
こんにちは。ライターの鬼谷(おにや)です。
私、このたび……


気象予報士になりました!
すげー!!(すごいよな!?)
すごいと思うので、今日は気象予報士という資格やその試験についてお話しします!
気象予報士とは
気象予報士とは気象業務法に基づいた資格で、予報業務のための気象の予想を行うことができる者のことをいいます。天気予報を業務として行う際には気象予報士が予想をしなければいけないということです。
気象に関する知識や気象データを利用する能力などを測る気象予報士試験に合格し、気象庁長官の登録を受けると気象予報士になることができます。
いわゆる国家資格ということになります。国家資格とは何かについて文部科学省のHPを見てみたらこう書いてありました。
国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。
社会からの信頼性は高いんだ、俺って……。(シンジくん、国家資格をとりなさい)
試験の出題内容

気象予報士試験は、マークシート式の学科試験2科目と記述式の実技試験という3つの科目に分かれており、すべてで合格の判定を得ると試験クリアとなります!
予報業務に関する一般知識(通称・学科一般)
【出題内容】大気の構造、大気の熱力学、降水過程、大気における放射、大気の力学、気象現象、気候の変動、気象業務法その他の気象業務に関する法規
気象に関連する科学的な基礎知識と法律の知識を問う科目です。どのように地球が温められ、風が吹き、雲ができ、雨が降るのか……といった、ざっくり言うと熱と水と空気の移動の話をミクロからマクロまで扱います。
マークシート形式で15問出題され、11問正解すると合格です。受験者の得点状況によっては合格ラインが10点や9点に調整されることもあります。
太陽、地球、空気、水、海などに関することを幅広く覚える必要があり、計算問題もいくつかあります。たとえば「空気中において窒素・酸素・アルゴンが占める体積比」「ある空気の塊が山を越えて反対側に降りたら何度になるか(フェーン現象)」などといったことも問われるので、理系で進学した人や熱心に理科科目の授業を受けていた人はもともとの知識でなんとかなる場面もあるかもしれません!
法規分野では気象業務法や災害対策基本法などに関連して、気象業務を行ううえで守るべきことや、気象庁からの通知に対してとるべき行動が問われます。法律問題はおよそ4問出題され、覚える範囲がそこまで広くない割に配分が大きいので、合格のためには絶対に落としたくない部分です。
予報業務に関する専門知識(通称・学科専門)
【出題内容】観測の成果の利用、数値予報、短期予報・中期予報、長期予報、局地予報、短時間予報、気象災害、予想の精度の評価、気象の予想の応用
天気予報のためには、まず観測によってあらゆるデータを得ることが不可欠です! そういった様々な観測データやコンピューターによって算出される数値の性質およびその使い方などについて問われるのが学科専門です。学科一般と同様にマークシート形式で15問出題され、11問(場合によって9〜10問)正解すると合格です。
学科一般の範囲も被ったり、後述の実技試験でも扱う資料についての問題が出たりするので、他科目の知識を応用して答えられる問題も多い印象です。
また、観測・解析技術は進化するものであり、データの性質・内容も変化していきます。古い参考書の情報は信用しづらい部分もあるため、ネットや気象庁の資料を利用して最新の情報を把握することが必要です。
実技試験
気象予報士の実技試験というと、テレビで見るお天気キャスターのような解説を実際に行う様子を想像されるかもしれませんが、そうではありません!
過去で実際にあった数日間について天気図などの資料を利用し、そのときの状況や今後の予想について分析する記述式の試験です。単語や数値や文章で答えたり、前線などを作図したりして答えます。
その時点で得られる情報から未来の気象を予想するため、気象予報士としての実践的な力を測るという意味で「実技試験」となっているわけです。
100点満点の問題を2つ解き、合計点が70%以上で合格となります。この基準も全体の得点状況によって60%程度まで変動することがあります。
そして実技試験の特徴として、「学科の2科目で合格していないと採点すらされない」という大きな特徴があります。これに関しては次の項目でご説明します。
試験の実施頻度・合格条件

