浅草というと浅草寺はもちろん、昼からお酒が飲めるホッピー通りや寄席がありますが、やはり日本最古の遊園地とされる浅草花やしきが見どころじゃないでしょうか。
最古ということもあり、乗り物にはアレなもの、あえて言ってしまうとショボいものもありますが、行ったら行ったでめちゃくちゃ楽しいです。
さらには乗り物だけではなく、最近ではプロレスや謎解きなど、遊園地という場所を利用して、遊園地という場所で何をするかといったイベントが行われております。
他にも昨年の10月から「ルミヤシキ」と称して夜はイルミネーションを実施しています。
(浅草花やしきサイト:夜の遊園地ルミヤシキ)
ロマンチックイルミネーション ルミヤシキ
なんと力強い響きでしょうか。
「ロマンチック」というのはおそらく(あー、これロマンチックだわ)とか、(あれ?もしかしてこれロマンチック?)と感じるものであり、口にするものでもないでしょう。
あるいは普通に生活していてロマンチックと言葉にする場面としてはカラオケが考えられます。ドラゴンボールの『ロマンティックあげるよ』、あるいはC-C-Bの『Romanticが止まらない』。このどちらも「ティ」であり、「チ」ではありません。それをあえてロマンチックと言い切ってしまう。素敵。
闇夜に光り輝くイルミネーションに彩られた遊園地。ディズニーランドや富士急ハイランドも夜になるときれいなイルミネーションが繰り広げられますが、浅草花やしきのイルミネーションも夜のスカイツリーが顔を覗かせ良さがあります。なぜならロマンチックなのだから。
ということで、浅草に行く機会があったのでルミヤシキ行ってきました。
夜の営業は昼とは別で、18時半から入場開始です。料金も昼の営業とは切り離して、2000円で入場+6種類の乗り物、
・ローラーコースター
・ディスク・オー
・スワン
・メリーゴーランド
・スペースショット
・お化け屋敷
が乗り放題です。ロマンチックとしてはお求めやすいお値段。
ロマンチックイルミネーションの世界へ
門をくぐるとそこはもうロマンチックイルミネーション。電灯に彩られた遊園地が迫ります。人もまばらでイルミネーションを貸し切ったような感覚。
たとえばクリスマスの表参道なんかは人でごった返し、人を見に来たのかイルミネーションを見に来たのかわからなくなっちゃいますが、ルミヤシキは存分にロマンチックが味わえます。
ロマンチックというとピンク色です。世界一面がピンクに染まり、とてもセクシーな気分になります。
たとえばこの場所を列をなして牛歩することを想像してみましょう。そこにロマンチックはあるでしょうか。誰もいないピンク色に染まる空間で君と二人、なんとロマンチックなのでしょう。
夜の遊園地でアトラクションを楽しもう!
せっかくのロマンチック。アトラクションに乗らない手はないでしょう。
ローラーコースター
やはり花やしきというとローラーコースターに乗らざるを得ないでしょう。
昭和28年から動いていて、日本に現存するコースターの中で最古とのことです。コースターにもしっかりと「走り続けて60歳+3」と描かれています。たぶん「+3」のところを毎年張り替えているのでしょう。
最古とはいえ侮ってはいけません。もちろん富士急ハイランドのジェットコースターなどとは比べられませんが、スピード感や高低差の迫力は十分。
さらには夜、イルミネーションに彩られた遊園地の中を疾走するコースター。その風景は昼間とは違いとてもロマンチックです。
スペースショット
“花やしき史上、最強・最速の絶叫マシン。”と銘打たれたアトラクション。地上60mまで猛スピードで一気に上がって、そこから落ちるタマヒュンのアトラクション。普通に怖い。
とはいえ4方向を向いて座れるので、園内側を見たり、スカイツリー側を見たり、いろんな方向で何回も乗りましょう。毎回違うロマンチックが味わえます。
お化け屋敷
中を歩くタイプのお化け屋敷です。人力ではないので人が追いかけてきたりするタイプではなく、音とかで驚かせるやつですが、とにかく真っ暗。
ナメてかかると結構ビビらせてきます。女の子と行くと吊り橋効果も期待できるかも。ロマンチックがロマンスに変わるかもしれません。
ディスク・オー
ぐるぐると回転しながらゆらゆらと前後にも移動する目がまわるタイプのやつです。
これもなかなかタマヒュンするやつですが、終わるころにはぐったりするタイプのやつです。これはまぁいいや。
メリーゴーランド
ロマンチックアンドメルヘン。最後にメリーゴーランドに乗ったのはいつだろう。
— くれ えいぞう (@Eizo0000) January 21, 2017
もしアトラクションが何十種類も乗り放題なら、大人になった今、メリーゴーランドはスルーしてしまうかもしれません。
しかし今回は限られたアトラクションです。積極的に乗ってしまいましょう。
スワン
ベストロマンチック。そしてベストアトラクション。スワンです。
あまりにもメルヘン。ぷかぷかと水面に浮いたスワンに乗り、風車の周りをぐるぐるとまわります。
特に音楽もなくひたすらゆっくりと回り続ける。それでいいんです。ディズニーランドではイッツ・ア・スモールワールドが一番好きな僕にとってのベストアトラクション。
このまま水にぷかぷか浮かんだまま回転し続けていたい。このまま時間が止まればいいのに、と思わせてくれるアトラクションです。
— くれ えいぞう (@Eizo0000) January 21, 2017
後頭部がとてもラブリー。
アトラクション以外も夜のロマンチック
ということでアトラクションを満喫しましたが、アトラクション以外にもやはり見どころはあるので紹介しておきましょう。
・東MAX
ルミヤシキアンバサダーとして登場した東MAX。浅草というゆかりもあり抜擢でしょう。
一緒に写真を取りましょう。あとなんか携帯の待受なんかにすると金運があがりそう。
・パンダ
浅草花やしきといえばやはりパンダに乗らざるをえないでしょう。
かつては稲中卓球部によく登場したアレ。
イルミネーションが施されたパンダもありロマンチック。
・噴水ショー
20分に一回のペースで園内中央の噴水でショーが繰り広げられます。「桜」の音に併せて繰り広げられるショーも素敵。
夜の花やしきもまた素敵
夜の花やしきもまた素敵でした。イルミネーションはとてもキレイで、アトラクションも乗り放題。人もあまりいないので待ち時間も特に無くスイスイ乗れます。 期間は3月末までなので、浅草に行く用事があったら行ってみてはどうでしょうか。
夜の21時までやっていて、1時間半もあるとだいたいまわれるので、浅草でどこか寄った後にフラッと立ち寄るのも全然アリだと思います。
デートの〆なんかにもアリではないでしょうか。素敵な浅草ロマンチックをお過ごしください。