こんにちは、城戸です。

B級スプラッタームービーがだ~い好き。メテオより好きです。

 

 

先日まで、TSUTAYA様のご厚意によりSHIBUYA TSUTAYAの店頭にオススメVHSを紹介したオモコロポップアップコーナーが爆誕、爆在していました。

こんにちは!城戸です!映画が大好き!パテぐらい好きです。   前回執筆させていただいた、『SHIBUYA TSUTAYAに爆誕したVHSコーナーから掘

少し前に爆了してしまいましたが、見に来てくれた方、いるのか知らないけどレンタルしてくれた方、本当にありがとうございました。

 

VHSを借りて観るというのはもはや非日常とも言えるイベントだと思いますから、ぜひ皆さんにも楽しさを知っていただきたいですし、サブスクでばっか映画観てんなよネトフリ野郎がという気持ち、あと経費で借りたいというのもあって、この場をお借りしてまた記事を書かせていただくことにしました。よろしくお願いします。

 

世はまさに、サブスク全盛期。音楽も映画も、月額料金を払うだけで簡単に自宅で楽しめてしまう時代です。特に今の時期は、家から出ずに好きな映画が観られるのは本当にうれ

今回も、相も変わらずスプラッターホラーばかりチョイスしてしまいました。今からほとんどの人が死ぬほどどうでもいいと感じるであろう話を延々と続けます。準備はいいでしょうか?

 

あと、すみません。先に言っておきますが、私は記事の締めを放棄します。よろしくお願いします。

 

 

 

 

『デッドリー・スポーン』

1983年のクリーチャーホラー。家の地下に歯のいっぱい生えたエイリアンが住んでいた!科学者志望の兄とホラー大好きな弟が奴らに立ち向かう!というお話。きっと中学の野球部の部費のほうが高いだろうというくらいの低予算ながら、そのエイリアンの造形の素晴らしさ、ウネウネ動く赤ちゃんデッドリースポーンの可愛さのおかげで純全たる魅力を放っている作品。メチャクチャ面白かったです。ていうか掘り出し物ってまさにこういうことじゃないか。じゃあ見つけました。掘り出し物を見つけました。

 

あって無いような脚本ではあるんですけど、家の地下にキモいエイリアンが住んでいた!という至極簡単なプロットから面白くなりそうな要素だけをうまく抽出したバランス感覚もすばらしくて、一応はホラー映画という体裁を保っているものの、バカみたいなエイリアンと大真面目に戦う主人公たちを観て笑うなんて楽しみ方は結局「エイリアン」と言っとけば何でもアリなこのジャンルにおいてのみ許された娯楽であり、監督自身が何よりそれを愛しているのだろうというのがふんだんに伝わってきて勃起する思いでしたね。

 

グロ描写も大変にすばらしくて、これサイコーじゃんと観終えたあと調べてみると、80年代のビデオバブル当時にホラーファンの間で人気を博していた作品とのこと。これは監督によるジャンルへの愛の発散が似たようなボンクラたちに深く共鳴したんだろうなと思いながら監督のキャリアを探ってみると、何と後にも先にもコレだけ!ウィキペディアによると彼は幼少時代ホラーが大好きで人を驚かせるのが大好きなイタズラ少年だったというから、幼少期の自分を主人公に置き全身全霊を捧げてホラー映画を完成させることで青春を完結させたに違いない。そしてホラーファンからの絶賛を浴びながら映画界から姿を消したのだ。なんて熱い男だろう。

 

 

 

『ブラッド・ピーセス 悪魔のチェーンソー』

やたらと解像度が低いジャケットに興味を惹かれ鑑賞。ちなみに、裏面もひどいです。何がどうなる話なのかまったく読むことができません。

 

 

とある大学で、女生徒がチェーンソーで殺害される事件が多発!犯人は誰だ!?といったミステリーを気取りつつ、実際は美女が切り刻まれるところを撮りたいだけという悪趣味スプラッターでした。ではあるんですが、雰囲気づくりが無駄にうまくて、ボストンが舞台ながら、それこそダリオ・アルジェントあたりのジャーロ風味を感じさせるなんだか少し変わった映画でした。結構おもしろかったです。

 

学園ミステリだのジャーロだのを気取るのがいくらうまくたって筆を取っているのもメガホンを取っているのも結局はぼんくらですから本来大して面白い映画でもないのですが、なんでか美人プロテニスプレイヤーが大学で潜入捜査をしていたり急にカンフーマスターが現れてそれ以降一度も出てこなかったり、さらにそれらをシリアスに描いていて、酒を飲みながらゲラゲラ笑うにはこれ以上ないくらいのネタを提供してくれる映画なのも間違いありません。美女が画面に登場してはチェーンソーで切り刻まれていく流れがルーティーン化していてポルノに近いのですが、どんなYouTuberのモーニングルーティーンよりも見応えがあります。

 