気象予報士試験は毎年1月と8月に行われ、年2回のチャンスがあります。
その試験において上記3科目をすべてクリアすれば合格となるわけですが、そのうち学科一般・学科専門の2つはその後に実施される試験2回分まで合格判定を引き継ぐことができます! (結果発表から1年間のうちに行われる試験で「免除」という扱いになります)
つまり、以下のような形での合格も可能なわけです。
| 学科一般 | 学科専門 | 実技 | |
| 第62回 | 合格 | ✕ | ー |
| 第63回 | ◯ | 合格 | ✕ |
| 第64回 | ◯ | ◯ | 合格 |
なぜ実技は合格判定を引き継げないのかというと、前述のとおり「実技試験は学科2科目をクリアしていないとそもそも採点されない」からです。そういうルールになっています。判定を引き継げないというより、実技をクリアした時点で気象予報士試験に合格したことになるわけです。
つまり、勉強の優先度をつけるとしたらまずは学科の2科目からということになり、実技試験は最後の関門のような存在でもあります。
なお、受験料は11,400円で、学科試験をクリアしている状態だと1科目免除につき1000円安くなります。
私は第63回試験で学科一般と学科専門をクリアし、第64回試験で実技をクリアして合格しました。第64回のときには実技だけに専念して準備できる状態だったため、かなり挑みやすかったです!
合格率・受験資格

そんな気象予報士試験の合格率はおよそ5%です。
私が合格した第64回試験では5.2%でした。全国で4048人が受験し、合格者は210人だったそうです。
20人に1人しか受からないと考えると難しそうですよね……。でもこの数字はそこまで気にしなくていいのかなと思っています。
実は気象予報士試験には受験資格に関する制限というものがありません。受験料を払えば年齢や経歴を問わず誰でも受験することができます。私は第60回と第62回も受験したのですが、それぞれ「今は絶対に受からない」と確信できる学習状態でありながらも場馴れを兼ねて受けました。門戸の広さはもちろん良さである一方で、私のような受験スタイルも可能であるため、見かけの合格率が低くなるのは仕方ないところがあります。
それに、不合格として計算されている人の中には、学科科目で部分的に合格している人も含まれています。逆に、合格者に関しては私のように学科試験をすでにクリアしている状態で受験した人もそれなりにいるため、一発合格はなかなかハードルが高いです!
……まあ、つべこべ言いつつも難しいことには違いないのですが! 数字にビビって諦める必要はないですよ!
鬼谷の勉強方法
試験勉強としては参考書を読んだり過去問題を解いたりしました!(普通!)
専門のスクールや映像授業もありますが、私は利用していません。なんとなく自分のペースで本を読むほうが性に合っているかな〜と思ったからです。
ただ、定期的な受講の機会があることによってモチベーションが維持されたり、一緒に勉強する仲間や先生の存在がいたりすることはかなり大きいと思うので、状況に応じて検討してみるのはいいと思います! 私も「誰かに相談した〜い!」と思うことはしょっちゅうありました。(そのたびに心の刀を研いだ)
本を読む
ネットにも情報はありますが、ちゃんと合格を目指すとしたら書籍を使う必要があると思います!
のちほど具体的にご紹介しますが、気象学や気象予報士試験に関する本を読んでいると、「こういう世界の話をしているのか〜」と雰囲気が分かってきます。そのうち脳内に地球と太陽を俯瞰するイメージが浮かんできて、細かい内容を理解するための地盤ができてきます。
最初から地球と太陽のイメージを持っている人は強いです!
過去問を解く

