こんにちは、ライターのギャラクシーです。所用で京都に来ています。

 

せっかく京都に来たなら、なにか「京都っぽいもの」をお土産に買って帰りたいところ。

……八ツ橋? 漬物? それとも阿闍梨餅?

 

 

 

いいえ、生麩(なまふ)です。

生麩というのは、普通の麩とは違い、もちもちした食感の麩のこと。

 

 

 

というわけで創業200年、京生麩の専門店『麩嘉(ふうか) 錦店』にやってきました。

妻が京都の人間なので、「よくあるおみやげみたいに他府県の人に向けた商品ではなく、京都人が好きなおいしいもの」はないか聞いたところ、ここの生麩を教えてもらったのです。

 

 

麩嘉(ふうか) 錦店

住所|京都市中京区錦小路堺町角菊屋町534-1
時間|9:30~17:30
定休|月曜日(その他1月~8月の最終日曜日)

公式HP

 

ちなみに

普通の麩=小麦粉を水の中で練り、焼いたもの

生麩=小麦粉を水の中で練り、その後もち粉などを混ぜて茹でる・もしくは蒸したもの

だそうです。勉強になりますね!

 

 

 

生麩専門店だけあって、店内には様々な生麩が売られています。

ば、バジリコ麩? キャロット麩??? 気になりますが、初心者は最もシンプルな「餅麩」を買うのが良いでしょう。お値段は税込648円。安い。

※ちなみに消費期限は冷蔵で4~5日です(ラップして冷凍することも可能)

 

 

 

見てください。もちの柔らかさと小麦粉の弾力を兼ね備えた完全食、それが生麩。

 

でも生麩って味噌汁に入れる以外にナンカ使い道あるの? と思ってません? 実は色々食べ方があるんですよ。

 

 

 

というわけで、『秋の生麩尽くしコース』を作ってみましたよ!

 

 

生麩の刺し身

 

とりあえずこれだけでも食べてほしい。餅と同じだけど、小麦の香りと弾力がプラスされて味が強い生麩……わさび醤油でサッパリと頂くと最高。

 

 

生麩田楽

 

軽く炙った生麩に味噌を塗って、くどくならないよう最後に山椒でピリッと締める。簡単なのにお~いし~い! お酒のおつまみにも良いのではないでしょうか。

 

 

生麩の醤油バターソテー

 

焦げた醤油とバターの、なんとも言えぬ良い香り! トロッとした生麩にしみた醤油のおかげで、ご飯も進みます。

 

 

がんもと生麩の煮物

 

ちょっと良い和食屋だと、煮物の上にモミジ型の生麩や、毬型の生麩がちょこんと乗っていたりしますよね。自分で作るなら、好きなだけ生麩を乗せられます。

 

 

生麩の味噌汁

 

生麩って味噌汁以外にも使い道があるんですよ!って言ったそばから申し訳ないですが、なんだかんだ、味噌を吸って旨味を蓄えた生麩っておいしいですよね。

 

 

デザート

 

これは自分で作ったんじゃないんですけど、『麩嘉』に売ってたんで買ってしまいました。麩饅頭(左2つ)と、栗入り麩饅頭(右)。どちらも200円ちょっと。

特に栗入り麩饅頭は、中に栗がギッシリ入っててめちゃおいしかったです(季節限定だから急げ~!)。

 

 

まとめ

 

以上です。ね?生麩って色々な料理に使えるし、なんか“通(ツウ)”な感じしません? 

 

ちなみに今回ご紹介した『麩嘉(ふうか)』さんは、JP京都駅に併設された「JR京都伊勢丹」B1Fでも買うことができます。出張で京都に立ち寄った際は、ぜひ食べてみてくださいね!

 

 

(おわり)