上野・アメ横に「アメ横センタービル」という建物があるのをご存知でしょうか。ここの地下1Fにある食品街は知る人ぞ知るディープなアジア食品売場となっており、ほとんど現地でしか手に入らない調味料や食材、見たことないような魚や肉、パック詰めの豚鼻などが安価で手に入ることで知られています。
特に中国・台湾の食材が豊富。飛び交う言葉も中国語(たぶん)です。
そこで目についたジュースを買ってきました。こちらです。
今回はこれらを飲み比べてみたいと思います。
王老吉(ワンラオジー)
まずはこちら。「王老吉(ワンラオジー)」と読むらしいです。「正宗涼茶」とあるので、お茶でしょうか?
パッケージが赤地に黄文字のお茶って日本だとまったく馴染みがないですが、果たして?
ライターのマンスーンがグビリ。
「…………」
顔が伸びた。
なぜか顔が伸びたマンスーン。マズかったのかといえばそういうわけではなく、「ただただ予想外の味だった」とのこと。
数人で飲んでみて出た感想をまとめるとこんな感じでした。
・お茶なのに、すごく甘い。
・午後の紅茶をさらに甘ったるくしたような味。
・「純露」に入ってる紅茶味のアメを液体にして飲んでる感じ。
・美味しいけど、このお茶を飲んだ喉をリセットするお茶が欲しくなる。
黒松沙士(ヘイソンサースー)
コーラやドクターペッパーを連想させるパッケージ。注いでみたらやっぱり炭酸でした。
台湾でいちばん有名な飲料メーカー「黒松」の主力商品とのこと。
ダ・ヴィンチ・恐山が飲んでみました。
「……あ、これ『ルートビア』だ!」
ルートビアは「飲む湿布」などと表現されることも多い炭酸飲料。クセが強いぶんコアなファンも多い飲み物です。
「ルートビアと同じく、湿布みたいな風味が口に残りますね。私はルートビアも好きなのでこれもぜんぜんイケます」
感想をまとめるとこんな感じでした。
「ほんとにルートビアだ」
「こっちのほうがルートビアよりは飲みやすいかも。ほんの少しだけ」
「薬っぽい味に加えて缶が漢字だらけだから、漢方っぽさがすごい」
六个核桃(リゥガフータオ)
続いては缶が細長い「六个核桃(リゥガフータオ)」。6個のクルミという意味だそうです。
名前の通り、クルミで作った植物性のミルクのようです。
開け口がプルタブごとメリッと剥がすタイプでした。この構造、まだ現役なんだ。
飲んだのはなぜか偶然中華風の服を着ていた加藤。
「うす甘い……。口の中にナッツの風味が広がりますね」
全員が飲んだ感想はこちら。
「スイーツづくりの”素材”を飲んでいるかのような味」
「おいしいけどゴクゴク飲むようなものではない」
「おいし~いバリウム」
椰樹牌椰汁(イェーシューパイイェージー)
ヤバすぎ
どういうセンス? 本当に飲み物? 昔のホームページ?
しかも輝く「新包装」の文字。改良してこれになったの!?
見ているだけで不安が高まるナイスデザインですが、イラストや「椰」の字からするとココナッツミルクのようです。
ヤバそうなものを考えなしに飲むことで知られるARuFaが試飲。
「…………」
「うンめェ~~~~の」
なんとARuFa、かなり気に入ってしまった様子!
「こんな見た目なのに、味はすっごく優しいココナッツミルク! かなり好き!」
とのこと。見かけに反して親しみやすい味だったようです。
全員でおそるおそる飲んでみたのですが
「ちょっといい杏仁豆腐の上にかかってるやつの味だ!」
「他のがけっこうキツい甘みだったから、落ち着く」
「うんまいバリウム」
概ね好評でした。
見かけたら買ってみよう
本国ではどれもポピュラーらしいですが、日本ではなかなか手に入りにくいこれらの飲み物。もし上野に立ち寄ることがあったらアメ横センタービルの地下で買ってみてはいかがでしょうか?
Amazonでも買えるようです。