気象予報士に限らず、試験勉強は過去の問題をとにかく解きまくることが最善手だと思っています!
気象関連の本を読み慣れてくると、過去問を見たときに「言わんとしていることはわかる」ぐらいになってくるので、そしたらどんどん解くべきです。私は過去問の着手が少し遅かった自覚があり、反省しています。はじめのうちは解いて力を試すというより、「問いに対する正答を知っていく作業」のような感覚でいいかもしれません。
過去問は直近10回分まで気象予報士試験センターのHPで公開されていて、それより古いものについても個人でアーカイブして公開されているサイトがあります(著作権等に関しては個別に対応されているものと見られます)。
学科の2科目については、直近のおよそ10回分を繰り返し解いていました。学科試験はいずれもマークシート式なので印刷せずにPC画面でPDFのまま見て、紙のノートに計算や回答を書くスタイルでした。2周目で間違えたり迷ったりした問題はスクショしてnotionに専用のページを作り、答えと解説を添えて復習していました。スマホでも見られるので便利です。
実技試験では、資料に定規を当てて距離や大きさを測ったり、回答用紙に作図をしたりする必要があるため、問題用紙は印刷して解きました。この印刷代がなかなかかさむ……。コンビニでプリントすると時間がかかるし料金も最安というわけではないので、店舗型の印刷会社であるアクセアのセルフコピー機をたくさん使いました。
実技は過去20回分以上を解いたうえで2周目に入っていましたが、それがベストという手応えは特にありません! 実技も学科同様に直近10回分の繰り返しでよかったのかな〜とも思いつつ、それで受かったわけじゃないからなんとも言えず……(なんだそれ!) とにかく直近の傾向や雰囲気はしっかり把握しておく必要があるなと感じました!
解いた問題・間違えた問題の理解においては、参考書を確認したり、ネットに投稿されている解説を参照したり、後述の書籍にお世話になったりしました。
物理や数学の事前知識・計算問題について
気象予報士試験には計算問題もあります! ただ、登場する物理の単位や三角関数の基礎などを理解していれば計算の内容は基本的にシンプルな印象です。その理解が難しいんだよという話かもしれませんが……。
私は私立大学の文学部卒でがっつり文系でしたが、高校3年まで数学の授業を受けており、気象予報士試験で求められるレベルの基礎的な数学や物理の知識には触れたことがありました。この部分についても一から学習する場合はネットで検索したり専用の参考書など使ったほうがいいのかもしれませんが、私自身が正直そこまで苦手意識を持っていなかったため寄り添った意見を申し上げられずすみません!
そのうえで試験問題の特性をフラットに見た場合、実は計算問題というものは安定して得点しやすいジャンルなのではないかという感覚があります(特に学科一般)。問題の難易度を構成する要素のうち計算処理能力が何割かを占めているわけで、汎用的な計算力さえ身についていればそれ以外で要求される局所的な知識は相対的に減ります(知識量が必要な計算問題ももちろんあります)。
知識量というより、計算という作業にどれだけの慣れがあるかが重要かもしれません! 経験や得意不得意は人それぞれなので一概に言えませんが、これは数学の試験ではありませんし極端に恐れないほうがいいのではと思います! それ以外にも理解すべきことがいっぱいある……。
風呂場の日本地図

気象予報士試験では日本列島の姿を見まくるため、子ども向けの耐水性の日本地図を風呂場に貼り、入浴時に眺めていました。1年半以上続けていますが効果があったのかは分かりません。長崎県がびわの名産地であることは覚えました。
ちなみに私は独身の成人男性なので、これは一般的な光景ではありません。家に人が来て風呂を使う機会があったらどうやって言い訳しようかと考えていましたが、誰も来なかったので問題ありませんでした。(「イマジナリーキッズを育てているんです」と言おうかなと思っている)
モテたい人は貼らないほうがいいと思います。
ChatGPTは使える?
気象予報士試験の勉強内容についてChatGPTに聞いてみたこともありますが、私の感覚ではあまり望ましい回答が得られず、ほとんど使っていません。そもそも私は主に参考書を使っており、それでもChatGPTに頼るほど理解に苦しむような内容は図解とともに知りたい情報であることが多く、その相性が悪かったです。(ネットにある文字情報からの画像生成は壊滅的だった)
とはいえ、己の疑問を明文化して会話形式で情報をまとめるのは理解を進める手助けになる感覚もあったため、一人で学習している人は思考の整理のために使ってみるのもいいと思います! 使いようはきっとたくさんある!
1000時間勉強した?
気象予報士試験について検索すると「合格するまでには1000時間の勉強が必要だ」という情報も見られますが私はよく分かりません……! 勉強にかかった時間を意識していませんでした。「先週ごはん何粒食べた?」と聞かれても「粒……!?」となるように、意識する単位が違うかもという印象です。スプラトゥーンは人生で2000時間以上プレイしているという記録が残っていますが、あれは本当にめちゃめちゃめちゃめちゃ遊んだのでその半分となるとなかなかすごいですね(表現がヘタクソ)
私の場合、4年ほど前から気象予報士には興味を持ちつつ、ちゃんと勉強しようと思い立ったのはおよそ2年前で、なんだかんだで本腰入れて勉強を始められたのはおよそ1年前でした。仕事をしながら4回受験しているので決して簡単ではなかったはずですが、私はつらいという感覚をすぐに忘れてしまうタイプなので、苦労話がうまくできなくてすみません。今はとにかく「合格できてよかったー!」という感じです。でも道中は自分なりに頑張ってたと思います。勉強を始めてからSwitchには触れていません。
とにかく1000時間という数字はあまり気にしないでいいと思いますし、その数字がモチベーションになるのであればうまく使ってみるといいと思います!
飛行機に乗る

