こんにちは、はじめです。
年始早々、私は気付いてしまいました。
アイドル・・・
バンド・・・
劇団員・・・
スマップ・・・
すべての人気ユニットの要素を持つ…
「サ・ドリフターズ」の存在に!!!
【ザ・ドリフターズ】
80年代~90年代の茶の間を一世風靡した人音楽バンド、およびコントグループ。5人だったり6人だったりするけれど、大体5人。メンバーが増えたり減ったりする起源。
ドリフには夢小説を書ける要素が詰まっている
ブームの当時、お茶の間は志村派か?加藤派か?で議論がなされたのは、もうオタクの会話でしかないわけじゃないですか?
もちろん、ゆるいキャラが流行るだろうと先見の明を持ってして生まれた方たちは高木派、大人の色気きはいかりや派、マイナーにハマりやすい孤独崇拝型は仲本派、離脱するメンバー好きは荒井注派、全員を押す「箱推し」や「解釈の違い」等も、ドリフならすべて叶うのです!
それだけではありません。
ドリフには他にも
①一体感あるオープニングのワチャワチャ感
②家の壁が全崩壊するという困難
③5人それぞれのキャラ立ち
④人気メンと下位メンのレート
⑤メンバーの退場という卒業
⑥老いと向き合う事で生涯一生推せるかどうか
という、夢小説にできる要素の福袋みたいな存在。
これすなわち・・・
ドラマとドキュメンタリー、「人生」がそこにある。
あまり生物は扱わない主義なのですがザ・ドリフターズには要素がたくさん詰まっているので時を超えひとつ夢小説として書き起こしてみました。
【夢小説とは?】
自分が物語の主人公として溶け込んじゃうヘブンリーな世界を小説にしたもの。読む前に「名前変換」で自分の名前を入れる作業がある。絵が描けない人が選ぶ道。
私が唯一続けている趣味。全然恥ずかしくない。むしろ人生。
なお、記事に名前変換要素を埋め込めないため、ヒロインの名前はマネージャーにさせて頂きます。
夢の9割9分9厘の要素を捨てているので「これは夢小説ではない」というご指摘・クレームは当アカウント(@hajimain1)までご連絡ください。
それでは、夢の世界へ…
「幕がおりたら」 作:はじめ
軽快な音楽と爆笑で幕がおりると、5人が颯爽と舞台袖にはけていく。
感極まる瞬間を見届けると私は急いで楽屋へ向かい、扉をあけた。
「お疲れ様でした!」
そこにいるのは、今日も茶の間を賑わしたザ・ドリフターズ。
私の仕事は終えた彼らのサポートをする事だ。
メンバーは既に、私が用意していた飲み物等を手に寛いでいた。
志村「お疲れ。今日の放送はどうだ?」
「お疲れ様です志村さん。今日も最高でした!」
加藤「お前はいっつも最高しか言わねーのな!他にはねーのかよ?」
「他に…と言いましても」
(でも今日も良かったんだけどな。相変わらず加藤さんはいじわるなんだから…)
逡巡していると、高木さんが柔らかな笑みを浮かべてチャームポイントでもあるウクレレをポロンと鳴らした。
高木「まあまあ。褒めてくれる人がいるのも大事な事だよ。ね、マネージャーさん」
「ですよね、高木さん!」
加藤「けっ。またブーさんがそう甘やかすから…」
「加藤さんはもっと女の子の扱い方を勉強した方がいいですよ?」
加藤「なんだと?!」
高木「もー2人とも、そうやってすぐ言い合いになるんだから…」
楽屋での日常的な光景が始まろうとすると、もう何回ついたかわからないため息で志村さんが間に入ってきた。
志村「よせ、加藤さん。そうムキになるな。だがマネージャーが俺たちの芝居を指摘する事も重要な役割だと思うんだが?」
(たしかに志村さんの言う通りだ。もう少しマネージャーとしての仕事を意識しないと…)
コントに対して人一倍真剣に考えている志村さんの言う言葉が胸に響く。
すると、一連の流れを見守って見ていたいかりやさんが笑い飛ばした。
