ブロス編集部です。

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ということで、50%ポイント還元対象の中で「買うなら今!」な「オススメの小説」をご紹介いたします!増えたポイントで日用品を買おう!

 

 

ダ・ヴィンチ・恐山のオススメ小説

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密室殺人ゲーム王手飛車取り(歌野晶午)

【オススメ人:ダ・ヴィンチ・恐山】

タイトルに「王手飛車取り」とありますが将棋には一切関係はありません。

Zoom会議のようなオンラインチャットに集まった、匿名の殺人鬼たち。彼らは、思いついた画期的トリックを実演するためだけに人を殺し、クイズに仕立てて披露します。参加者は交代で探偵役を引き受け、この謎を解こうと頭をひねります。

通常、ミステリーにおける謎は

①誰が
②なぜ
③どうやって

犯行を成し遂げたのか……という3要素に集約されますが、本作で問われるのは「どうやって」の1つのみ。全てゲーム感覚でやっていることを犯人自身が告白しているので当然ですが。あまりにも悪趣味で割り切った構造がすごい。頭脳ゲームに魅入られた鬼畜たちが最後に直面する予想外の緊急事態も痛快で、結末を予測できない面白さに満ちています。

 

 

雨穴のオススメ小説

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時計館の殺人(綾辻行人)

【オススメ人:雨穴】

三年前に「変な家」という小説を書いた際、綾辻行人さんの「館シリーズ」をとても参考にさせていただきました。

登場人物たちとともに、館に入り込んでしまったかのような臨場感に惹かれます。間取り図を見ているだけで楽しい。中でも「時計館の殺人」に登場する、振り子時計を模した豪邸が好きです。

 

 

原宿のオススメ小説

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バリ山行(松永K三蔵)

【オススメ人:原宿】

タイトルの「バリ」の意味が全く分からないまま読んだのですが、分からないまま読んでも大丈夫! むしろ分からずに飛び込んで欲しい!

人は社会や生活、景気や他人の都合に振り落とされないようにしがみつきながら、自分にしか登ることができない未踏の山を登らなければいけないわけですが、そのバランスがいっつも難しい。本当にどうにかして欲しい。「アーーーーーー」と叫びながら眼も耳も塞ぎたくなるけど、世界で自分にしか体験できない固有の美しさも、その世知辛さの合間にあるわけだから、そこがほんとたまんないっすよねというような小説でした。オススメ!

 

 

かまどのオススメ小説

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medium 霊媒探偵城塚翡翠(相沢沙呼)

【オススメ人:かまど】

「霊視ができる霊媒少女」と「推理作家」がコンビとなって事件を解決していくミステリー小説です。

霊媒少女は、死者の魂を憑依させることができるため、「亡くなった被害者の言葉を聞く」というミステリーにおける特大チート行為を働きます。

謎解きの前に答えが分かってるようなものなので、「じゃあもう、推理もクソもないだろ」という感じですが、霊視で得た情報には肝心の証拠能力がないので、相方となる推理作家がそのスキマを「論理」で埋めていく……というスタイルの作品になっています。

推理を経て、まだ見ぬ真相にたどり着くのではなく、すでにある真相につなげるために、論理を探し出すという推理体験。

「霊媒というロマン」と「推理というロジック」のバランスが心地よくて最高です。

 

また、最後に導かれる事件の真相も、まあすごい。

ミステリー小説に慣れた人なら、途中で「あ、これって……?」と思うかもしれません。が、それでも、ぜひ最後まで読んでみてください。

これを思いついたとして、納得できる物語に仕立てるなんてできっこないだろ! と思うのですが、現にこうやってひとつの物語として完成されているのを見てしまうと、もう信じるしかないんですよね。こんなこと、できるんだなぁ……!

 

ロマンあふれるロジックの物語。めちゃくちゃカッコいいです。

 

 

 

まきののオススメ小説

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方舟(夕木春央)

【オススメ人:まきの】


・「方舟」という巨大地下建築に10人が閉じ込められる
・地下から少しずつ浸水して、タイムリミットは約1週間
・出口を解放するには脱出ボタンを押さなきゃいけない
・でもボタンを押すとその人だけが出られなくなる仕掛けが作動する
・そんな状況の中で、さらに殺人事件まで起きてしまう
・誰が脱出ボタンを押すか?犯人しかいないっしょ!

…という、すごい密室で巻き起こる超弩級トロッコ問題デスゲームミステリー。ただでさえ全員死亡のタイムリミットが迫るの中で人を殺した犯人をカンではなく論理的に導き出して、さらにその犯人に「ボタンを押して俺達を脱出させてくれ!」と説得までしなきゃいけないというすごいストーリーです。

人を殺した犯人にボタンを押させて助かったとしても生存者は殺人者になるのでは?人を殺したのにみんなを助けたら救世主になるのでは?一人を殺してみんなが助かるか、それとももう全員死ぬか…トロッコ問題にミステリーをかけ合わせた極上かつ究極の仕上がりになっていて、気がついたら1日で読破してしまいました。

ただ、全てが衝撃的すぎて、その日の夜はこのストーリーラインが頭から離れず、うなされて眠りがめちゃめちゃ浅くなってしまいました。明日なんにもない日に読み切るのが吉かも。

 

 

さようなら

ということで以上!

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