昨年、私はある村を訪れた。
村を歩いていると、とつぜん不思議なものが目に入る。


なんだこれ…
突然、頭上に現れたナゾの生物に困惑が隠せない。

この村では、いたるところにこの生き物がいる。

村で買い物をするとレシートにも現れる。


どうやら♀の個体もいるようだ。

こういう日本らしい路地を歩いていると、

急に視界に入ってくる。
一体なんなんだこの生き物は…

そう、この生物の名前はタバスキー
山梨県 丹波山村(たばやまむら)のマスコットキャラクターだ。

シンプルなフォルム

まっすぐな瞳
かわいい

タバスキー、とてもかわいい。
丹波山村にはいたるところにタバスキーがいる。さながら村全体がタバスキーのテーマパークのようだ。
丹波山村を離れるころには、私はタバスキーにすっかり魅了されてしまっていた…
そして、ある日、知るのだった。
私を含め、いままで丹波山村に訪れたオモコロライターが3人いることを。
そしてその3人ともが、タバスキーに夢中になってしまっていることを。
その3人が
今日
集った

そう、俺たちタバスキーだいすきクラブ
タバスキーだいすきクラブ メンバー

藤原

たばね

岡田 悠
本日はこのメンバーでタバスキーの魅力を世界に発信していきます。
やるぞ!
丹波山村とタバスキー

ということで座談会を始めさせていただきますが、まずタバスキーのプロフィールを簡単に紹介させてください!
タバスキー
丹波山の「丹」の文字をモチーフにしたUFOのような形と「アダムスキー型」にもかけ「丹波山が好き〜」という思いで「タバスキー」と名づけられました。
そのカワイイ姿は村内外から大人気で、丹波山村をアピールするために大活躍しています。
(丹波山村ホームページより引用)
タバスキーは丹波山村のマスコットのような存在で、1997年から丹波山村に住んでいるそうです。
『丹』の字が形状のモチーフになっているんですね!

タバスキーは丹波山村での暮らしに深く浸透していて、学校給食の容器にもタバスキーがデザインされているとのこと!

それだけでなく! なんとこのように可燃ごみの袋にも大きくタバスキーがデザインされています!
これすごいインパクトですよね! 私も丹波山村を訪れたときにおみやげとして買いました!
『ごみ袋』をおみやげとして買うことってあるんだ。
そのときは念願の丹波山村に行けたのがうれしくて…

私が丹波山村を訪れることになったのは、ひとつのきっかけがあるんです!
失踪していたタバスキーを無事救助いたしました。
目撃情報ありがとうございました。 pic.twitter.com/QZwQd0b0Nn— 丹波山村文化財担当 (@tabayama_1) February 10, 2021
それがこのXのポスト! 丹波山村が発信しているこのポストを見かけて、衝撃が走りました。
台風かなにかで飛ばされてしまったタバスキーを、村の人たちが真剣に探している。このポストひとつだけで、村の人とタバスキーの間には単なる『自治体とゆるキャラ』以上の繋がりがあると、直感的に思いました。
たしかに、けっこう感情を揺さぶられるポストかも。
我々のようなビジターがタバスキーをかわいいと思う以上に、まず村の人がタバスキーをとても愛していることをひしひしと感じますね。

先ほどのポストのタバスキーはベニヤ板で作られているみたいですが、村内を歩いてみるといろんなところで手作りタバスキーと出会うことができます。これは『ちぎり絵』でデザインされたタバスキーの置物。
こういうの、作っているときの様子を想像してしまってグッときちゃいますね。

丹波山村には『のめこい湯』という温泉施設があるのですが、そこではピンク色のタバスキーが季節の衣装でお迎えしてくれます!

