

日常のちょっと悲しい瞬間を「飛び出す絵本」にして楽しい思い出にする
作:シュゴウ

導入から最後までずっと読みやすくて素晴らしい記事ですね!!
飛び出す絵本界隈は全然知らなかったので、新たな発見があって楽しい記事でした!作りこみもすごすぎ!
現状、完成形として飛び出す部分だけをGIFで見せていますが、せっかくなら飛び出すページに至るまでの『悲しいエピソード』の序文部分も普通の絵本形式で見せつつ、その流れで急に飛び出すGIFが出てくるとよりインパクトが出るかも…?!と思いました!
とはいえ、技術力・文章力ともに高くて最高の記事だと思います!!

文章の読みやすさ、写真の見やすさ、工作のクオリティ、どれをとってもレベルが高く、かなり長い記事なのにスルスル読めてしまいました。一つ作るだけでもかなり大変そうなのに、どんどん難度の高そうなギミックに挑戦している手間のかけかたも素晴らしかったです。読み終わったあと「仕掛け絵本」という叡智へのリスペクトが残りました。誰が見ても力作の記事ですが、読者をリラックスさせる的な意味でも、思い切って省略を挟むなどの脱力があってよかったかもしれません。

二年連続の優秀賞おめでとうございます! しかけ絵本の世界を日常に落とし込む手法と手腕、制作の量にも感激しました。「親戚のおばさんにもらって中学生ぐらいからずっと使っている布団」の持つリアリティーにも迫真的なものがあり、「Web記事って見たいものってこういうのだよな」という気持ちになりました。ロバート・サブダ氏へのリスペクトも、改めて湧いてくる良い記事!

すげ~~~~!! 飛び出す仕掛けがちゃんとできてるし、「日常のちょっと悲しい瞬間」というチョイスも共感を得やすく最高!! 悲しい瞬間が実体験に基づいてるのも良いですね。あるあるネタをなぞるのじゃなく、ちゃんと自分のドラマになっていて素敵です。全体を通して構成も過不足なく、とても読みやすいです。素晴らしっっ!!

「日常のちょっと悲しい瞬間を楽しい思い出にしたい」という切り口で、仕掛け絵本づくりに挑戦する発想が素晴らしいなと思いました。実際にできあがった絵本のクオリティが高いのもすごい!
ただ、テーマが「悲しい瞬間を楽しい思い出にする」だったはずなのに、技術力の高い工作と熱い解説文がメインになっていたのがちょっと勿体なかったかもしれません……!! 作者さんがどんな気持ちで悲しいシチュエーションを経て、結果的に楽しい気持ちになれたのか、飛び出すギミックと同じくらい知りたかったです。
せっかくのエピソードなので工作のテーマとして扱うだけでなく、ご本人の生々しい気持ちも聞けた方が「楽しくなった瞬間」を見た人の気持ちよさが増すかもしれません!