こんにちは! ライターの鬼谷です。

 

皆さんは「自分の握手会」を開催したことがありますか? 私はありません。

しかし憧れますよね、握手会! 不特定多数と握手すること自体に興味はないものの、「あの人と握手したい」と思って自分のために列を作ってくれることに憧れるというか。

てか、うん、もう正直それだけでいいな。たくさんの人が自分の前に列を作ってくれればそれで満足かもしれない。その様子を撮影して地元の友人に送って「これ東京の俺。すごくね?」と自慢すれば向こう3年ぐらいは良い気分でいられそうです。

よし。

 

自分の握手会を実施している風の写真を撮ることにします!!!

 

……とは言ったものの、握手会の風景を成立させるには私と握手する人の存在が不可欠。

 

そこで、1日単位からはたらけるスキマバイトアプリ『シェアフル』を使って、撮影に協力してくれる24名の方々を募集しました。

いきなりすいません。まず本当に24人集めちゃいました。

 

せっかく24名に集まっていただいたので、ついでに「やってみたかったけど人手が足りなくてできなかったこと」を心に秘めて生きてきた先輩ライターのかまどさんヨッピーさんにも声をかけ、夢を叶えていただきます。

「これから夢が叶う人たちの表情か?」と問われると若干不安なところはありますが、本当の幸せを掴むことができてしまう状況に直面したら誰でも緊張しますよね。

 

この記事は『シェアフル』の提供でお送りします!

 

鬼谷の握手会

まずは私の悲願である握手会の風景を撮影するため、24名に並んでいただきます。

 

列を作るスペースを確保するため、まずはテーブルと椅子の片付けから。

皆さん積極的にテキパキと動いてくださるぶん、「嘘の握手会のために協力してもらってるんだよな」と思うとめちゃくちゃ申し訳ない気持ちになりました。

 

「椅子を重ねすぎると前に倒れちゃうから、6脚ずつぐらいで分けたほうがよさそうですね」という地味なあるあるにも対応していただきつつ……

 

広くなったスペースへの整列をお願いして、準備は完了!

 


おや、そろそろ握手会が始まる時間か。どれぐらいの人が来てくれているかな……

つってもただのウェブライターの握手会に人なんて来るわけないか

まあ参加者はゼロだろうな!うん。ゼロです!とりあえず会場の広さを確認して帰ります!お疲れ様でした!

お疲れ様で……

 

嘘でしょ……?

 

みんな、鬼谷の握手会に並んでいるの……?

 

もう何から何まで茶番なのですが、恥を捨てて「ブース入りする鬼谷を暖かく迎え入れてください」とお願いしました。

お待たせしました〜!

わーーーっ!!

あ、あは……! ども……!

 

嬉しすぎて普通に照れてしまいました。「虚構でも本物の喜びを生み出すことはできる」ということを教えてくださった皆さんには感謝してもしきれません。

勢いのまま、握手会を開始します。

 

こんにちは〜!

こんにちは! あの、自分パイナップル大福という名前で……

 

えっ!パイナップル大福さん!? いつもラジオにメール送ってくれてありがとう!! 弟さんと仲良くして、受験勉強もがんばってね〜!!

あっ、僕のこと覚えてくださって……!? ありがとうございます、勉強がんばりますっ……!!

 

※すべて鬼谷の妄想です。現場でこんな会話は存在しませんでした。ラジオにメールを送ってくれるパイナップル大福さんは存在しませんし、そもそもラジオ番組がありません。

 

握手会では一人に対応できる時間に限りがあるので、退場を促す「剥がし」の役割も必須。

 

ちなみに、剥がし役もシェアフルで募集した方にお願いしています。

私はこの2名に「私とできるだけ長く握手しようとしてください」「私と長く握手しようとしている人を引き剥がしてください」と指示しました。

 

こんな撮影をしているうちに「皆さんは本当に私のファンなのかもしれない」という錯覚が生じてきており、これ以上続けたら生活に影響が出そうだったのでこのあたりでやめておきました。

夢を見させていただきありがとうございました!

