こんにちは、ライターのギャラクシーです。植物が好きで色々と育てています。そのため、『鉢(植木鉢)』がめちゃめちゃ必要なんです。植物って、成長にあわせて1~2年毎に、ひとまわり大きな鉢に植え替えなければいけないからです。
植物店やホームセンターなんかでも常に『鉢』を探してるんですが、「ひょっとして、ほとんどの陶器って……底に穴を開ければ『鉢』として使えるんじゃ?」と思ったので、使ってない湯呑みでやってみました。
陶器に穴を開けるために必要なもの
1)電動ドリル
高いやつじゃなくていいです。
3000円くらい(もっと安くてもいいですが、安物だと時間がかかってしんどいです)。
2)ビット
ビットというのは、先端につけるドリルのことですね。
こういうのとか
こういうのです。
これすごく重要なんですけど、必ず陶器用(磁器用・タイル用・ガラス用と書かれている場合も)のものを買ってください。鉄や木に穴を開ける用のビットだと、めっちゃめちゃ時間がかかったりします。陶器って、思ってるより全然硬いんです、実は。
実際に穴を開ける
1)今回穴を開ける陶器
今回はお茶を飲む時に大きめの湯呑みとして買ったけど、全然使ってなかったやつ(400円くらい)に穴を開けてみます。他にもマグカップや丼、また、植物が好きな人はこの用途が一番多いと思われる『鉢カバー』などでもOK。
2)座布団的なものを敷く
床にそのまま置いてやると、ドリルの振動が下の階に響いてめちゃ迷惑なので座布団やバスタオルを敷こう!
3)ゴミ袋の中心に陶器を置く
削った粉や、水が飛ぶ(後述)のでゴミ袋の中で作業した方がいいです。
4)底面のくぼみに水を溜める
ドリルを使っていると、粉が積もったり熱が発生して、刃が傷み、削れなくなってきます。予防策として、くぼみに水を溜めておきましょう。本当は常に水をかけながらドリルを使うのが正解なんですけど、正直そこまでやるのは面倒くさい。
5)電動ドリルにビットをセットする
細いビットで2~3個の穴を開けてもいいし、大きめ(リング状)のビットでひとつだけ大きな穴を開けてもいい。
両方使ってみた感想としては、細いビットのほうが簡単だけど、いくつも穴を開けなきゃいけないので面倒。大きいビットは難しいけど一回で済むので楽。
今回は大きめのビットを使うことにします。
なお電動ドリルは、調節できるなら「回転数を少なく」「強いトルク」で使ってください。調節できないタイプは、仕方ないのでそのまま使ってください。
6)穴を開けていく
大きめ(リング状)のビットで穴を開けるコツは、最初は斜めに軽く当てること。うっすらミゾをつけることができたら陶器を回転させ、また斜めに軽く当て、陶器を回転させ……というのを繰り返し、リングと同じくらいの大きさのサークルを作ります(大体でいいです)。
これをやらずに一気に穴を開けようとすると、ドリルが滑って底面が傷だらけになります。
※ちなみに細いビットの場合は垂直に当てます。そのままだと滑るので、ヤスリとかでザラザラにしてからやると良いです
7)穴が開く
10分くらいで穴が開きます。電動ドリルって音がでかいので、10分間もその音を発生させると騒音がすごいです。絶対に深夜にやらないでください。
あと、慣れないうちはすごく時間がかかるんですが、強く押し付けすぎると割れてしまうことがあるので、ゆっくりやりましょう。
8)鉢底ネットを敷いて土を入れる
鉢底ネットは無くてもいいですが、100均とかでも売ってるし土がこぼれにくくなるので敷いたほうがいいです。土は、植える植物によって変えてください。
観葉植物ならこれ
サボテンならこれ(この土、白くておしゃれなのでおすすめです)
9)気持ち悪い植物を植える
別に気持ち悪くなくてもいいですが、その鉢にぴったりの大きさの植物を植えましょう。これで完成です!
まとめ
というわけで今回は、陶器に穴を開けて植木鉢として利用する方法について書いてみました。
「鉢だと思って買ったけど鉢カバーだった」「使っていないマグカップや丼などを鉢として利用したい」という方は是非やってみてください。
そして、みんなで気持ち悪い植物を育てましょう!
(おわり)