飛行機に乗って空に行くと、雲の種類や高さの違いを目の前で見られるので楽しいし勉強になります。下から見上げるのとは全然違います!
私は飛行機がすごく怖いので福岡ですら東京から新幹線で行きたいと思ってしまうほどですが、空に行く唯一の機会でもあるので旅行の際には歯を食いしばって乗ります。
アイドルマスター

今年、ゲームシリーズ「アイドルマスター」の知識を試す「アイマス検定」という公式イベントが開催され、「アイマスの面々が勉強を応援する」というコンセプトのグッズが販売されました。素晴らしいですよね。
これを机に飾っていたおかげで、私は気象予報士試験に合格できました!
というのは2割冗談ですが、実際応援してもらえることは力になりますし、「せっかく勉強するなら成果を挙げなければ幽谷霧子に顔向けできん」という踏ん張り方もできました。
好きなコンテンツに励みをもらうのはめっちゃ有効です!!!
勉強に使った書籍

こちらが気象予報士試験の勉強に使った書籍の一部です!
このほかにもたくさん購入していますが、カジュアルに手に取れるものも含めて私が厳選するとしたらこのラインナップかなと思います。正直好みや相性は分かれるところという印象はありますし、ネットで見かけた合格体験記を読んでみても使用した参考書が自分と一冊も被らない人もいました。
以下、個別に紹介いたします!
気象予報士試験 模範解答と解説
こちらは上記の画像にない参考書なのですが、大変お世話になった「気象予報士試験 模範解答と解説」シリーズです。
過去の試験について各回ごとに出版され、全ての問題が丁寧に解説されています。過去問を使った学習においては超心強い存在です。補遺として掲載される資料もその時点で最新に近い内容となり、出版頻度の高さゆえの強みがあります。
ごく個人的な事情ですが、このシリーズは私の出身大学の図書館に最新版まで全巻蔵書されており、卒業生として通いまくってめちゃめちゃ読みました。一冊3,000円弱なので買い揃えることはなかなか厳しく、これを読みまくれるのは正直かなりのアドバンテージです。ちょっとずるい環境ですが、読みまくったからこそおすすめさせてください!
上記のAmazonリンクは一例として最新版を掲載しておりますが、ご購入の際は一応吟味することをおすすめします! 例えば過去問を解いて「この回をもっと理解したい!」となった回を買うとか、試験問題の評判をネットで検索して良問とされている回を買うとか、実技で扱われるテーマがばらけるように買うとか……。とはいえ基本的には直近の回を繰り返し解くつもりで選んでみるとよいのではと思います!
気象と気候のとらえ方(マーク・デニー著、保坂直紀訳・丸善出版)
「いきなり試験勉強をしても理解できないだろうから、まずは気象全体について大局的にイメージできるようになりたいな〜」と思って最初に読んだのがこの本でした。
原著は英語の本で、物理の説明においても数式は使わずに、気象の原理や天気予報の事情などを言葉で説明してくれます。その文章にまあ無駄のないこと……。
私も最初からすらすら読めたわけではありませんが、じっくり読んでいると気象学の考え方がインストールされる感覚になります。
気象予報士を目指す人に限らず、天気や地球に関心を持つ全員に読んでもらいたいと思う一冊です。
地球規模の気象学(保坂直紀・講談社)
前述の本の訳者である保坂直紀さんの著書です。地球全体の大きな規模で起こっている大気の流れについて丁寧に説明されており、入門にもぴったりの内容だと思います。
保坂さんは東京大学大学院で海洋物理学を専攻され、東京大学で特任教授も務められた気象予報士であり、数々の書籍を出版しているサイエンスライターです。保坂さんの筆致や文章構成はとても読みやすく、著書を読むたびに私はうっとりしています。
この本は講談社ブルーバックスのシリーズで新書サイズ。持ち歩きやすく、電車でも読みやすいです! この利便性がモチベーション維持には案外大事!