 

ヨッピーのやりたいこと

先輩ライターのヨッピーさんに人手を借りてやりたいことを聞いたら「とりあえずみんなには座ってもらって、あとは自由にやらせて」と言うので、一旦自由にさせてみます。

準備できたで〜

 

どうも、オールマイティ金融アドバイザーのヨッピーです

お帰りください

 

すみません、ビジネス系のインチキおじさんが登場してしまいました。

速やかに退場していただこうと思ったのですが、「雪道でスリップした車に急ブレーキをかけるのはむしろ危険」という情報をふと思い出して、一旦泳がせることにしました。

 

本日は皆さんの資産を2倍、3倍に増やすためのマインドセットを伝えに参りました

絶対に参加してはいけないセミナーが始まってしまった

 

いかにも資産を3倍にしたそうな表情の君、前に来て

バイトで来てくれた人にそんな言い方あるかよ

 

「投資とは何か」と問われたら君はどう答える?

と、投資とは何か……?

アルバイトの方に恐怖を与えないでください

 

投資とは「リスクを恐れないこと」でしょうか……

無茶振りなのにちゃんとした回答

はいはいなるほどね

 

全然違います

笑顔でも怖いって

 

投資とは「強い心」です

生徒の答えよりあいまいだ

投資の過程では一時的に資産を手放すこともあるかもしれませんが、効果的な投資であればその資産は必ず何倍もの利益になって帰ってきます! そのリスクを恐れずに突破することこそが、投資の真髄なのです

こんな顔の奴が語る真髄に価値はない

最後は金運を招くポーズで絆を確かめましょう! せーの

 

ザックザック!!

最悪だ

みんなありがとう! いつか俺がどうしようもなくなったら本当に金融セミナーを開催して、今日の写真を実績として紹介させていただきます

そんなことはさせません

ちなみにセミナーのサイトデザインはこういう感じにしようと思ってて……

 

あっ、なに勝手に作ってんだ!!

9000兆円なんて世界中の国家予算を足しても届かないですよ

 

個人的にデザイナーさんに依頼したから流石の出来やろ?

どうしてそんなに本気なんですか?

アルバイトの方を「受講者様」にするな

 

……言うまでもありませんが、シェアフルを使って怪しいビジネスを行うのは絶対にダメです。そもそもこんなことを考えるのはヨッピーさんぐらいなので、皆さんは安心してご利用ください。

 

かまどのやりたいこと

かまどさんに「24人の力を借りられるとしたら何をやりたいですか?」と聞いたら、「ピースで星を作りたい」とのことでした。指を複数人で輪状につなげる青春っぽいやつのことです。

 

彼は普段から鏡の前でこのシミュレーションを繰り返しており、「いつかみんなで大きな一番星を作るんだい!」と口癖のように呟いているという噂も。

そんな男の夢を、みんなで叶えたろうや……!

 

まずは5人で普通の星を作ります。かまどさんはこれだけでも感無量の様子。

いいですね。でも、僕が狙うのはもっとでっかいスターなんです。ここにいる24人全員にズッ友になってもらいます

 

続いて、総勢24人での星づくりに挑みます。ところが……

すみません。もっと隣の指とくっつけていただけると……

それ以上くっつけると、バイトの方たちの腕がもげると思います

え!? そっか、手首には胴体もついてくるのか……!

 

ここでようやく、ごく当たり前の事実に気付いたかまどさん。この人数になるとキレイな星を作るどころか、指同士をくっつけることすら至難の業になるようです。

 

たまらず円の中に入り、ピースの交通整理を始めました。その眼差しはすでに星職人と呼ぶべき輝きをまとっています。

こことここをくっつけて……で、あなたはもうちょっと手前に来ていただいて……

 

ハア、ハア、これでいよいよ完成だ……!

 

これで24人分のでっかい青春の一等星が……

 

 

え? 怖ッ!!

ごめん! 何よりまず怖さが先に来た! なにこれ!? 青春にリンチされる瞬間!?

 

多すぎるピースって暴力だったんだ……

 

妙に示唆に富んだ発見をしたところで、かまどさんのチャレンジは終了。

私はこの図を見た瞬間に「敵意」という言葉が思い浮かびました。

 

解散!

以上、ライター3人のやりたいことは無事に叶えられたため最後に集合写真を撮影し、シェアフルで募集したアルバイトの皆さんにはお帰りいただきました。今日は撮影のためにいろいろなことをお願いしてしまいましたが、この写真の笑顔は本物です。

改めて、こんなくだらない撮影のために集まってくださり本当にありがとうございました!!

 

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※今回の記事では、シェアフルが企画する「超バイト」での募集によりご協力いただきました!

 

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皆さんぜひチェックしてみてくださいね〜!

 

ちなみに私は……

 

今回撮った握手会の写真をPCの壁紙に設定し、「自分は人気者である」と暗示をかけながら仕事をしようと思います。さようなら。