ブロス編集部です。

年末年始の休暇が始まった!という人も多いこのタイミングで、バーグハンバーグバーグのみなさんが最近読んで良かった漫画や本などをご紹介させていただきます。まとまった時間に読もう!

 

 

小説編

ダ・ヴィンチ・恐山のオススメ小説

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この闇と光(服部まゆみ)

【オススメ人:ダ・ヴィンチ・恐山】

幼少の頃から「お姫様」として育てられた、目の見えない主人公レイアの視点で語られる耽美ミステリー。王である父はなぜ自分を幽閉しているのか、部屋の外には何があるのか……やがて明かされる謎はすべてを破局に向かわせ、突き放されるように幕を閉じます。こんな……こんな残酷なことって……。

 

 

かまどのオススメ小説

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ミシンと金魚(永井みみ)

【オススメ人:かまど】

「認知症を患う一人のおばあちゃん」の一人称視点で語られる人生の物語です。

めちゃくちゃ泣きました。本を読み終わってこんなに号泣したのはいつぶりだろう……ちょっと記憶にないかも。それくらいの衝撃でした。

 

おばあちゃんの口調のまま綴られる文章は、物事の輪郭がぼやけたように曖昧で、時系列もあやふやで、とても整理整頓されたものではありません。おばあちゃんのとりとめのない独り言を延々聞いている気分です。

ですが、とめどなく溢れてくるおばあちゃんの一人語りを追ううちに、なんだか不思議なグルーブ感を覚えます。

もう満杯になっているコップからダバダバと水が溢れ続けているように滔々と続くおばあちゃんの一人語りはまさに圧巻。

これがもう、他では経験したことのない読書体験で、とても新鮮でした。

 

そこで、語られる人生も……ちょっとすごすぎる。

正直、今の僕にとって、この物語はとてもじゃないけど受け止めきれるものではありませんでした。こんな若造では背負いきれないものを読まされてしまった……というのが正直な感想です。

でも、もしも僕がこの先も人生を積み重ねていくことができて、それこそコップから溢れるほどに命を湛えたとき、こぼれ出る水が澄みも濁りも洗い流し、この作品をハッピーエンドとして受け容れる日がくるような気がします。

そんな未来への希望と畏れをかき立てられた作品でした。みなさんも絶対に読んでください。

 

 

ヤスミノのオススメ小説

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タンジェント(グレッグ・ベア)

【オススメ人:ヤスミノ】


舞台装置はSFで、読み心地としてはファンタジー寄りの短編集。中でも「姉妹たち」がお気に入りです。

遺伝子操作によって頭脳もルックスも完璧な人間が当たり前になった世界で、主人公は数少ない未加工(ナチュラル)の子供。クラスでは変人として扱われ、同級生への劣等感からうまく馴染むことができずにいる……というお話。

今となってはこういう設定も珍しくもないですが、最終的に「行き過ぎた科学に警鐘を鳴らす」みたいな安易なところに着地せず、科学と人間に対する優しい希望を提示してくれます。

 

漫画編

山口のオススメ漫画

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衛府の七忍(山口貴由)

【オススメ人:山口】


「覚悟のススメ」「シグルイ」の山口貴由先生が描く、「衛府の七忍」。無念を抱いて死んだ戦士たちが怨身忍者になって最後に集まるという話なのですが、それよりもセリフ回しや展開が大仰でおもしろいです。残酷描写もあるんですが、基本は明るいのでシグルイとはまた違ったおもしろさを感じられると思います!

