映画鑑賞が趣味なので、6月前半に「良い」と思った映画をご紹介させていただきます

 

 

 

 

 

■ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019・アメリカ)

 

【あらすじ】

ゴジラ!!モスラ!!!!ラドン!!キングギドラ!!!!

 

_人人人人人人人人人人人_
> レディー!!!!  <
>  ファイッッ!!!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^Y ̄

 

おなじみガッズィーラのハリウッド版続編。今度はモスラにラドンにキングギドラも登場だ!!いや〜もう無茶苦茶!壊れちゃう!!地球壊れちゃう〜!!そんな勢いを感じさせる凄まじい怪獣大戦争でした。それぞれが羽根を広げてポーズをキメたり、取っ組み合いしたり、空中で絡み合いながらぐるぐる回って攻撃しあうなど、全ての怪獣のシーンでテンションぶち上げてくれる!最高!!もっと見たかった!!何も予備知識を入れてなかったこともあって、こういうアガる展開が連続で続いてめちゃ満足でした

 

登場人物が自分の理想を押し付けるわがまま野郎!って言う人いるけど、サノスみたいな思想でまあ理解はできなくはない…とは思ったかな。「そうしたくなる気持ちもあるよね」と何事もポジティブに捉えればそれでいい。楽しもうや!ギドラにやられるギリギリでゴジラが助けてくれたり、手動で爆弾を起動させなきゃいけなかったりという、何千回見た映画あるあるがこれでもかと詰まってて最高だし、さらにキングコングとの戦いも控えている!これからも楽しみだ…

 

 

 

 

 

 

■プロメア(2019・日本)

 

【あらすじ】

発火を起こす突然変異種の人間「バーニッシュ」により発生した世界大炎上から30年。一部の攻撃的な奴ら「マッドバーニッシュ」に対抗する「バーニングレスキュー」は日夜救助活動に勤しんでいた。ある日レスキュー隊員の燃える火消し男ガロは、マッドバーニッシュのリーダーのリオと激しい戦いを繰り広げるが、それは世界の命運をかけた超爆熱バトルの序章だった…な話

 

熱すぎる〜!!!!最高最高最高最高最高〜!!!!!「グレンラガン」と「キルラキル」で今石洋之&中島かずきのタッグの熱さは理解してたつもりだったけど、こっちが予想&想像してた熱さの数兆倍上回ってきた!!助けてくれ〜!A・CHI・CHI・A・CHI〜!!見てる時にたまたま手元にあった温度計で測ったら、ピッタリ100兆度をさしてたぐらいの、本物の「熱」がここにあった!!!!!

 

炎を三角、氷を四角で表現する独特の描写に縦横無尽に動き回るカメラワークはスパイダーバースを彷彿とさせながら、一度対立した者達が更なる強者のために共闘して倒すというトリガーお得意の胸熱展開に、「熱血」の概念を上書きするほど体内の液体全てが沸点に到達する超超超超熱血!!とにかくこの熱さは体感した方がいいですね…熱すぎて冷めないからキルラキル見直そうかな

 

 

 

 

■鬼談百景(2015・日本)

 

10話のJホラーオムニバス。twitterで「この中の『続きをしよう』がめちゃ怖い」というのがバズってたので気になって見た(すぐ行動に移してえらい)。「残穢」の怪談ライター「私(竹内結子)」に届いた手紙という設定で、玉石混合なものの普通に驚く良エピソードもあって楽しめました。以下面白かった3つを挙げます

 

【2話・影男】★★★★☆
自宅の窓ガラスをめちゃくちゃ叩きまくる影みたいな男に襲われる話。一定間隔で窓ガラスを叩く「ガァン!!」ていう音がめちゃめちゃうるさくて嫌で、見てるこっちもストレスがたまるくらい。どこまでも不気味で良かった

 

【5話・赤い女】★★★★★
赤い女の怪談を話すと本当に赤い女が来てしまう話。お目当ての「続きをしよう」を超えるほど、最高に面白かったな。赤い女が登場する瞬間全てがファンタスティックで、普通にビクッと驚いたし鳥肌も立ったな…。主役の女の子達の希薄な関係性と空虚な誕生日パーティーもいびつで気味が悪い。最高!

