たいして興味ないアニメから消化してしまう

「興味ない」というのは語弊のある言い方です。

真意としては「ちゃんと見ておきたいアニメは、気合が入りすぎて身構えてしまう」というのが言いたいことでして。

だいたい毎クール、第1話を見ただけでて「めっちゃ好みのアニメが来た!!」みたいな作品がいくつかあるわけですよ。で、そういう作品を見るときはついつい襟を正すというか、細部までしっかり見なくては…!と、気合が入るわけです。

しかし実際には、襟を正すというのもなかなか大変でして。

アニメも食事をしながら…何かしらの作業をしながら…などの「ながら見」で見進めてしまう方が多いのが現実です。

しかし、先ほどの「襟を正して見たいアニメ」は、こんな態度で見るわけにはいきません。

せっかくのお気に入りなのに、ながら見なんてとんでもない!

しかしそれはそれとして、食事も取らなくてはいけない生き物としての性。じゃあとりあえずは食事をしながら、大して気合を入れずに見れる、ほどほどのアニメを消化していこう…。

というわけで、ふと気が付いたら「本来、一番見たいアニメ」はレコーダーに残ったまま。個人的にどうでもいいアニメばっか見進められている…という状況に陥るわけです。ハンバーグの前のサラダバーでお腹いっぱいになっちゃうパターンですね。

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改編期の「空白の一週間」にマジ感謝

現在のアニメは、1クールものが多数を占めています。作品ごとに多少は違いますが、だいたい11話から12話くらいで終わる感じ。

テレビアニメの改編期は1月、4月、7月、10月の4回。それぞれ3カ月の期間に12話が放送されるわけです。

しかし1年365日は約52週あり、3カ月はだいたい13週が存在します。

つまり、各クールの最終週には放送するアニメが無いという事態になります。逆に言えば我々には1クールごとに1週のバッファが用意されていると考えて良いでしょう。

この「空白の一週間」が、HDDレコーダーの自転車操業から抜け出す唯一のチャンスです。

まさに地獄に垂らされた希望という名の蜘蛛の糸。神の慈悲を感じずにはいられません。今回の話の唯一の救いと言えるでしょう。
というわけで、我々は「アニメを見たい」という欲求の時代から「アニメを見なくちゃ」という義務の時代を通り過ぎ、「HDDレコーダーのご機嫌伺い」というよく分からない時期に来ているのかもしれません。よっしゃ今夜も睡眠時間削るぞー!

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