カラオケからこんにちは。えいぞうです。絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼んでますか?
さて、みなさんはカラオケに行くでしょうか。
僕はたまに仕事終わりに同僚と行ったりしますが、飲んで歌って楽しいですよね。でもカラオケでただ歌うだけじゃ今ひとつ物足りなさというか、今までの人生である経験があっても良かったんじゃないかと思うんですよ。
それが何かというと、人生で一度ぐらいバンドを組んでライブをしてみたかったということです。
バンドを組んでライブをしてみたかった問題
みなさんはかつて「バンドを組みたい!」と思ったことは無いでしょうか。僕は中学生時代にはLUNA SEAやBUCK-TICKといったいわゆるヴィジュアル系を聴き込んでいました。ライブ映像を見て自分がステージで歌っているところを妄想している間にいつしか30代も半ば。
学園祭なんかでサークルや軽音がライブをしているのを見て、ちくしょう!と指をくわえるしかなかった大学時代。もし学生の頃にバンドを組んでいれば今ごろバンドマンになって一発当ててバンギャにモテモテになってV系掲示板にスレッドが立っていたことでしょう。
バンドを組んでライブをしたい。しかし残念ながら僕は今までバンドを組んだこともなく楽器が弾けません。楽器を演奏するための努力も完全に放棄しています。ボーカルしかしたくないんです。ということはやはりギターやベース、ドラムといったメンバーが必要なのではないでしょうか。
せっかくライブをするならやはり最高の演奏をしてほしいわけで、技術は達人レベルの方が必要ですよね!ということで告知しましょう!!
バンドメンバー急募!!
当方ボーカル、他パート募集!!
さぁ、どんな達人が集まってくれるかな〜〜〜〜??
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なめんなよ、と。バンドなめんじゃねっぞ、と。ロックなめんなよ、と。これで集まるはずがありません。バンドマンへの道はあまりにも遠い。やはりバンドマンへの道は諦めるしかないのでしょうか。
しかしここでかつてバンドを組めなかった僕達に朗報がありました。この「ライブをしたい!」という思いを満たしてくれる場所があったのです。
バンド気分を味わうなら生演奏カラオケに行け!
向かったのは新宿歌舞伎町のLIVE ROUNGE TAKETORA。このお店ではステージ上でカラオケにあわせてギター、ベース、ドラムといった生バンドが演奏し、さながらライブの気分が味わえるとのことです。曲はしっとりしたものから激しいものまでなんでも対応してくれます。
ということで、
バンドマンになりました。なんとなくのイメージを具現化しましたがいかがでしょうか。せっかくなのでバンド名も決めましょう。
バンド名:Forêt Noire(フォレノワール:フランス語で「黒い森」)
ボーカルのEizoです。よろしくどうぞ。
ではではすっかりバンドマン気分になったところで歌いましょう!
ベースはカラオケでその上に生バンドの演奏を乗せる形式です。曲を選んで送信して、かつてバンドを組めなかった僕のギグが始まる……!
※実際は普通にJ-POPを歌ってますが、せっかくなのでオモコロ編集長の原宿さんが黒歴史時代につくった歌詞に乗せてライブを味わってください。タイトルは「閃光」
その光を目印にして 夢の果てまで進むつもりさ
その赤い光を目印にして 宇宙の謎を解き明かすのさ
千の光が僕を末 閃光 闇を切り裂いてゆく
光 そこまで届くだろうか? そのスピードで100万年だぜ?
光 そこまで届かせるのさ いくら天文学が僕を支配してても
千の光が僕を末 閃光 闇を切り裂いてゆく
光 と願いそれと青春 コンクリートも貫くいきおい
光 そこまで そこまで そこまで届かせるのさ
いくら僕がカゴのトリだったとしても
光 閃く閃く閃く
光 閃く閃く閃く
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バタリ(倒れ込む)
ライブを終えて
控えめに言っても最高でした。仲間内でカラオケに行って歌ったり聞いたりするのも楽しいですが、知らない人たちの前でバンドをバックに歌うのも良さがあります。
ステージでは照明に加えて後ろのスクリーンに歌ってる様を映したり、生演奏というだけではなく、ステージの演出含めて完全にライブ気分です。カラオケがベースなのでどんな曲も歌うことができますが、気分はカラオケの範疇を完全に越えていました。
あ、あと歌がそれほど上手じゃないですが気にしないでも大丈夫。たぶん。僕も歌はヘタですが気にしない気にしない。思う存分シャウトしましょう。
かつてバンドを組めず指をくわえていたキッズだった僕達は、いつからか「知らない人の前で歌を歌う機会なんて」「もうこの年でバンドなんて」「やっぱボーカルしかしたくないしできない」と無意識のうちにライブを諦めているのではないでしょうか。大人になった今もなおバンドを組めない僕達は、最高のライブを求めて生演奏カラオケに行くんだ。そこで最高のメンバーがいるのだから。
今度は東京ドーム3デイズでまた会おう。
(取材協力:LIVE ROUNGE TAKETORA)