ほかにもブルーバックスで気象関連の本はいろいろ出ているのでぜひチェックしてみてください!
一般気象学(小倉義光・東京大学出版会)
大学で気象学を学びはじめる人に向けて書かれた本で、基礎的な法則や理屈が数式とともに解説されています。冒頭のはしがきには「予備知識としては高等学校卒業程度の物理学と数学で十分」とあります。その予備知識が必要、とも解釈できる。
試験に合格するために数式の過程すべてを理解する必要はないのですが、受験するならぜひ目を通すべきだと思います。というのも、ここに掲載されている記述・図・表が気象予報士試験に引用されることがとても多いのです。私が受けた試験でも出てきました。
数式の難しそうな印象で敬遠してしまうという意見を見かけることもあるのですが、得点のためにも非常に重要な一冊です。
らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト(気象予報士試験受験支援会・技術評論社)
気象予報士試験の参考書として刊行されている本です。過去問の例示と併せて、試験の合格を目的とした知識が過不足なくまとめられています。
この手の参考書は何種類かあり、きっと人によって好みが分かれます。選ぶ際は書店で比べてみることをおすすめします。
また、こういった参考書は学科一般・学科専門・実技それぞれのバージョンを出していますが、刊行時期が古いものだと特に学科専門・実技の内容において現状と異なる場合があるため注意が必要です。防災気象情報の変更などもあるので、気象庁の資料を参考に最新の情報をチェックしましょう。
ニュートン別冊 天気と気象 改訂版(荒木健太郎監修・ニュートンプレス)
科学雑誌のムック本として有名なニュートン別冊の気象回です。ニュートンの特徴はなんと言っても大きい図説! 気象についてはやっぱり文章だけでなくイメージで理解したいところがありますし、図って大きい方が楽しくてわかりやすいんですよ。勉強した内容の理解にも役立ちますし、カラーイラストが多くてシンプルに面白いです!
今回紹介した書籍の中でもっともカジュアルに読めるものだと思います。テーマも小刻みに分かれているのでつまみ食い的に読むことも可能です。
まずはここから興味を持ってみるのもいいかもしれませんね!
気象予報士試験の思い出
最後に、私がこれまで受験した計4回の試験の思い出を書き記そうと思います。
第60回 成蹊大学(吉祥寺)

2023年8月に初めて受験した際の会場は吉祥寺の成蹊大学でした。
この頃は知識が全く無い状態で、今後を見据えて試しに現場の空気を知っておくか〜というつもりで受けたため結果はさっぱりでした。
それでも11,400円という決して安くない受験料を払っているわけですが、仮に試験を受けなかった場合、持て余した時間で競馬場に行って同額程度負けていた可能性もあると考えると、受験したほうが確実に有益な経験を買うことができてお得だなと考えていました。競馬をやるとそういう都合のいい思考を持てるようになるのでお得です。真似しないでください。

中華そば青葉 吉祥寺店でラーメンを食べて帰りました。
第62回 東京大学駒場キャンパス

2回目の受験は2024年8月、会場は東京大学の駒場キャンパスでした。
このときは少し勉強を始めていたもののまだまだ実力不足で、結果は学科試験で6〜7問正解ぐらいだったと思います。
「頑張れば無理ではないのかも」という手応えは掴めました。

飲食チェーン「イタリアントマト」が経営するカッフェヴィゴーレという店がキャンパス内にあったため、パスタを食べて帰りました。
そういえば先日東大の本郷キャンパスにも行ったのですが、そこにも同じくカッフェヴィゴーレが入っていました。
東大とイタトマ、デキてます。
第63回 タイム24ビル(青海)

