「ブラシリンサー」をご存知でしょうか?「グリーンスタッフワールド」という、模型などホビー製品を扱うスペインの会社が2022年に発売した筆洗いマシンです。

水が汚れたらボタンを押すとコポコポコポ…と新しい水が補充され、常にきれいな水で筆が洗えます。画期的!!!もともとプラモデルとかの塗装用に作られたものだそうです。

わたしはマンガを描いていまして、主に水彩絵の具で色を塗っています。作業スペースが狭くて仕方なくきったねえワンカップを筆洗にして絵を描いていたので、よく色を濁らせたりしておりました。

このブラシリンサーがあれば解決できるじゃん!!!

もちろん即購入しました。そして半年以上使い込んだ姿がこちら。

こんなんなっちゃった。

ネットには「便利!」「楽しい!」とか「すぐ壊れた」「水が漏れる」など様々なレビューがありますが、バリバリ使い込んだうえでのレビューはあまりないと思ったので、買ってよかったところやよくないところ、これをやると壊れる・自分なりに考えた壊れたときの対処方法などをレビューします。これから購入される方の参考になれば幸いです。

 

よかったところ

常に綺麗な水で色が塗れる

これひとつあれば常に綺麗な水で色が塗れるというのは本当にすごい。大発明。もうこれなしでの作業には戻れません。グリーンスタッフワールドさんありがとうございます!!!

何度も水を換えたり、うっすら色ついた水で一か八か色を作ってみたら案の定濁った…みたいな地獄がないのやばすぎる。プラモデルではどうかわかりませんが、自分のように何度も色を変えたり手数が多い絵を描く人にとってはこのうえない道具だと思います。

ふつう濁っちゃうから黄色とか明るい色は分けて塗るんですけど、何回でも黄色に戻れるのはマジでありがたい。

 

「溝」がいい仕事してる

地味に助かるのが皿部分の溝。

この洗濯板のような溝のおかげでしっかり筆の汚れが落ちます。

いまアマゾンでブラシリンサーを改良したギリギリコピー商品みたいな自動筆洗が売られているんですが、そっちにはこれがないんですよね。もともと金属粒子を含むメタリック顔料を洗浄するために開発されたものだからこういうのがあるんだと思います。自分のような水彩絵の具はもちろん、粘度の高い絵の具を使う人にとってもかなり嬉しい装備でしょう。

あと類似品は皿の傾斜も緩いっぽいので、水がなかなか新しくなりきらないかも。

 

逆に省スペース

わりとでかいから最初は場所とるな〜と思っていたけど、いくつもワンカップを並べていた時とスペース自体は変わらないし断然こっちのほうがいい。大きさも裏を返せば安定感があるとも言えます。そういえばワンカップよく倒して悲惨なことになってたな。

 

 

残念な部分と対策方法

壊れやすい

これは構造上のものなんで仕方ないんですが、壊れやすいというのはマジ。

水を流すボタンが皿の底の蓋をバネで引き上げることで水をせき止めていて、これを支えているのが小さいプラスチックの突起なので、何回も使っているとどうしても摩耗してしまい、留め具が引っ掛からなくなり、蓋が緩くなって水が流れ続ける…ということが起こります。

なのでわたしはここを接着してパテで埋めています。蓋を引き上げた状態で接着するのがミソ。分解はできなくなりますが、まあここを分解することはないからいいでしょという感じです。取れたらまたくっつければいいし。

 

個体差が結構あるっぽい

個体差が結構あって、ものによっては最初から水が流れっぱなしで…みたいなこともあるようです。返品交換は対応してくれると思いますが、海外の製品ですし在庫がないことも多いので時間はかかってしまいます。ストレスですね。原因がわかればある程度自分で対処したほうが早いかもしれません。

わたしが買ったやつもここがグラグラしていたので、テープを巻いて調整したところ水の勢いも緩やかになりました。水が漏れたり勢いがありすぎるという人は前述のボタンか、ここがピッタリはまっていないことが原因かも。

 

水のタンクが小さい

水のタンクが意外と小さいです。流した水を受け止める部分は500mlまでいけるそうですが、タンクは250mlしか入りません。だいたい30回流せるとのことですが、結構すぐ使い切ってしまいます。水を入れ替えるためには1回全部水を捨てないといけないので地味にめんどくさい。

そこでふとひらめきました。

タンクの上に穴開けてそこから直接水入れたらよくない?!

と思ってタンクに穴を開けたら、

水が止まらなくなってしまいました。なんか水圧とかそういう感じので水が止まっていたようです。真似しないでください。

こんなんどうしたらいいんだ…と途方に暮れていたのですが、なんとなしに今まで使っていた筆洗ワンカップを突っ込んでみたら

ぴったりハマったのでこうなりました。容量も増えてハッピー!!!

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ちなみに今はふつうに500mlのボトルが売っています。絶対にこれを追加で買った方がいい。

 

 

もの作りが楽しくなる道具

以前働いていた子ども向けの絵画教室では、絵の具で絵を描くときに水の分量を間違えてびしゃびしゃにしてしまったり、水を換えるのをめんどくさがってめちゃくちゃ濁った絵を描いていた子がよくいたものでした。

ちょうどいい量の水が出てくれるし楽しく水が換えられるし、これがあったらあの子たちももっと楽しく絵が描けてたかもな〜!!!など思いながら使っています。

人が作ったものなので造りが微妙だったりすることもあるかもしれませんが、そこも愛嬌ということで手を加えながら自分だけの道具に育てていくのももの作りの醍醐味のひとつではないでしょうか。

なお、ここで紹介した修理方法などはあくまで個人の見解ですので、実際にやるときはあくまで自己責任でよろしくお願いします!!!

 

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