殺人鬼が人を殺すようになったきっかけが「ヌードモデルのジグソーパズルを組み立てていたらお母さんに没収された」というのも面白いし、襟を正しているくせに結局美女を写したいだけという下心が隠しきれていない映画を観るのが好き、という奇特な方がいましたら大変オススメです。

 

 

 

『人喰い地獄!ゾンビ復活』

※写真を撮り忘れてしまったので、代わりに道で拾ったポチの写真を載せておきます。

 

テレビデオの荒い画面に『人喰い地獄!ゾンビ復活』と表示されたときはかなりテンションが上がりましたが、マジでつまんなかったです。ブードゥー教が絡んでいたり等、一応ユニークな設定があったりもするんですが、なんか本当にお話が理解できなくて、唯一理解できたのはなんか島に行ってゾンビと戦うというだけです。ちょっと本当につまらなくて4割方睡眠状態で鑑賞していて、レム睡眠ってこの映画を観ている最中のことを言うのか?って感じなんであまり自信がありませんが、覚えている個所を説明したいと思います。

 

まず、全編を通して切断系ではなく皮膚系が多く見られるグロ描写は興味深かったです。なのですが、やっぱりゾンビには物理的な恐怖を求めてしまうわけで、なんだか呪いだの怨念だのオカルト的恐怖がベースとされているだけにグロにも明確なルールが無くて大して興味が持てないというか、結局過去の名作のつぎはぎをやりたいだけなら開き直って自我は最小限に留めておけばいいのにな、としか思えなくてそこからはレムです。ていうかグロいのは最初と最後だけで、ほとんどはゾンビ役のみんなで人間役の人に血のりを塗りたくっているだけです。

 

ゾンビに噛まれた男が「お前らを食い殺したくない…。俺を殺してくれ…!」と仲間に懇願するという鉄板シーンがあるんですが、それを聞いた仲間の男は「…わかった……!」と頷いたあとそいつの肩を持ち上げて無理やり歩かせてベッドに寝かせて適当に身体を撫でて治療してあげて「ダメだ…もう助からない…」と絶望するところが面白かったです。助からないくだりはさっきやったんだから早く殺してあげろよ。噛まれた男は結局殺してもらえずゾンビ化してしまい、ギロっと目を開いたあと近くにあったマシンガンを手に取って撃ちまくります。一体なにから突っ込んだらいいのか分かりませんが、テンプレ化したゾンビ映画へのアンチテーゼなのかもしれません。あとオチが本当に意味不明なのでオススメです。

 

 

 

『ショッカー』

『エルム街の悪夢』や『スクリーム』など、数々の名作を生み出してきたホラー映画界の巨匠ウェス・クレイヴン監督による1989年制作の青春ホラーです。「隠れた名作」なんて評判を聞いたことがあるし、まあそれだけ言われるなら面白いだろうという掘り出し物を探すなんて前提そっちのけな思いで手に取りましたが、なんかヘンな映画でした。

 

凶悪な殺人鬼・ピンカーに家族と恋人を殺されたジョナサン。なぜだかピンカーにシンパシーを感じてしまうジョナサンは、次の彼の行動を予測することができ、ピンカーの逮捕に一役買うが…といったお話。

 

単純明快なスラッシャーかと思いきや、序盤で殺人鬼は逮捕され電気椅子送りになってしまうという展開に。死を目前にしてもケラケラ笑っている異常者ピンカーは、実は黒魔術により魂を外に逃がしていたのです。そんな何でもアリ男が、道行く人間の身体を次々と乗っ取りながら主人公を追いかけまわすというほとんどコメディみたいな作品でした。

 

で、もう意図的にやってるんだと思いますがこのピンカーという男があまりに何でもアリすぎて少々冷めてしまったというか、だってもう中盤を過ぎてからは普通に半透明で移動していたりして半透明で移動できるならそうしろよと思ったし、なんかテレビの電波とかに乗って移動したりしてるんですね。テレビの電波に乗って移動できる奴がどうして人なんか殺すんだよ、ずっとそうしてたほうが絶対楽しいだろ、というマジレスを隠し切れないほど僕の期待していた内容とのギャップがありました。

 

まあ、こういうふざけまくってるのも嫌いじゃないけどね・・・と思いつつ鑑賞していたら、クライマックスですよ。殺人鬼と主人公がブラウン管テレビの中に飛び込んで(なんでなんだよ)バトルを繰り広げるんですが、それがマジですごかったです。このラストバトルを見たらそりゃ満点をつけたくもなるだろうというくらい。このシーンだけでも全然数百円を支払う価値があると思うんで、気になる方は是非!