いかりや「ははっ!まあ今日も変わらずいい仕事したってことよ。お前さんはお前さんらしく、素直のままでいてくれなくちゃ、こっちが困るってんだ」
「いかりやさん…」
いかりやさんの言葉にじーんと胸が熱くなる。
加藤「長さんがそう言うなら…」
楽屋に静寂が流れると、高木さんがドアの方向を指差す。
高木「志村、うしろうしろ」
その場にいる全員が志村さんの後ろに着目すると、そこには工事さんがゆるりと楽屋に入ってきた。
仲本「お疲れ」
「仲本さん。お疲れ様です!」
遅れてやってきた工事さんに、私は用意していたおしぼりと「ナカコー」と書かれた湯呑を渡す。
仲本「ふーっ。この温度が最高だよね。マネちゃん、いつもありがと」
「いえ!仕事のうちですから」
仲本「でも俺、急須のお茶は最近飲んでないんだよね」
「えっ?!」
志村「工事は最近缶入り派に変わっただろ。間違えるなマネージャー」
「す、すいません…!今すぐ買いに…」
仲本「いいよ。今日はこっちにしよう。でも、明日からは気をつけてね?」
工事さんが柔らかく笑う。しかし、メガネの奥に感じたのは冷たい視線…。
(う…工事さんの鋭い視線…)
加藤「・・・たく、じゃ、俺帰るから」
「あ!待ってください。加藤さんはまだあと雑誌の取材が・・・」
加藤「はあ?!まだ仕事あるってんのかよ」
高木「人気者だね。茶は」
いかりや「じゃーおいらたちは帰るとしますか」
志村「俺は次の仕込みをしてから帰る」
高木「熱心だねー。志村は少し休んだ方がいいと思うよー?」
「そうですよ!志村さんは、たまに根をつめすぎるところがあるから・・・」
加藤「なんだよ。この後も仕事がある俺にはねぎらいの言葉はねーのかよマネージャー」
「はいはい。加藤さんはこれから頑張りましょう?」
加藤「・・・ちっ。じゃーいくぞ、マネージャー」
高木「え?マネージャーさんは俺たちと帰るんじゃないのー?」
加藤「はあ?ブーさん何言ってんだよ。マネージャーなんだから俺と一緒に現場行くに決まってんだろ」
志村「雑誌の取材だけだろ。それより、コントのネタだしを手伝って欲しいんだが・・・」
いかりや「それは工事でもいいだろ志村。ほら、働きすぎもよくねぇ。マネージャー帰るぞ?」
「いかりやさん・・・でも・・・」
仲本「ふふ、なんだか面白そうなことになってきた。俺もマネちゃんの事、困らせたいな」
「工事さん・・・!面白がらないでください・・・!」
それぞれの主義主張に5人の顔を順番に見つめる。
加藤「俺と一緒に現場に行くぞ!」
高木「俺たちと一緒に帰ろうよー」
いかりや「ああ。俺とブーさんなら安心だ」
志村「お前の意見が必要だ。俺を選べ」
仲本「消去法で選ぶんなら、俺だよね。それなりに愉しい事してあげられるよ?」
「ええ・・・!」
(どうしよう、私、誰についていけばいいの・・・?)
(マネージャーなんだから、加藤茶さんと現場に行った方がいいよね?)
(でも、仕事は9時上がり。いかりやさんと高木さんの3人で帰ってもいい)
(でも志村さんのネタ出しには付き合うべきだと思うし・・・)
(工事さんは・・・確かに展開的にはどうなるかわからないから気になる)
私・・・誰を選べばいいの!?
・・・
・・・
・・・
という感じで始まるザ・ドリフターズの夢小説…
誰を選べばいいか私が非常に困ってしまったため、一先ずここまでです。
きっと、この5人ならあなたの推しが必ず見つかるはず。
今年も全国の夢女の皆様、推しとイチャコラハーレムできる夢を追い続け、ハッピーな沼活動をしていきましょうね!!
※この物語は完全なドリーム小説です。名称や呼称は夢女はじめの独断と偏見勝手気ままな妄想のほかなりません。
リアルタイムでザ・ドリフターズの夢女の皆様には謹んでお詫び申し上げます。
(おわり)