俺は火が点けられない
こんにちは、そうじゃねえだろのシャラップです。
みなさんは怖いものはあるでしょうか?高いところだったり、狭いところだったり、暗いところだったり、色々な恐怖症はあると思います。
俺にも恐怖症があります。それが何かというと、「点火」です。
火を点ける事に異常に恐怖を覚えます。異常に恐怖を覚えるというか、そもそも火を平気で点けられる人の方が俺は異常だと思っています。サイコパスです。あなたはサイコパスです。あなたの答えは「その子の葬式でまたその人に会えるから」です。
だってどう考えても、火を点けるなんて怖すぎませんか?死にますよ、マジで。100歩譲って死ぬとしても、出来るだけ楽に死にたいじゃないですか。その点焼死なんて一番嫌ですよ。焼かれて死ぬんですよ?死んだらどうせ焼かれるのに。
そんなこんなで、今まで点火をせずに生きてきた人生でした。点火せずとも人間は23年間生きてこれる訳です。そういう事を言うと、毎回この質疑応答の流れになります。
「あれ?タバコ吸わないんだ?」
吸いません。吸わない理由は色々あれど、ライターを使わなければいけないので吸いません。
「え、自炊は?」
1000000000歩譲って、ガスコンロなら点けれなくもないんですが(火が動かないから)、基本的に火を使うものはしないですね。19、20歳の頃の俺の家の飯はほぼ全部一緒に住んでた相方の仁木に作ってもらったものです。
ちなみにカップ麺を作れるようになったのは17歳(ポットは火を使うものだと思っていた)、米を炊けるようになったのは19歳(炊飯器は火を使うものだと思っていた)です。
「あれ、カラオケでバイトしてなかった?料理は?」
カラオケの料理って基本的にレンジで出来たりするものが多いので。あと電気コンロです。ガスコンロなら辞退してました。
「友達と花火で遊んだりしなかった?」
しませんでした。マジで花火はヤンキーがやるものだと思ってたので。
「学校で理科の実験とかでアルコールランプ使わなかった?」
授業の最初に、「火が怖い人?」と先生に聞かれ、全員が手を挙げるものだと思って最前列の俺はすぐ手を挙げたんですが、結果的に手を挙げたのが俺だけだった事と、手を挙げるスピードが速すぎた事から「この子には本当にやらせちゃいけないんじゃないか」みたいな協議が先生たちの間であったらしくて、免除になりました。
「でもその実験の場にはいたでしょ?」
アルコールランプは使わずとも実験には参加してたんですが、網にろうを塗ってそれに火を点けて燃え方を見るという実験の時に、俺はろうを塗るだけの係に任命されたんですが、火を点けた瞬間に俺の班だけでかい炎が上がって教室がパニックになり、そこから全体的に実験免除になりました。あれは今思い出すだけでも怖かった・・・
「調理実習とかもあったでしょ?」
俺のそういうところを見ていたクラスメイト達が「絶対にこいつに火を扱わせてはいけない」という判断のもと、ひたすらハンバーグのタネをこねてました。
といった感じで火を使わずに生きてきました。
ただ、自分でも分かっています。このエピソード、だいぶヤバいという事。
実験免除→火を使わずとも間接的に炎上→調理実習まで免除 というストⅡのベガみたいな見事な3連コンボのあたりが特にヤバい。終わってる。ウォシュレット散々したのにケツ拭いたらうんちべっとり付いてる時くらい終わってる。さっきはみなさんの事サイコパス扱いしてごめんなさい。サイコパスは俺でした。指を一本ずつ離して敵を断崖に落とします。
前置きが長くなりましたが、とにかく火は使えるに越したことはないですよね。俺もいつまでもビビってたくありません。
と、いう事でライター、マッチ、ねずみ花火の3つにチャレンジしてみて火を克服したいと思います!!!
ライターに挑戦
まずは手始めにライターです。手始めと言っても、こうやってしっかり持つなんて事は初めての物体です。
こうして持ってるだけで、「ここから火が出るし、下手すると自分と周りのものも燃える」と考えてしまって冷や汗が出てきます。
スイッチ的なところ(何と呼べばいいか分かりません)に指をかけてみます。ヤバいヤバいヤバい、あと少しの行程であの忌まわしき火が点いてしまいます。自ずと鼓動も早まります。
しかし、俺は今日を機に変わるのです。天国のお母さん、青森でピザトーストとインスタントラーメンしか食べてないお父さん、見てて下さい!!!俺は行きます!!!
・・・
・・・
???????
めっちゃ力を込めたのに全然「カチッ」といきません。
永田「ライターにはチャイルドロックって言って簡単に子供は簡単に点けられないようになってるから」
保護者代わりに同伴していたオモコロ編集部の永田さんにそんな事を言われました。チャイルドロックなんて初耳です。
俺は23歳にして子供対策のチャイルドロックに手こずっているのか。確かに、頭が汗疹になるという基本赤ちゃんしかならない症状もあるわ、前のバイト先の19歳の女子大生に「弟と話してるみたい」と評されるわで 色んな面で自分の幼さを感じてきましたが、ライター1個とっても幼さを感じなければいけないなんて。情けねえ。自由が泣いている。ウォウォウォウォウウォ。
永田「あとコツもあるから。下に力入れるんじゃなくて、下から右に滑らせるように」
ストⅡの必殺技を出せないでいる時に友達から受けたアドバイスを思い出しました。さっきから思い出すのはストⅡの事ばかり。
それを意識してやってみます。
・・・
カチッ!!!!!
ん?????
点きません。もうこうなると意味が分かりません。ライターを色々な角度から見てたら+と-とかあったからこれをイジらないといけないのかなとも思いましたが何の関係も無いという事で「ビビリ過ぎ、あと単純に下手過ぎ」という結論になりました。
ZIPPOに変えて再挑戦
しょうがないのでコツがいらないというZIPPOに変えて再チャレンジです。
ふたを開けるとメカメカしい・・・。
ここに手をかけて「シャッ!」とやれば良いとの事なので呼吸を落ち着かせて「シャッ!」とやります。
怖い・・・ 火の神様、勝俣州和の神様、我に力を・・・
シャッ・・・
シャッ・・・
うおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
点きました!!!!!!点いたので喜ばなければいけないんですがそんな事より怖すぎて一切喜べません!!!!!!!
完全に手と口元が「いつ火点けるの?今でしょ」になってるんですがそんな事は置いといて早く消火!!!!!!!!!消火せねば!!!!!!!!!!!!!!!!!
これを閉じれば火は消えるみたいなので閉じたい!!!!!!ZIPPOのふた早く閉じたい!!!!!!!!!!!!!!!
早く閉じたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもやっぱり怖い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも閉じる閉じる閉じる!!!!!!!!!!!!!!俺は閉じれる側の人間だ!!!!!!!!
行ける行ける行ける行ける行ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
熱い熱い熱い熱い熱い!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人生で初めて「手元で火を点けて、それを消す」という作業が成功した瞬間です。
池袋のニュークリスタルでオキニの子に手コキでイかされた時と全く同じ顔と体勢になっている事はさておき、無事1個目のミッションをクリアしました!!!!!
次は、個人的にライターの100倍怖いと思っているマッチに挑戦です。
マッチに挑戦
マッチに挑戦したんですが、あんっっっっっっっっっまりにも怖くて挑戦に時間が掛かりすぎ、「シャッターチャンスが無い」というポケモンスナップの激ムズコースみたいな理由で動画になりました。
なのでマッチへの挑戦の様子は動画でご覧下さい。
いよいよ最後はねずみ花火に挑戦です!