思い出(想い出の可能性も微レ存……!?)と、わずかな問い。
んちゃ。
ライターのみくのしんと申します。(本名、高杉 未来之進(たかすぎみくのしん)と言いまして、そのまま実名でやらせていただいています。どんな時も気が付いてはその名前のかっこよさに「っつ、いいな…」と感動しています。名前をつけてくれた母さんありがとう。親父も)
さっそくですが、お尋ねします。
皆さんが好きな焼き肉の部位はなんですか?
理想の焼き肉って感じでテンション上がるお家焼きのフリー素材。
・カルビ(あー焼肉食べてるって感じでいいですよね)
・牛タン(独特な食感と上質な脂身からなる旨味がダントツで最高で絶品ですよね。一番好きな牛肉の部位かも)
・ハラミ(脂の少ないあっさりとした美味さがおっさんには良いよね。ロースも同じく)
・ホルモン(好みが分かれるけど、種類が多くて食感や味が違うから食べてて楽しいですよね(ハラミもホルモンってのは知ってるって!突かないでよ!))
などなど。
豪猪「その他にもトリ・ブタなんかもあるから予算や好みに合わせて楽しく選んで楽しく食べれていいよな、うん」
ちなみに僕は牛タンが一番好き。
ですが、子供の頃はそれと肩を並べるくらい骨付きカルビが大好きでした。
関口宏・リーダー
「「骨 付 き カ ル ビ 」」
こちらがその骨付きカルビ。
いわゆる骨が付いているカルビのことですね。いや、カルビに骨がついているのか?
骨の周りについている肉は確定で美味いとされているのが生き物の相場。
骨付きカルビも同じで、骨の周りについてるお肉は旨味がかなり詰まっていてすげー美味いんですよね。
馴染みのない方の為に骨にモザイクをかけました。ここが骨っす。
僕が子供の頃。お家で焼き肉を食べようって時は決まって骨付きカルビが食卓に出ていて大好きでした(骨の周りを剥がして食べるんですが、少し子供には高度で食べづらいので、親父が歯でぶるんっとやったの頂いてました。鳥の親が鳥の子供に飯を上げてるのと似ていますね(思い出し泣き(しかし、良い涙)))。
でも、なんか急に姿を見なくなったんですよ。
我が家の御用達だったお肉屋さんから突然骨付きカルビが消えたんです。
それからは当たり前のように骨付きカルビの無い生活が続き、気づいたらおじさんになってしまいました。最後に骨付きカルビを食べたのっていつだろう。
嗚呼、急に食べたい。
でも、急に食べたいと思えば急に食べれるのが大人。
嗚呼、大人。
という事で今回は、久しぶりに骨付きカルビを食べてみたいと思います。それを見ててください。
今日は、そういう日。
この記事が出るときくらい、カラッと晴れててくれよな。
骨付きカルビを食べる
ガラッ
こちらが今回通販で注文した骨付きカルビです。かなり無骨。骨付きなのに無骨。
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お値段は1kg 3,980円。100g 398円ですね。いい値段。
ただ、骨が入ってるので骨を無くすと100gあたりもっと値段が上がると思うんですが、まぁ、牛肉は高いよねって事で我慢しましょうか。骨付きカルビなんてどこにも売ってない訳ですし。
しっかりと骨が入ってることを確認。うん。骨付きカルビだ。ワクワクする。
今回はこの骨付きカルビを使ってカルビ丼を作っていきましょうかね。
それじゃあまず、解凍していきますか。
一日かけて。
冷凍のお肉の解凍方法ですが、知らない方は覚えてってください。
冷蔵庫でゆっくり解凍。これ一択です。
①電子レンジで解凍
②流水で解凍
③常温で解凍
この手の解凍方法を選ぶ方も多いかと思います。手っ取り早くて好きなタイミングで調理できますからね。
ただ、上記の3つはカスです。あえて関西弁で言わせていただきますけど、ほんまカスやで。
僕もたまにレンジなどで豚肉を適当に解凍する事もありますが、せっかく骨付きカルビを25年ぶりに食べるんですからそれは100%で食べたい。
冷凍肉を美味しく食べたい場合は絶対冷蔵庫でゆっくり解凍してください。
ーどれくらい時間かかるの?