 

 

まきののオススメ漫画

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終末のワルキューレ(原作:梅村真也、作画:アジチカ)

【オススメ人:まきの】


アポロン、シヴァ、ゼウスなどの神話の神々13柱と、始皇帝、ジャック・ザ・リッパー、ニコラ・テスラなど伝説を残した人間13人が1対1で戦うドリームバトル漫画。実は3年くらい前に公開したこれをPRするオモコロ記事広告がきっかけで、実は新刊でるたびにちゃんと買って読んでます。呂布VS北欧神話のトール佐々木小次郎VSポセイドンなど、こいつらが戦ったらどうなっちゃうんだぁ!?というバトルの熱さが毎回面白いです。

話が進んだ第6回戦で七福神の毘沙門天が戦った際に「七福神が7人合体して”零福”となり、さらにそこから第六天魔王・波旬に進化して戦う」という設定が「何じゃそれ」過ぎていまいちノれない展開が続いてしまったんですが、直近の沖田総司VSスサノオノミコト戦はかなりアツアツです。

個人的にはシモ・ヘイヘ(インターネット人間なら誰でも知ってる凄スナイパー)が出てきてくれたら読むのやめようかなとは思ってたんですが、みんなそう思ってるのを作り手側が察したのか全然登場しません。2019年に先行イラストだけ出てるのに…。

 

 

ギャラクシーのオススメ漫画

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メイドスケーター(すずしろ)

【オススメ人:ギャラクシー】


スケボーを滑る美少女メイドたちの日常マンガ。「なぜメイドがみんなスケボーをやっているのか」「誰のメイド?」「この国どこ?いつ?」などほぼ説明なし。キャラのバックボーンも全然語られない。でもそれがむしろ良い。代わりにスケボーのライディング描写やトリック、購入時やカスタム時の主人公たちのこだわりなどは異常に細かく描かれてて好きすぎる。

メイド服の美少女がスカートのフリルをなびかせながら、縦横無尽に街を滑走する姿がただただ楽しそうでおしゃれで最高です!

 

 

マンスーンのオススメ漫画

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ムジナ(相原コージ)

【オススメ人:マンスーン】


『サルまん』や『コージ苑』などのギャグ漫画家、相原コージが描いた本格忍者漫画です。何があっても生き抜くという信念を元に主人公の忍者ムジナが大きな組織に挑んでいいく物語なのですが、この漫画を簡単に説明すると、エロ。グロ。生。死。ギャグ。実験。至上の愛。とでも言えばいいのでしょうか。

時に真剣に、時に不真面目に。生きることの大切さ。命の軽さ。そして重さ。この漫画には人間の全てが詰まっていると言っても過言ではないのかもしれません。僕はこの漫画を読み終わったあとに。しばらくぼーっとして動けなくなりました。もちろん物語が面白いというのもあるのですが、それ以上に漫画の表現方法や、作者の細かすぎるこだわりなど毎話ごとに驚きがあるというのが漫画を読む体験として唯一無二な作品だと思います。最近完全版が発売されたので是非この機会に読んでみてください。

 

 

モチナガのオススメ漫画

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アンダーニンジャ(花沢健吾)

【オススメ人:モチナガ】


『アイアムアヒーロー』の花沢健吾先生が手掛ける次なる作品『アンダーニンジャ』にドハマりしました!

「もし現代社会に忍者が存在していたら?」という斬新な設定で始まるこの物語、最初はコミカルな雰囲気で楽しんでいたのですが、その油断を見事に突いてくる衝撃展開に心を鷲掴みにされました。

さらに、来年映画化されるとのこと!今のうちに読んで、映画も観ましょう!

 

 

長島のオススメ漫画

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霧尾ファンクラブ(地球のお魚ぽんちゃん)

【オススメ人:長島】


オモコロでも書いてくれてる地球のお魚ぽんちゃんの『霧尾ファンクラブ』です。

いろいろな著名人がオススメしてたり、『このマンガがすごい!』に二年連続してランクインしてたりととても話題だったので読んでみたのですが、とてもおもしろくて一気読みしちゃいました。

女子高生ふたりがクラスメイトのひとりの男子に恋をして追いかけていくというラブコメディなのですが、細かいボケがいっぱいあったり、結構序盤でオチが気になってくるので、楽しみながら読み進めることができます。

普段あまり本やマンガを読まないのですが、そんなぼくでもとても読みやすかったです!

 

 

 

さようなら

以上!

年末年始にまとまった時間が取れる今よもう!