3回目の受験は2025年1月、会場は臨海部の青海にあるビルでした。アクセスしづらい場所なので交通機関の運行状況が気がかりでしたが問題なく受験できました。
このときは学科2科目に狙いを定めており、準備できていない実技は受けずに帰りました。そういうことをしてもいいんです。
帰りの電車に乗ったら、行きの電車で私の前に座っていた人が同じ車両に乗っており、「実技諦め仲間だ」と勝手にシンパシーを抱いたのを覚えています。

この頃はちょうどフジテレビが大変なことになっており、もはやいつまであるか分かったものじゃないなと思って様子を見に行きました。
風が強かったです。

マロリーポークステーキお台場店でポークステーキを食べました。

マロリーお台場店は見晴らしがよかったです。ジョイポリスで遊んだ際に寄ってみてはいかがでしょうか?
結果、このときの試験で狙い通りに学科2科目をクリアすることができました。自己採点をしたところ一般は11点、専門は10点で、合格点はそれぞれ10点だったので結構ギリです。ギリでも合格点なんだから問題ない!!!
第64回 成蹊大学(吉祥寺)

2025年8月、4回目の受験となる会場は成蹊大学でした。初回と同じ場所です。実技のみの受験だったため昼過ぎに会場へ行きました。
案内された教室には、私と同じく学科が免除になっている者が集められていたようで、試験開始直後の雰囲気というか、動き出しの「音」が全然違いました。
実技試験では問題用紙の一部として天気図などの資料がたくさん与えられ、すべて一つの冊子にまとめられているのですが、キリトリ線がついていてばらばらに分けることができます。「分けたほうが扱いやすい」と考える人が主流で、まず皆がそれをビリビリと千切る音が鳴り響くのです。かつて「自信がないけどとりあえず受けてみる」というスタンスで受験したときの教室では、ここまでの音はしませんでした。
私は資料を千切らない派で、むしろ問題文が書かれた2ページ分だけを千切りました。たくさんの資料を千切る時間がもったいないのと、資料は資料だけの冊子としてまとまっていたほうが扱いやすかったからです。
会場の机がとても狭く、首の角度が終始きつい状態で、終わったときには寝違えたような状態になっていました。全身できびきびと動くロボットのように会場を去りました。

商店街の地下にある日高屋で、天津飯と半ラーメンのセットを食べて帰りました。
試験の手応えとしてはかなり自信がなく、それゆえこのように特別感のない普段から食べているメニューで安定を図ろうとしていた精神状態が窺えます。
しかし、2ヶ月後に届いた合否通知のハガキには合格の文字がありました。なかなか信じられませんでしたが、努力が実を結んだようです。
頑張ってよかったな〜と思いました。
これからも頑張ります!
というわけで気象予報士という資格やその試験の紹介でした! 興味を持った方はぜひ調べてみたり本を読んだりしてみてくださいね〜。
ちなみに私が気象予報士を目指したきっかけは、家族との会話において天気の話題が多かったり、洗濯物を干すために晴れの日を把握したい意識が強かったりと、生活の延長で「もうちょい詳しくなりたいな」と思ったからでした。地味っちゃ地味ですが、それぐらい普遍的に存在するのが天気というものです。
そうして始めた受験勉強を通して、以前より気象に詳しくなることができ、気象予報士にもなれたわけですが、この資格を役立てるためにはここからさらに経験を積んで勉強していかなきゃだなと強く実感します。常套句みたいだけど、マジです。もはや焦りを伴ってそう感じます。
気象の知識、気象予報士という資格は防災にも活かすことができます。せっかく重ねた努力なので、みなさんの生活に役立てられるようにこれからも頑張ります。私は社会人として世間の役に立ちたいという欲求を持つソーシャルスケベです。
そういえば……

ブルースカイというSNSがありまして、私は青空の写真を投稿して「ブルースカイ」と言うだけのことを1年半以上続けているのですが、気象予報士になったことで元々ただの冗談だったものに文脈が発生して少し恥ずかしいなと思いました。恥ずかしくはないか。それよりも「ブルースカイ」以外のことを発言しにくい状況になっていることが苦しいです。
ブルースカイ活動、結構楽しいのでおすすめですよ〜。気軽に空を見上げてみましょう。
以上、気象予報士の鬼谷でした!

鬼谷






たかや

めいと
雨穴
オモコロ編集部