解凍に半日〜丸一日くらいかかります。そう、これがハイパーデメリット。
なので、そういう時は解凍スタートから調理に入るまでの間、焼き肉の事をずっと考えておいてください。
You Tube見るなりして頭を焼き肉だらけにしましょう。
ーなっげ!結構面倒くさいかも…。
わかる。でも大丈夫(肩ポンっ)冷蔵庫に入れておくだけだから。
この解凍方法なら、ほぼ生肉みたいな感じで調理できるの結構嬉しいし、食べた時の「冷凍だなぁー。まぁしょうがねーか」って感じが本当にないので、一回やったらわかってくれると思います。一食即解!(食えば分かる)
ー袋から出さなくていいの?
いいよ!
でも、袋に穴が空いてたり、結露したりで、少し水が出てしまうのが嫌だなーって場合は袋ごとボールに入れて冷蔵庫に入れればOKです。
ーやってみようかな…。
ありがとう。
お家焼き肉のときとか、良い冷凍のお肉を食べる時とかでいいからさ。
〜一日後〜
それでは一日経ちました。ただ、すみません。全然お肉の口じゃない。
バッテラとか食べたい。
それでは髪の毛を整えて、いざ。
今回はカルビ丼を作るので、まずはお米を炊きます。
もう、この辺はちょっとわかんねーので、各々の判断に任せます。チンご飯でもよかろう。
さて、お肉ですが、解凍されてるんですかね。
見て!見て!
ぷにぃ〜ん
Good
全然ベチャベチャしてない。風呂上がりでしっかり体拭いた後の肌くらいの湿り。しっとりちゃんと旨味抱えてる。いい子だ……。
急速に解凍するとドリップと言われる血のみたいな赤い汁が出まくったりするんですが、あれって旨味の液なんですって。
それがまるで出てないというだけでも、ゆっくり解凍の圧勝よ。
子供の頃の骨付きカルビの味はタレ漬けだったので、今回は解凍したお肉をタレに漬け込んでいきます。
調味料などを合体させても良いんですが、知らねー味で下味がつけられても困るので、今回は僕が一番信頼している焼き肉のタレ「ジャン」を使っていきたいと思います。
ージャンじゃなくてもいいですか?
全然!もう、全然大丈夫です!
焼肉のタレの好みはもう無限なので、好きなタレに沈めちゃてください。
焼き肉のタレやご当地出汁醤油で味を競い合うの、いい加減やめようや……。本当に「世界に一つだけの花聞いた?」って思っちゃうから……。
もみもみ。
タレは少しずついれていくと余計なタレを使わずに済みますよ。
うん。いい感じ。お肉全体にタレが回ったなくらいを目安に漬け込んでください。味玉みたいにどっぽしどっぽし漬け込む必要は皆無でございます。
これを冷蔵庫に入れて20~30分くらい漬け込んでください。
ーそんでもタレ多く入れちゃった…。
それが全然大丈夫なんですよ…。
この後焼くんですけど、その時一緒にお肉と一緒にタレも入れちゃえば、牛丼でいうつゆだく的な感じでご飯にウマだれが落ちるのでそれもありなんです。ご心配なさらず…。
多くてもそれはそれでOKなんです。僕はジャンがもったいないのでギリギリで漬け込みたかっただけです。
ー今度は30分待つのか…。
ごめんよ。
でも、その間にお米とか炊いたりゲームしたりして時間つぶしてくれればって思います。例えば……。
小休憩
ご飯を作る時は頻繁に休んでください。
手際よく作る必要なんて一切無い。そんなもんはデキる人のエゴ。慣れてきたらスキマ時間をどんどん詰めていけばいいんです。
好きにしたらいい。料理なんて。
なので僕は、この時間にアボカドの種に水でもやるとするか!
よいしょっと。
シャーーーーー(この時、器も手洗いしてぬめりのようなものも取る)
おおー。根が出てきたなぁー!これ、どうする〜???
土に入れてみる?どのタイミングで?水溶栽培のままでいい?いやー土からやりたいよなー!
