こんにちは、千鳥あゆむです。
私は北海道出身で、本州に引っ越してから今年で6年目…。実は、日々思っていることがあります。
「どうして赤飯に甘納豆を入れないのでしょうか?」
北海道では、赤飯に甘納豆を入れることが多いんです。赤飯に甘納豆を入れるようになった理由は、北海道の料理研究家である南部明子さんという方が考案したから…なんだとか。
給食でも「赤飯」として出てくるのはやはり甘納豆入りのお赤飯。でも本州で売ってる赤飯は、小豆だったりささげ豆だったりで、全然甘くないんです…。
「絶対、赤飯は甘い方がおいしいって!!!」
と、周りに口で散々言っても通じないですよね…。なので、実際に食べてもらうことにしました!
作り方
①もち米に食紅を入れて炊きます。
本州の赤飯は小豆の煮汁で色を付けるのですが、北海道では直球勝負! 赤だから食紅!
食紅を入れすぎると狂気に満ちた色になるので、ほどよいピンク色になるよう調整してください。
②炊き上がったらざざーっと好きなだけ甘納豆を入れて、混ぜあわせて完成!
市販の赤飯と比べてみるとピンクぅ~! というか、食紅で色を付けてからはただ甘納豆を混ぜただけですね。
でも、見た目は北海道の方がピンクでかわいくないですか???
食べてもらった
仲のいい友だちに食べてもらいました。
「ピンク!? なんだかわからないけどいただきま~~す!」
どうですか…?
「…普通の赤飯の方がおいしい」
えっ!? なんで???
「甘い」
「普段の赤飯と全然違うので、受け入れられない」
「ゴマ塩をかけたら、まあ食べられなくはない」
「これはおかずと一緒に食べられない」
なる意見がどんどんと出てきました。
なんと…。わたしは、お祝いのオードブルとかといっしょに甘い赤飯を食べて育ってきたのに…。
もっと食べてもらってみた
1人だけだと、ただその人の趣味ということもあるので、別の8人にも北海道の赤飯を食べてもらいました。
結果、「北海道の赤飯は、ご飯としてアリか?」という質問に対して、6人が「基本的にナシ」と答えました…!
「おはぎと思えば、甘いのもアリ」
「大量には食べれないかも。2,3口ならおいしい」
「甘いのですぐ飽きる」
「甘納豆はごはんと合わない」
「お菓子としてならまぁアリ」
「ゴマ塩を入れれば食べれる」
という意見をいただき、最終的には「なんとか食べれる方法」を模索される始末…!
「きっと全員においしいって言ってもらえるはず!!」
「本州でも甘納豆が入った赤飯が流行るはず!」
と思っていましたが、いざ食べてもらうと微妙な反応が…。
「ごはんの見た目なのに甘いことが許せない」という人が多いようです。
というわけで、地元民にとっては大好物のローカルフードでも他県の人にとっては微妙なので、私のようにあまり「絶対おいしいよ!」と推しすぎるのは控えましょうね!