 

【8話・続きをしよう】★★★★☆
7人の子供が墓場で遊んでたら一人また一人と怪我して脱落し、最後の一人になるまで何故か遊びをやめない話。不気味さもありつつとともにグシャッ!という音とともに怪我をして帰って行く流れ作業がコントっぽい空気感で、そこが良かった。最終的に物凄く嫌な想像をかきたてられる終わり方も気味が悪くて良い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■スノー・ロワイヤル(2019・イギリス)

 

【あらすじ】

雪山の奥に静かに暮らすネルズは除雪の仕事を勤勉にこなし、町から模範市民賞を得るほどの善人。しかし息子が麻薬組織のいざこざに巻き込まれて無関係に殺されてブチ切れる。人を殺したことは一度も無かったが、狩猟スキルや犯罪小説で読んだ知識を武器に、一人また一人と始末してボスの情報を獲得していく。果たしてこの復讐劇の果ては…?な話

 

リーアム・ニーソンin雪山!キレさせたら天下一のおじさんの小粒な新作。良い。いつもながらのバイオレンスアクションかと思いきや、意外にもギャグ&コメディが散りばめられて時に噴き出してしまうような仕上がりになっており、良い意味で予想を裏切られて楽しかったです。テンポよく人を殺して金網で巻いて滝に捨てるのを何回も連続で繰り返したり、重機で車に大木をズドンとブッ刺したり、思てたんと違う独特のセンスが感じられました。何でバレないんだよ!っていうレベルの白昼堂々の殺人もお見事…

 

対する麻薬組織のボスも性格に難があり、息子の食生活を三食同じやつにして縛り付けたり気に入らない部下がいたら即殺したり、会話で笑わせたりしてくれてちょっとタランティーノ的な雰囲気もあっていい悪役でしたね。というかリーアム・ニーソンも含めて登場人物全員まともな奴が一人もいなかったな。他にもさまざまな人々の思惑が噛み合わずに渦巻いて小さな雪の町が血に染まる展開は見てて痛快。中盤少しアクション要素が減って気持ち退屈になってしまったけど、まあ朝イチで見たからかな。いつもと違ったリーアム作品が見たい人はオススメです。終わり方もムチャクチャで笑いました

 

↓リメイク元

 

 

 

 

 

■サバハ(2019・韓国)

https://www.youtube.com/watch?v=F6bpB95Zgfg

 

【あらすじ】

1999年、とある村で双子の少女が産まれるが、妹は姉に足をかじられており、さらに姉は血だらけで醜い姿で穢れて「悪鬼」と忌み嫌われ出生届を提出されずに実家に幽閉された。そこから10年以上あと、宗教詐欺を取材するパク牧師は怪しい宗教団体・鹿野苑の調査を開始するが、次第にヤバすぎる闇に飲み込まれていく。果たしてどうなる?な話

 

ネトフリ韓国オカルトミステリーホラー。宗教観や信仰など難しく繊細なテーマを扱ってるものの、脚本がよく練られておりグイグイ引き込まれていきました。つまりめちゃおもろい、ということ…。忌み嫌われた姉妹に始まり不審点が多い宗教施設鹿野苑、コンクリートの中に埋められていた女の子の死体、悪夢にうなされながらある任務を遂行する密教の「四天王」と呼ばれる男達、そして捜査線上に浮かび上がるキム・ジェソクという男の存在など、点と点が繋がって一つの線になり、その先にある人の常識を超えたただならぬ実態が明らかになっていくまでの探偵パートがめちゃくちゃ緻密で興味深きの連続な構成。その先にあるスーパーナチュラルなフィクションをフィクションだと思わせない圧倒的な説得力!

 

ホラー描写もなかなか気持ちが悪く、オープニングで姉妹の出産シーンでは邪悪な存在すぎて近くの家畜が死にまくったり、天井から薄汚い子供の悪霊が天井からヒタヒタと迫ってきたり、納屋の奥に幽閉された悪鬼と忌み嫌われた姉のただならぬインパクト…。脚本も緻密ながら見た目の恐ろしさ・凶々しさもかなりクオリティでもの実に見応えがありました。固有名詞が結構ややこしくてかなり集中してないと置いてかれてしまうので、気合い入れて見た方がいいかもです

 

 

 

 

 

■来月も書きます

月2回お届け予定で、6月後半にも書きます

 

※Filmarksで書いたレビューに微調整を加えて書いています。更新頻度はこちらのほうが多いし早いので、合わせてフォローしてみてください

 

>>私のFilmarksアカウント<<