温かいものを食べるときや満員電車の熱気に当てられたときなど。
特に最近はマスクを常用するようになったので、自分の吐く息が常に新鮮な曇りを生み出すようになりました。これが本当にもう、すこぶるだるい。
「マスク上部を折り返すと曇りにくくなるよ」「曇りにくいマスクも売ってるよ」など、手軽な対処法を耳にすることもあります。
ただ、僕は人より鼻がデカいのか(もしくは、並外れて鼻息が荒いのか)マスクをつけるとどうしても隙間ができてしまいレンズの曇りが止められません。
なので、前から気になっていた『メガネのくもりどめグッズ』を試してみることにしました。
※この写真は大げさにメガネの曇りを見せるために、冷蔵庫で冷やしたメガネを使っています。
僕が見つけたくもりどめグッズは、こちら。
「Fog stop・can」という機能的なネーミングが気に入って購入しました。プリングルズの叔父みたいなイラストもナイス。
「メガネのくもりどめ」というと、レンズに何かしらの液を塗り込んだり、スプレーを吹きかけたり……と手間がかかるイメージで、「なんか面倒くさそ〜」と今まで敬遠しがちでした。
ところが、調べてみると、どうやら世の中には一枚の布で完結する「クロスタイプ」というものがあるそうな。僕はとにかく無精なので、少しでもラクな方がいいなと思いこちらを購入しました。
布自体にくもりどめ成分が染み込んでいるらしく、これでメガネを拭くだけでレンズがコーティングされるんだそうです。ほんまかいな。
※これはくもりどめの布ではない
まずはメガネをキレイにするところから。くもりどめクロスを使う前に、レンズのゴミを取り除かねばならないそうです。
内心、「どうせ無視してもいい手順なんでしょ?」と思いつつ、根が臆病なので説明書に従ってクリーナーで拭きました。
ちなみに、ついでに購入した最高級のメガネ拭きを使っています。
「くもりどめクロス1個だけをAmazonで注文するのもなんだかな〜」と思い、お買い物カートに放り込んでいたものなので、別にティッシュとかで適当に拭いても大丈夫です。
コンビニでタバコを買うとき、別に欲しくもないのに缶コーヒーをレジに持っていく、あんな感じで買いました。
最高級というわりに1000円程度。しかも2枚入ってました。安い最高級だなぁ。
改めて、くもりどめクロスで拭く
「布にくもりどめ成分が染み込んでいる」というイメージから、なんとなく手がベタつきそうな気がしていましたが、特にそんなことはありませんでした。普通のメガネ拭きと全く同じ使用感です。
とりあえずこれで、くもりどめ完了!
この段階ではコーティングされてる感覚もないので、とにかく不安です。ただメガネがキレイになっただけ。
これでくもりどめ効果がカスだったら、「1000円かけてメガネふきを買った」と思い込むことにしよう。
レンズの曇りが大げさに見えるように、メガネを冷やします。もちろん、記事制作上の都合です。
曇りといえば主に「温度差」が原因なので、冷蔵庫で無理やり冷やすことで、人工的にかなり過酷な曇りシチュエーションを作り出しました。
果たして、どれくらい効果があったのか……?
いくらなんでも効果ありすぎ
冷蔵庫で10分ほど冷やし、その直後に炎天下の屋外に連れ出したのに、一切くもっていません。すごい。(※撮影時はクソ真夏日でした)
初めて「メガネのくもりどめ」を使ったんですが、こんなに効果あるんですか? それとも、今回見つけたヤツがたまたまスゴかっただけ?
ただメガネかけたゴキゲンな奴にしか見えません。「曇りやすいように冷蔵庫で冷やした」と言っても信じてもらえなさそうです。
ということで、くもりどめ効果をわかりやすくするために、慌ててメガネを洗い直し「片方のレンズだけコーティングした状態」にして再チャレンジ。
よく考えりゃ最初からそうすれば良かったじゃん。バカですね。
これはこれで露骨すぎて信じてもらえなさそう。
画像加工した詐欺広告のようですが、でもこれホントなんです。不自然なくらい曇らない。
ちょっとは曇ってもいいだろ。可愛げないなコイツ。
いい買い物でした
手のひらサイズの缶に収納できるので持ち運びも楽ですし、これ一枚で300回繰り返し使える上に、値段も1000円程度とお手頃。
少なくとも2-3日は効果が続くので、ともすると数年間は使い続けられる気がします。
無理やりデメリットを言うとするなら、コーティングされている分、いつもより空気中のチリやホコリがレンズにくっつきやすくなっているような気がします。
気になったら、また拭けばいいだけの話なので、別にどうということもないのですが。
メガネの曇りに悩まされている方はぜひお試しください。
僕は、その存在を知る前にコンタクトレンズに替えてしまったので、使うこともありませんが……。
もっと早く知っておけば良かった。クソが。