こんにちは!城戸です!映画が大好き!パテぐらい好きです。

 

前回執筆させていただいた、『SHIBUYA TSUTAYAに爆誕したVHSコーナーから掘り出し物を探す』という記事がきっかけで、色々と事が動き、なんとオモコロチョイスのポップアップコーナーが爆誕するまでに至りました。なんと美しい、物事の流れでしょうか。しばらくの間、爆在(爆裂に存在)し続けていますので、是非足を運んでいただきたい!

 

 

こちらのポップアップコーナーでは、それぞれ自身のオススメするVHSを、オモコロ編集部から原宿さん3本、マンスーンさん3本、ヤスミノさん2本、そしてライターから私が18本(18本?)チョイスさせていただいてます。18本て

 

結果的にはオモコロ編集部チョイスというよりは城戸チョイスの人死に映画がメインになってしまい大変申し訳ないのですが、これでも量としては足りなかったのです。あと5本は並べられる余裕がありました。VHSの映画については僕も知識に限界があり、悔しいところです。

 

 

 

また、作品チョイスだけではなく、紹介文の執筆もそれぞれが担当しています。本当に良い経験をさせていただきました。日本一の規模を誇るSHIBUYA TSUTAYAに自分の書いたPOPが並んでいるというだけで脳が脈打ちます。本当に気持ちが良い。

 

 

 

しかし、少ない文字数で魅力を伝えるのには限界があるのも事実。本稿では、城戸チョイス作品の中から、特にオススメしたい数本をじっくり紹介させていただきたいと思います。またしても個人的な趣味の押し付けにはなってしまいますが、バーグハンバーグバーグのホームページにはこのような表記があります。

 

 

 

 

いいですね?それではいきます。

 

 

 

『サマーキャンプ・インフェルノ』

『13日の金曜日』に影響を受けた凡百のB級ホラーの中でもとりわけ出来が良い内容ではありつつも、世間ではとにかくそのラストシーンが語り草になっているある種伝説の作品。本来なら、「ラストがすごいよ」なんて言ってオススメするのは事実上のネタバレであり、まったく野暮なことなのですが、どうせ放っといたって誰も観ないんだから、こうやって興味を持ってもらうしかないのだ。とにかくラストがすごいです。

 

そのタイトル通り、少年少女たちがサマーキャンプでの殺戮に巻き込まれるという、これまで何本作られてきたかわからないプロットながら、より青春劇にフィーチャーしたその物語は、ショックシーンだけでなく登場人物たちの横のつながり、そして80年代特有の正気の沙汰ではないファッションセンスを楽しむことができます。

 

それゆえにスラッシャームービーとしてのテンポが致命的に遅いことが欠点に挙げられ、どれだけ犠牲者が出ても事故で片付けられてしまうことから、パニック的な要素も皆無。ショックシーンや死体のゴア描写なんかはなかなか工夫が見られるものの、それこそ『13日の金曜日』のようなストイックなホラーではなく、前述の衝撃的なラストシーンを念頭に置いた青春ミステリーとして鑑賞するのが一番適している作品だと思う。でもおもしろいよ。

 

というか、ラストシーンの衝撃ですべて忘れてしまいました。観てください。顔よ、という気分になります。

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『司祭』

ゲイであるという”罪”を抱えて生きる、カトリック司祭の物語。その内容から、公開当時にローマ法王から抗議声明が出されたという話も。『カトリック』と『同性愛』というテーマが同居した作品というだけで非常に興味深く、さらに中身も傑作ときているとても価値の高い1本。

 

さらに、もうひとつ描かれるテーマとして、父親から性的虐待を受ける少女の存在も。静かに助けを求める少女の姿と、司祭として、しかしひとりの男として、(もはや正しいのかすらもわからない)規律と反する自身の正義に葛藤し続ける主人公の問いに、答えを出せる人はいないでしょう。

 

床屋の髪は誰が切るのか、そして司祭の罪は誰が赦すのか。この先も、こうして葛藤を続けていくのであろう主人公に、唯一優しい光の差し込むラストシーンの美しさといったら。これはマジのオススメです。

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『ブレイン・ダメージ』

『バスケット・ケース』、『バッド・バイオロジー』など、独創的なクリーチャー描写(バスケットケースは人間ですが…)に定評のある、フランク・ヘネンロッター監督が1987年に考えた気色の悪い化け物の登場するホラー映画。悪趣味なジャケットに身構えてしまうところですが意外にも、内容は薬物乱用への警鐘を鳴らす真っ当なテーマを描いている。

 

主人公の前に突如現れた、チンポコ型の怪物エルマーは、人の脳を食らって何百年と生き永らえている風情あるバケモノ。熊かなんかに野菜と間違えて食われていないのが不思議なくらい小さくて棒状なのですが、コイツを手に入れたものは大成する、といったような局所的な言い伝えもあり、様々な歴史上の偉人と生活を共にしてきた怪物なのです。

 

それはなぜか。ものすごく気持ちの良い液体を脳みそに射精してくれるからです。

 

彼の射精を食らった人間はたちまち射精中毒となり、本作の主人公は彼に射精してもらうために犯罪にまで手を染めてしまうんですね。”クリーチャーの射精”を”覚せい剤”にでも置き換えれば、本作が薬物依存をテーマとした作品なのは明らか。悪趣味ホラーとして十二分に楽しめるのに、観終えたあとは少しマジメな気分になってしまう不思議な感覚を是非楽しんでほしいです。

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『ネクロマンティック』

想像してみてほしい。もし自分が死体に性的興奮を覚えてしまうネクロフィリアであったなら、と。地獄じゃないですか?死体じゃないと興奮できないんですよ?そんな苦悩を抱えた主人公を、悪趣味ゲテモノホラー映画の割には優しい視点で描いた、1987年ドイツのホラー映画です。

 

ドイツのホラーはとにかくエグいのが多い。ドイツには鬼畜四天王と呼ばれる映画監督たちがいて、『悪魔のえじき ブルータルデビルプロジェクト』のアンドレアス・シュナース、『新ゾンビ』のオラフ・イッテンバッハ(一番好き)、『テロ2000年』のクリストフ・シュリンゲンズィーフ、そして本作のユルグ・ブットゲライトである。ちなみに、ポップアップコーナーではその四天王の作品をそれぞれ1本ずつ紹介しています。

 

その鬼畜監督たちの作品の中でも、比較的日本でも知名度が高くファンの多い作品が本作。死体性愛というボンクラホラーファンの心をくすぐるテーマに、ブットゲライト監督の鬼畜たるグロ描写が加わって、つい数年前に渋谷でリバイバル上映までされたほどの人気作となりました。

 

小便の一部始終を見せられたり、とにかく勢いの良い射精を見せられたりと、「あ、なんか聞いたことあるな~♪」くらいのテンションで手に取ると間違いなくトラウマが残ってしまうでしょうが、「小便とか射精とか屍姦が見たいんだ!!!」という気概のある方は是非!結構ちゃんと良い映画ですよ。

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SHIBUYA TSUTAYAでは、VHS(準新作扱い)は1週間510円でのレンタルですが、4本だと1320円と大変お得になります。迷ったら、是非いま紹介した4本を借りてみてください。どれも良い作品ばかりです。映画は最高わよ~

 

では、ありがとうございました。

 

失礼いたします。

 

 

 

(記事の締め方がいまだにわからない)