『TOEICのスコア』
それは『人生のスコア』
入社する企業、昇進、ボーナスの支給額。
あるいは好きな人からラインが返ってくるか、パートナーより先に「パパ」と言ってもらえるか、80歳まで20本の健康な歯が残っているか。
これらはすべてTOEICのスコアによって左右される。
ビジネスの世界で生きる社会人、いや日本に生きるすべての人間にとって『TOEICのスコア』とは『人生のスコア』そのものなのだ。
そう、この世界ではTOEICのスコアが高い者こそ正義なのである。
―――――――――――――――――――――――――
お世話になっております。オモコロライターの藤原と申します。
みなさんTOEICという試験をご存じでしょうか。
TOEICとは正式名称を『国際コミュニケーション英語能力テスト』という、アメリカのテスト開発機関である教育試験サービス(ETS)が実施する英語のリスニングとリーディングの能力を測定する試験です。国内でもっとも受験者が多い英語の試験と言われており、年間200万人以上が受験しています。
TOEICのスコアはリスニング・リーディングともに495点満点で合計スコアが10点~990点までの5点きざみで表され、主に大学入試や就職活動で英語力の証明として利用されます。
私、オモコロライターの藤原も何度かTOEICを受けており、そこそこスコアには自信があります👍
公式テストでのベストスコアは915点。
TOEICにおいて900点以上のスコアは受験者全体の上位3パーセントほどと言われています。なかなかすごいでしょう。
公式テストでのベストスコアは915点ですが、IPテストと呼ばれる過去問では950点を取ったことがあります! わー! すごすぎる!! 神童!!
その日はうれしくて、「950点取ったよー! イエーイ! 俺がオモコロTOEIC王だ!」 とnoteに投稿しました。すると、ほどなく知り合いのオモコロライターからこんなコメントがつきました。
そう、たかだか950点を取った程度ではオモコロTOEIC王になることはできないのです。
その後よくよく確認したところ、950点の時点で、オモコロライターTOEICスコアランキング 3位 であることがわかりました。3位!?!?
冒頭にもあった通り、この現代社会においてはTOEICのスコアこそが絶対であり、ウェブライターの世界においてもそれは例外ではありません。絶対に負けるわけにはいかない。
これは、俺が王になるための物語
つまり本日の特集、こういうことです。
① TOEIC950点の俺が、がんばって英語を勉強する
② オモコロTOEIC王に届くぐらいのスコアを取る
③ 候補者を招集し『オモコロTOEIC王 決定戦』を開催する
④ 今日、オモコロの歴史が変わる
はじまるよ
ということで、TOEICのスコアをがんばって上げていきましょう。
さきほどは私のTOEICスコアを950点として説明しましたが、私が950点を取ったのは『IPテスト』という過去問に近い形式のテストであるため正式なスコアとしては認められません。なのでホントの私のスコアは2021年に取った915点です。現在のオモコロTOEIC王が975点であるため、ここには60点もの開きがあることになります。この点差を計画的に埋めていく必要があります。
点数を上げるために必要なことは以下の2つ。
I. 試行回数の確保
II. 得点率の低い分野の底上げ
『I. 試行回数の確保』について
一般にテストのスコアというのは少なからず実力からブレてしまうものなので、より正しい実力を把握するためには可能な限り多くの試行回数を稼ぐことが望ましいです。
そのため毎月TOEICを受験していきます。がんばるぞ!
『II. 得点率の低い分野の底上げ』
効率的に点数を上げるためには、勉強をはじめる前にきちんと自分の弱点を分析して学習の方向性を定めることが大切です。
そのため、まずはいままでのテストの結果から自分の不得意な分野を割り出します。
いままでのテストの結果から、自分は特に『文法』に関する問題の得点率(画像最下のグラフ)が最も低いことがわかりました。この分野を重点的に対策していくことがスコアを上げるための最短距離であると考えられます。
まあ細かいことタラタラ書いてますが、ようはいっぱい勉強していっぱいテストを受ければいい点が取れるって寸法です。
1月
とりあえず参考書を買いました。
このドリルは自分があまり得意ではない文法の問題が多く出題されるパート5の練習問題が420問載っています。この420問をただひたすらに解く。
「前置詞の後ろは名詞」
「接続詞の後ろはSV」
「suggest that の後ろの文は動詞の原形」
「helpの後ろは動詞の原形」
こういうことを時間をかけてただただ頭に叩き込んでいきます。生産性があるとかないとか、そういうことじゃないんです。あなたたちの尺度で俺を測ってほしくない。俺が見据えているのはオモコロTOEIC王の座。ただそれだけ。
そして1月のテストの結果は!!?
