同僚の結婚式で泣いた話をします。

 

 

まず始めに弁明しておきますが、私は式の主役である同僚および新婦や親族を見て泣いた訳ではありません。順を追って説明します。

 

その同僚は私にとって、「稀に業務上の必要が生じた時だけ、職場共用のチャットサービス上で10字〜200字程度のやりとりを交わす程度」の人物です。これまでのところ事務的な意思の疎通しか行っていない為、敵意または好意が生じた事はありません。

 

なので、私が彼の人生の節目に居合わせる事で感慨が生じる素地は全く無いと言えます。にも関わらず、私は泣きました。

 

 

彼らの結婚式では、理由は分からないのですが参加者全員が「新郎と新婦が生まれてから出会い愛を育んでいく過程を振り返る」映像を見なければなりませんでした。

 

私は20分ほどの長さを誇るその映像を集中して観賞し続ける事に失敗し、式場の各テーブルに飾ってあるキャンドルの炎を見て時間を稼いでいたのですが、その時なぜか唐突に感情が大きく動き、気付くと涙を流していました。

 

「なぜ自分は泣いてしまったのだろう、新郎含め知らない人ばかりのフットサルチームが肩を組んでいるだけの映像なのに」と思った後で、私はその情動の原因に気付きました。

 

その映像のBGMとして使われていたのが「ひろしの回想」という楽曲だったのです。

 

この楽曲は映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(2001)の、ある感動的なシーンで使われている楽曲です。私はそのシーンをこれまでに数回ほど観て泣いた経験がありました。

 

この楽曲が引き金となり、数回ほどの学習を経て条件付けされた情動が引き起こされた結果、偶然にも私は「同僚の結婚式で泣く仲間想いの良い奴」という正解者の集団に溶け込む事に成功できたのです。

 

 

この嬉しい経験を端緒に私が発明したのが、以下に紹介する「デリバリーヘルスの45分コースに合わせて射精を管理する方法」です。是非、お試しください。

 

 

■デリバリーヘルスの45分コースに合わせて射精を管理する方法

 

1. ドラマ「相棒」(本編の長さが40分強程度の映像作品)を見ながら手淫を行い、エンディングテーマが流れた瞬間に射精する、という自分への条件付けを繰り返し行います。

 

2. デリバリーヘルスの方を呼びます。

 

3. 45分コースが開始したタイミングで、手持ちのスマホ端末などを使ってドラマ「相棒」の映像を再生します。

 

4. 制限時間が訪れる直前、エンディングテーマが流れ出すと自動的にあなたは射精します。

 

 

右京さん、本当に私はこんな人間になる為に生まれてきたのですか?