですが、その「知らない世界のあるある」なのにずっと興味深く読むことができたのは、この方の文章力とあるあるのチョイスが素晴らしいからだと思いました!こういう羅列系の記事では、項目の一番最初に使う画像を生成イラストにせず、自分が撮ったオリジナルの写真にすると読者をより惹きつけられるのでオススメです!
特別賞 入選
作:あったか毛布
新奇性は薄いものの、共感性の高いテーマを確実にやり抜いてくれる嬉しさがありました。もう少し意外性のある切り口があればもっと耳目を引く記事が書けそうな方です。
特別賞 入選
作:アメイジング☆どすえ
不思議と惹きつけられた記事です。一見すると内輪で盛り上がってるだけの記事にも見えるんですが、読む方もなぜかその内輪のなかに参入してるような…なんだかこちらまで楽しくなってしまう妙な多幸感があり、そこに無視できない魅力を感じました。たまにショート動画で回ってくる高校生がゲラゲラ笑っている教室の動画を彷彿とさせます。「守りたい、この笑顔」ってコメントされてそうだ。
なんということのない話ではあるのですが、それを気づいた「場所」と紐づけたことで一気にドラマが生じた気がします。知識だけでなく「あれ、そういうこと!?」となった瞬間の興奮も伝えてくれるのは嬉しい!
実は私も全く同じことをやろうとしていた時期があったのですが、バカみたいにお金がなくなるので断念したことがあります。なので成仏した気持ちです。しかも良い記事。ライバルの存在が記事をスリリングにしてくれてると思います。お金はやっぱりバカみたいに使う羽目になるんですね。お疲れ様でした。
特別賞 入選
作:ソーセージ姉さん
オモコロ杯の結果発表の前に、すでに全国区の存在となってしまったソーセージ姉さん。もはやこの場でどれだけリスペクトしても足りない努力量とフロンティアスピリッツ。日本発のソーセージ神話はすでに始まっている。
誰もが一度は考えることをちゃんとプロの人を巻き込んで、大規模でやるのはすごい最高なことだと思います!ちゃんと写真を効果的に使っているのもすごいです!この方なら小ネタの精度や共感度ももう少し上げれると思うので、そうなるとより最高な記事になるかと思いました!
なんて愚直な記事!こういうひたむきな記事は大好きです。少しずつノウハウが溜まっていくのもこういう記事ならではの嬉しさがありました。椎間板ヘルニア明けにやってるのも面白かったです!
最初タイトル読んで「どういうこと???」と思ってわけわかんなかったのですが、徹頭徹尾「心の問題」に向き合っていて、自分の体験であるかのような緊張感とともに読み進めることができました。最後のカタルシスも良かったです。
特別賞 入選
作:キーラ
読む前と後で何も変わらないし、こちらもそれを承知している。なのに、まんまと「なんか分かりそうかも…」と思わされて、その都度突き落とされる。なんだか口先だけで「たかい たかい」をされてるような実態のない楽しさがありました。本当にムダな記事なんですが、この思いつきが持つ面白さを記事で再現するのは、そうそうできることじゃないとも思います。
特別賞 入選
作:大室漸山陣
「見た夢をお菓子にされてもなぁ…」と最初は思っていたのですが、完成品が「意外によくできている」ことがどんどん面白くなってきて、最後の作品を見た瞬間には思わず「すごい!」と立ち上がりかけました。この正体不明の熱量、宝石だ。
特別賞 入選
作:笛内
記事テーマも文体も、決して間口が広いとは言えないかもしれませんが、「硬質な文体」×「ユーモア」のかけ算を達成できるのは稀有なスキルだと思います。専門性の高い知識は、(今はまだ)一部の人だけが知る面白さでしょうが、それを多くの人に伝えることができる可能性を、このライターさんに感じました。
特別賞 入選
作:ねむる
この撮影に遭遇したら蒸しパンとかを差し入れしたい、そう思えるような優しい記事でした。これからもずっとこういう記事を書いてほしいです。

審査員

審査委員長、オモコロ編集長
原宿
2012年からオモコロの二代目編集長に就任。以来、口内炎の治りをスピードアップさせることだけを目標に編集道を追求し、2020年には家にあった全ての洗いごぼうをもう一度汚すことに成功、今に至る。ドトールの一番狭い席でしか打ち合わせをしないことで有名。
オモコロライター
ARuFa
オモコロ編集部に所属するWEBライター。誰よりも早く出勤して他社員のPCを水洗いする勤勉さのみならず、排便時にはうんこに84円切手を貼ってから流すという生真面目さも持ち合わせている。春になると水辺に大量の卵を産み、その生涯を終える。
オモコロライター
ダ・ヴィンチ・恐山
オモコロ編集部員であり令和最初のドアノブ少女。カリメロの名前が咄嗟に出てこず「カラビナ」と言ってしまったが「頭に殻をつけたひよこなんだから殻雛だろ」と頑なに主張を曲げず最高裁までもつれ込み敗訴。7日間の社会奉仕活動を条件に釈放された。
オモコロブロス編集長
かまど
オモコロの兄弟メディア「オモコロブロス」の編集長を務める双子の狒々。もともとは人里に降りて作物を食い荒らす害獣だったが、ある日「もしも木星が月の距離にあったら地球からはこう見える」というショート動画を視聴し、その認知ストレスに適応するために高い知能を獲得した。肉は臭みが強く、食用には向かない。
オモコロライター、漫画家
地球のお魚ぽんちゃん
東京都出身のギャグ漫画家。オモコロでは4コマ漫画「サボり先輩」を連載。代表作に 『霧尾ファンクラブ』、『男子高校生とふれあう方法』など。『霧尾ファンクラブ』は4月2日の深夜から日本テレビ系全国ネットで実写ドラマがスタートする。ペンネームが変。