初回のスコアは920点!
915点から微々たる更新ではありますがハイスコアです。学習の効果が出ているようでうれしい! ピース!!
2月
しかしひさしぶりにTOEICを受けたら思ってたよりも試験時間に余裕がなくてヒヤヒヤしました。時間ってあんなにシビアでしたっけ? 最後まで解けないかと思った。
そういうわけで、もうすこし長文読解を解くスピードを上げるためそれに特化した問題集も購入。参考書を買うのって楽しいですよね。もうこの時点で半分勉強やったようなもんですからね。
パート5の問題集を解いていく合間にこっちの問題集もやっていきます。がんばるぞ!
そして今回は初の東京遠征。
会場は新宿のオフィスビルでした。お台場とかじゃなくてよかった~ でも5時起きです。雪も降ってたし。こんなコンディションでいい点数とれるわけねーだろ!!
945点!!!
いい点数、とれました!!!
勉強を始めて2か月で30点増!!
すごい!! めちゃくちゃすごいぞ!!!!
このまま行けーーーーッッ!!!!
3月
ウキウキですねえ。
こう、事前の分析から組み立てた理論をもとに計画立てて進めたプロジェクトに、こうして素直な結果が返ってくること。世界、意のまま。2月でこれじゃあ、もう、あっというまじゃないですか? 企画倒れになっちゃう。もっと苦労しないとさあ、記事としてもさあ、緩急みたいなのがさあ? まあ、でもしょうがないですよね。これが王の器ってワケ。
下がっちゃったン。
下がっちゃったンけど、着実に力が付いていることを実感できるスコアだ。これから先、さらに上がっていくことを期待させてくれる良いスコア。リスニング満点だし。気落ちせずどんどん行こう!!
4月
RPGではレベルが上がっていくにつれ要求される経験値の量が2次関数的に上昇するように、TOEICでもスコアが上がるにつれ伸びにくくなってくる。400点台で60点上げるのと900点台で60点上げるのはワケが違う。
900点超えてからさらに上を目指すのはもう、エンディング後のやりこみ要素みたいな領域だ。ぜんぜんレベルが上がらない。楽しくもない。そりゃそうだ。カンストを目指すというのは本来のゲームの楽しみかたとは異なる。そういうのはYouTubeに上がってるずんだもんが解説してくれるやつを見て楽しむもんだ。自分でやるもんじゃない。
勉強を続けるにつれ、現オモコロTOEIC王と自分の距離は見た目以上に離れていることがわかってきた。
うーん…
まあ、まあ、力はついてるよ。リスニングの点数が下にブレただけで、リーディングの点数は確実に上がっている。いまはリーディングの点数を上げるために勉強してるんだから。いい方向性には進んでる。進んでるよね?
5月
飽きてきた。
点数も上がらないし。なにやってんの? TOEICの点数を上げることになんの意味があるんですか? マジで意味ない。本当に意味ないぞ。こんなもんで本当の英語力なんか測れたりしないよ。こんなもんありがたがってんのは権威主義の日本の企業だけ。世界じゃなんの役にも立たない指標だから。だいたい英語できたからなんなん? っていう、そもそもの話もあるからな。英語力より大事なものなんていくらでもあるよ。マークシート塗るのが得意なヤツよりいつも明るくて素直な人のほうがえらいに決まってる。目ェさませ!!!
ウウウオアアー!!!
TOEIC最高!!!!!!
6月
正直なところこの6か月間は目新しい勉強法などは行っておらず、ただただ基礎的な勉強を繰り返し行っているだけなのでみなさまの耳目を引くようなテク二ックなどは特にありません。400点台の勉強も900点台の勉強も同じです。基礎基礎基礎。基礎の反復。勉強に魔法のような一発逆転はありません。地道に日々の鍛錬を続けましょう。日々の積み重ねがいちばん強い。
これが日々の反復の力です。
ついにはじまるぞ… オモコロTOEIC王決定戦が…!
ここに至るまで6か月
準備は整った
俺の牙は王にも届きうる
いまこそ簒奪のとき