……。
コトッ。
それにしてもこのダイソーで買った「TORI DOKUSHO」のカップ最高だな。
最高なのにアボカドいれてんのか?って思うけど、修学旅行に持っていくコップ的だからどうしても使う機会無くてね(傾けて写真撮ったら水こぼれたので入れ直しました)。
よし。
こんな感じで時間つぶしまくってください。
料理中って気が張って立ちっぱなしじゃないと駄目みたいな雰囲気ありますけど、全然座ってもいいし横になってもいいんですよ。
wikiの「料理」の項目には書いてないけど、途中休憩も全然OK。書いたほうが良いよ。本当に。
…と、後はお肉を焼いて盛り付ければ完成ですよ。長いようですっげー簡単。
骨付きカルビ。楽しみだな。
漬け込みが終わったら肉を一斉にジュンワ〜〜〜と焼いてください。
かなりの量でビビってますか? 俺もビビってる。なんでこんなに作っちゃたんだろ。どうすんの? 晩飯でいいか。
全体に火が通る用にかなり適当に焼いていきます。
確実に量が多くて「おいおい」って感じがすんげーするけど。これでもいい。これがいい。
昔、テレビで言ってたんですけど、大量にどかっと混ぜるように焼くことで旨味が逃げず、自身の水分でふっくらジューシーに焼き上がるんだって。
だから、これで全然大丈夫なんですよ。
「あ、誰かが言ってたんだ。ならいいや」これがあるだけでクッソ安心するよね。
結局は安心と納得と我慢で出来てるこの世界。難しいようで簡単なんだぜ。
焼けてきたものから食べやすいようにハサミで切っていきましょうか。
ー焼く前に切っておいてもいいですか?
OK!
でも、焼く前に切るとまな板が肉になったり、手が肉になったり、色々と肉になる。
洗うのも面倒くさいし、何より焼けた肉をハサミで切る方がなんかサムギョプサル的で楽しいんで、このタイミングをおすすめします。
「つくってあそぼ」でもゴロリが言ってなかったけ?「焼けた肉を、ハサミで切るのって、かなり楽しいね〜!(ポンっポンっと、弾むようなイントネーションだよね。かわいいやっちゃで)」つって。
切り分けたら後はしっかり焼いて丼に盛り付けていきます。もう美味そうだなー。
と、うだうだ言ってたら完成人生!
ちなみに盛り付けは、ごはんの上にレタスをしいて、お肉を乗せて、箸休めのキムチちょこんと、小ねぎはらはら(最後にかければよかった)、温玉どぽんっくた〜(崩れちゃった)みたいな感じです。
温玉と小ねぎが惜しいなぁ。ま、いいか。そこは許しテイルズウィーバーって事で!
実食(マジ完食まで)
うん。見事な骨付きカルビ。さて、25年前ぶりの骨付きカルビに思いを馳せながら……。
いただきマス大山!(牛肉なので)
▼以下、僕が骨付きカルビ丼を完食するまでの様子を多数枚添付しています。よろしくおねがいします。
ごちそうさまでした。
25年ぶりに食べた骨付きカルビの感想
ちょっと食べづらかったね。
丼にしてしまったので、骨が丼にあるストレスみたいなのはありましたが、そこは反省として、味は美味しかったなぁ。何より懐かしかった。
本当にあの頃の骨付きカルビの肉「そのまま」って感じでした。
お上品にお手々を使ってお食べてるシーンが何度も入ってたのは、骨のまわりの肉を削ぎ落としているからなんですよ。その骨の周りの肉の味。まさに、まさに味わいたかった味!
肉の旨味が普通のカルビとはケタ違い。濃厚で美味しい。
少し肉々しすぎるので、お肉の臭みとかが苦手な人にはもしかしたら微妙かもしれませんが、何ていうか生き物を食って生き物が生きている事を実感出来るのでとてもいいです。
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おうちごはんで飽ききった食卓に骨付きカルビどうですか?
骨の周りの肉の味は本当に骨付きカルビ以外では代用が効かない味ですので、是非。すんげー暇な人がいましたら試してみてください!
僕は少し残ったので、骨のダシをいかしたユッケジャンスープでも作ってみようかなと思います。
それでは、ではでは。