こんにちは、バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

楽しい映画、悲しい映画、ファンタジックな映画、ハードボイルドな映画など、テーマに合わせて様々なジャンルがあります。その決まったジャンルと上映時間の中で登場人物・世界観の設定・主人公の目的・テーマなど様々な「情報」が適切に詰め込まれます。あれもこれも詰め込み過ぎると逆にとっ散らかってしまって何がなんだか分からなくなってしまうので、その調整はとても難しいものです。

 

ところが、この世にはそれを調整するネジがバカになってしまった人が作った「とんでもない情報量の映画」が少なからず存在しています。先日公開されて現在も議論が尽きない「シン・ゴジラ」もまさにそんな感じなんですが、今回はそんな「もう一回見たくなるような情報量のやばい映画」をいくつか紹介したいと思います。もうすでに知ってたらすいません。私より詳しい映画好きの方は「浅い」と思うかもしれませんが、大目に見てください。

 

 

 

■子供向けではない!「LEGOムービー」

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LEGO ムービー

 

【あらすじ】

レゴでできたブロック・シティで、決まった時間に起きて同じ仕事をする判を押したような生活をしている建設作業員のエメット。彼はそんな生活でも毎日ハッピーだったが、ひょんなことから「この世界を変える”選ばれし者”」になっちゃった!何にも才能が無いけど、これから一体どうなっちゃうの~!?

 

まずはこちらの「LEGO ムービー」。「LEGOの映画て(笑)」と思っている人ほど、見て欲しい超絶スーパーおもろ冒険ファンタジー映画です。「LEGOで作ったように見せかけた全編フルCG」なんですが、世界観がとにかく徹底しており、本当にLEGOが動いてるようにしか見えません。さらにその「LEGO=ブロック」「手持ちのブロックで無限に創造できる」という “LEGO 鉄の掟” を一切くずさずに一つの映画として成り立たせているのが本当に凄いんです。

 

そしてこのカテゴリで紹介したということもあり、とにかく次から次へと目まぐるしく展開するストーリーと、ギャーギャー騒ぎ立てる様々な登場人物による情報量は決壊したダムから流れ出る鉄砲水のよう。目で受け取る情報量が多すぎるので、字幕ではなく日本語吹き替えで見ることをオススメします(8人で全キャラ持ち回りしているらしい)。

 

子供だましでも何でもなく、子どもの頃にLEGOで遊んだ思い出を持っている大人の方がグッと来る素晴らしい逸品なので、ぜひご家族でご鑑賞ください。芸術家のミケランジェロとタートルズのミケランジェロが共演するのもこの映画だけ!

 

【予告】

 

 

 

 

 

■畳み掛けてくる恐怖!「V/H/Sネクストレベル EP3・Safe Heaven」

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V/H/S ネクストレベル エピソード3「Safe Heaven」

 

【あらすじ】

インドネシアのカルト教団が作った施設にインタビューしにいった撮影クルーが、そこで起こる信じられない事態に巻き込まれてしまう…果たして彼らの運命は?

 

4編からなるPOVホラーオムニバスシリーズの「V/H/S ネクストレベル」から、エピソード3の「Safe Heaven」をご紹介したいと思います。こちらはあらすじにも書いてあるとおりカルト教団の謎の儀式に巻き込まれてしまう撮影クルーの恐怖を描いているのですが、こちらも脳の処理速度が追いつかないぐらいに次から次へととんでもないことが起こります。

 

説明無しに次から次へと様々な地獄絵図が目に飛び込んで、アングリ開いた口がそのまま閉じることはありません。たった30分しかないのにここまで混乱させる映像を作り出したのは、インドネシア発の超絶格闘映画「ザ・レイド」でその名を知らしめたギャレス・エヴァンス監督。

 

ちなみに「V/H/S ネクストレベル」はこれ以外の3エピソードもめちゃめちゃ面白いので、あわせてご覧ください。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■映画の定石を全て無視した怪作!「ブラッディスクール」

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ブラッディスクール

 

【あらすじ】

高校最後のプロムで沸き立つグリズリー高校で突如連続殺人事件が発生し、学生を次々にぶっ殺していく…!

 

最後は、ジョセフ・カーン監督の「ブラッディ・スクール」です。こちら、一見平凡な学園スラッシャー系ホラー映画と見せかけて、余りにも尖りすぎたストーリー展開と1秒1秒に詰め込まれ過ぎた情報量、「映画とはこうあるべき」という定石を全てぶっ壊してただ撮りたいものを撮っていくという豪腕さ、全てにおいて突き抜けすぎたコメディ映画となっております。

 

「手がTVだったのでいじめられてたガキ大将」や、「19年間図書館に居残り勉強してるのに全然見た目が変わらない人」とかが登場したかと思えば平気で時間を逆行するなど本当にマジでワケが分からないんですが、そんな整合性を無視した映画を見ると、「何かよく分からないけど、すごいものを見た!」という強烈に記憶に残ることでしょう。

 

百聞は一見にしかず、この映像体験はぜひ皆様にも味わっていただきたいので、帰りにTSUTAYAで借りてきてください。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■気になったら見よう

いかがでしたか?実際に見ないとこれらの映画の凄さは体験できないので、興味があればぜひ見てみてくだちいませ。

 

それではさようなら。またいいのがあったら教えます。