カワイイ~!
このサンタ服も、きちんとタバスキーが着られるように採寸して、オーダーメイドのものを作っているんですよね! とても手間がかかってます!
よく見るとサンタ帽もお洋服と同じ布に見えるので、そっちも手作りなのかも!
私が受付の方に話を聞いたとき、みんながこのタバスキーのことを『タバちゃん』と呼んでいて、たまりませんでした。

これは2月の節分タバスキー

これは5月のこどもの日にちなんだ金太郎タバスキー

これは10月に行ったときのタバスキーです。

これは… 何?
『秋』の概念?
このタバスキーちゃんは衣装の変化が本当に目まぐるしく、ほぼ毎月のペースでお色直しが入るのでいつ行っても違う服を着ています。
このおめかしだって、言ってしまえば特にやる必要のないことだと思うんです。たぶん、タバスキーちゃんの衣装を変えることで温泉のお客さんが増える、ってことでもないだろうし。それでも、手間をかけてタバスキーの衣装を作っている。
村の人にとってタバスキーは、ただそこに置いてあるだけのマスコットじゃないんです。
こうして、村の一員として、愛情を注がれている。そこがなにより素敵だと思います。

役場にも立派なタバスキー像があるんですが、これも地元の中学生がイベントの収益金で村に寄贈したものだそうです。
なんて素敵なエピソードなんだ。

きっとこの中学生たちも、タバスキーのお皿で給食を食べてきたんでしょうね。
手作りタバスキー

村内のタバスキーについては、いわゆる『公式絵』だけでなく、手作りのタバスキーが使われていることが多いですね。そういう『手作りタバスキー文化』みたいなものが丹波山村には浸透している感じがします。

タバスキーの造型がシンプルだからこそ根付いた文化なんでしょうね。

黄色がメインでありつつもいろんなカラーを柔軟に受け止めてくれる『度量』があるので、それも作りやすさに繋がっている気がする。

村を歩いていると本当にいろんなところで手作りタバスキーを見ることができます。
ハロウィン仕様ですね。タバスキー自体に装飾が少ないので、季節や行事のワンポイントと調和しやすいのかも!

私もタバスキーを描いてみたことがあるんですが、ぜんぜん絵心がなくてもちゃんとタバスキーになるので、うれしいです。
みんなが描けるっていうのはキャラクターとして強みですね!

このフラワータバスキーなんかも、タバスキーが極限までシンプルなデザインだからこそできる表現だと思います。


これは手作りタバスキーによる『税』の説明です。
『税』だな~
タバスキーって『控除』とか知ってるんですね。
こういう役割も地方自治体のキャラクターならではで愛らしいです。

これ、わたしのイチオシです。『おそばを食べるタバスキー』。

タバスキーっておそば食べるんだ。
タバスキーって左利きなんですね。

道の駅のレストランにいるフェルトのタバスキー!
ギャ! かわいい!
いろんな色のフェルトを買ってきて作ってるんですよね。シンプルに見えて手間がかかってます。

手間がかかっているといえば、道の駅には木彫りのタバスキーもあります!
このタバスキー、初めて見たとき声が出ました。すごいですよね、これ。
これは『手作りタバスキー』のなかでもかなり気合が入ってますね。
タバスキーには人々の創作意欲を刺激するなにかがあるのかもしれない。

この『ギリ、タバスキーじゃない、なにか』もけっこう好きです。
これは『ギリ、タバスキー』じゃないですか?

あっ、うーん?
ギリ違うか…
人類に裏切られたときみたいな目をしてますね。

ギリギリシリーズだと、これが素敵でした。

これは…
これってタバスキーですか?
こういう、かっちりとした企業のキャラクターIPからは生まれないであろう“揺らぎ”もタバスキーのひとつの魅力なのではないかと。
あと、丹波山村のお土産屋さんで買ったこのタバスキーも大好きです。

タバスキー…

君は…?

タバスキーはこういうお茶目なところもたまらないんだよなあ。

お気に入りの手作りタバスキーを見て盛り上がるタバスキーだいすきクラブの面々。
誰かが作った手作りのタバスキーを見るのはすごくたのしい!!
でも、俺たちタバスキーだいすきクラブ。
俺たちも、
俺たちもタバスキーを作ってみたかった。
ということで、今回はみんなでタバスキーグッズを作ってきました!!!

藤原 仁