 

 

 

『ジャージー・デビル・プロジェクト』

明らかに『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に便乗する気満々なジャケとからもわかるとおり、少々内容の似たフェイクドキュメンタリー映画でした。驚きなのは、本作は『ブレア・ウィッチ~』よりも1年前に制作されているということ。ホラーファンの間では「ブレア・ウィッチ~が本作をパクった!」なんて噂が絶えないそうですが、海外文献によるとただの偶然だそう。まあ、本当のところは分かりませんけどね。

 

ジャージー・デビルが潜むと言われる森に入った4人の男たち。そのうちの3人が死亡し、1人だけ生き残ったジム・スワードが殺人容疑で逮捕される。真犯人は別にいると考えた映画作家のデヴィッド・リーは、このジャージーデビル殺人事件についての調査を始めるが…といったお話。事件の発生を犠牲者の視点でハンディカムに写した『ブレア・ウィッチ~』とは違い、本作はあくまで事件発生後のドキュメンタリー番組であるというテイなので、本当にたまたまテーマが似通っただけの偶然だと思います。

 

で、これは掘り出し物というか、掘り出されて然るべき傑作でした。まず90年代にこのジャンルというのが相当珍しいし、さらには劇中で「生放送中のテレビにチャットでコメントを送る」というアイデアが登場して、それが事の発端へと繋がってしまうという、これはかなり先見の明のある作品だと思うんですね。

 

さらにはですよ。『こうして未解決の謎の事件が起きることで、面白がる人間、儲ける人間がいる』なんてテーマにまで踏み込んでいくんですね。今となってはよくある問題提起ですが、90年代にフェイクドキュメンタリーという形でそこに着地するのはスゴイなあと。それって後年の『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に対するアンチテーゼにもなるわけじゃないですか。別にどちらもフィクションなんでアレなんですけど。

 

何より驚きなのは、本作の制作費が900ドルであるということ。900ドル!?さらには、全編デジタル撮影がされた初めての映画作品でもあるということで、いよいよどうして本作が日本でこんなにも無視されているのか分からなくなってきました。

 

真相が明らかになるラストも痺れるくらい尖ってるし、映画史に残る作品なのは間違いないんで、さっさとDVD化してくれることを願っています。

 

 

 

『オルガン 暴力都市』

1コくらいエッチなの借りちゃおうかな、と思いながらポルノ映画の棚を見ていたらあったのでレンタルしてしまいました。日本製のこういう映画は強烈なエログロだけでなく不快な後味を残してくれるのが多いですから、俺を死にたくさせてみろ!と挑戦状をたたきつける形で再生したのですが、あまりにストーリーが意味不明すぎて死んでしまいました

 

かの名作『鉄男』にて、田口トモロヲのペニスドリル(ドリルペニスと言うべきか?)によって殺されてしまったヒロインを演じた不二縞京という女性が監督・脚本・出演で作り上げた和製バイオレンス・スプラッター。『鉄男』では撮影としても参加していた彼女ですから、本作にも同じような風味というか、不条理劇というテーマにはどこか通底している部分がありそうですが、『鉄男』と違って本作にはおそらく明確な物語がきっちり存在していて、それなのにまったく理解できないという。鉄男の不条理さとは全然ちがうんですよね。鉄男にはストーリーが無いというわけでもないんですけど。

 

裏組織による臓器売買が横行している東京。目星をつけた組織の張り込みにあたる刑事、沼田と戸坂は臓器摘出現場に潜入することに成功するも、若い男が生きたまま臓器を摘出される様に衝撃を受け、彼らに殴りかかってしまう。乱闘となり、命からがら逃げ出した沼田だったが、逃げ遅れた戸坂はその後も行方知れずとなってしまい…

 

ここまでは自分にも分かったんですが、その戸坂の双子の弟(そいつも刑事)が出てきたりして本当にわからなくなっちゃって、次のグロシーンを心待ちにしながら物語パートを我慢するというそれこそポルノを見ているような鑑賞方法になってしまいました。ビジュアル自体はなかなか興味深いし、ハッとする瞬間なんかもあって、たぶん本当にセンスの悪くない人が作っているのはわかるので、お話が理解できないというのはたぶんこちらの責任なんですけど、監督の悪い点をあげるとすればバカが観ることを考慮していなかった点です。

 

そんなわけで個人的な評価基準としては残酷描写になってくるわけですが、正直そちらもあまり好みじゃなくって、『ゾンビ復活』同様に皮膚系グロ。そもそも皮膚系グロなんて言葉があるのか知りませんが、僕としては皮膚系グロより切断系グロ、内臓系グロ、わかりやすく言えば気持ちのわるいグロより気持ちのよいグロを求めていて、本作は不快指数の高い気持ちのわるいグロなので普通に「いやだなあ」と思ってしまいました。これは邦画のスプラッター全般に言えることですけどね。「いやだなあ」と思いたい人にはオススメです。

 

というかなんでこの作品がポルノ映画の棚にあったのか分かりません。特にセックスをするわけでもなく、一度ゲロファックがあるくらいで、そういった需要に応える作品ではないということはお伝えしておきたいですね。

 

アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー