サイプレス上野とロベルト吉野
昔のレコードを使ったライブスタイルのため、権利関係でAbema TVの生中継はNG! いやー、サイプレス上野とロベルト吉野の安心して盛り上がれる感は異常ですね。ヒップホップ体操の秀逸さ!
NORIKIYO
政治批判のマイクパフォーマンスが長めだったNORIKIYO。好きな曲が多いので独断と偏見でズラッと並べておきます。
14時〜20時という長丁場の中、入退場不可スタイルで何とか踏ん張り続けるヘッズたち。日比谷音楽堂の指定席の椅子に何度救われたことか…。前回の「さんピンCAMP」と違って雨は降らず、気持ち良い夏空を楽しめる快晴!!
OZROSAURUS
準備が大変そうな厳ついバンドセットで登場したのは新生オジロザウルス! MACCHOの自信に満ちたオーラと声量抜群のパフォーマンス…生演奏の強さもあって会場かなりアガってました。なんだよ。すげーな。
ここからは昔の名曲!
Youtubeが無かった時代、スカパーに入って「HIPHOP ROYAL」っていう日本語ラップのPV流すだけの番組を繰り返し何度も何度も見てたなぁ。知らない曲と出会ったときの感動。あの感覚、いまや失われてしまった。
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
シークレットでNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDが8人揃って出てきたー!! さんピンCAMP感ー!! pic.twitter.com/Ck9zKJHCSn
— 徳谷 柿次郎 (@kakijiro) 2016年7月10日
トリのANARCHYが先輩ラッパーたちへの敬意を表した流れで、まさかのNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDがシークレットゲストで登場! しかもDABO, SUIKEN, S-WORD, XBS, GORE-TEX, BIG-Z, MACKA-CHIN, DELIの8人勢揃い…。
なんか色々噂があったから「アリエナーイ」と思ってたんですがありえました。ビックリした。最高かよ。
全部懐かしいな〜!! このタイミングでやる「さんピンCAMP」でこれ以上のシークレットゲストはないなと思える選択じゃないでしょうか。他のベテラン勢が参加してないのも良くも悪くも考えさせられる。懐古主義的な盛り上がりは各所であるから、世代交代の狭間でギリギリNITROなんじゃないかなーと。お得感がすごい。
ANARCHY
オオトリを務めたANARCHY。最初は「Abema TVとの関係性もあるし、ANARCHYが妥当かなぁ」という印象だったんですが、彼ほどヒップホップを体現した男もいないし、過去の体験を乗り越えた背中のデカさもあるし、何よりライブパフォーマンスの迫力を見て完全に前言撤回しました。
途中、NITROを呼び込んで盛り上がりきった後でもきっちり最後まで場をロックするひたむきな姿勢。そしてシーン、仲間、同業ラッパーたちへのリスペクトなど、どの視点から見ても日本のラッパー代表でした。機材トラブルもなんのその。名言フリースタイルで乗り越える。良い締め方だったなぁ。
このCM好きすぎるのであえて紹介します。
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来たけど
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来たけど
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来たけど
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来た初めは何もなかった
明日のライブの服もなかったし
見てくれる客もいなかったし
来てくれるダチはありがたかった
アルバイトしておNEWのキックス
妹にもらったネックレスは
どんなゴールドよりも価値がある
胸の奥にある金メダルエリート達が相手じゃ無理
誰かに言われたら燃えてくる
腹かかえて笑われたっていいし
優勝してトロフィーがほしいな
絶対なれるよプロにだって
ホームランボールは雲の上
きっとママも喜ぶね仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来たけど
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来たけど
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来たけど
仲間とここまで来た
諦める事なんていつだって出来た
ヒップホップの魅力は、口にしちゃうと恥ずかしくなるような「地元感」「仲間」「ファミリー」といった繋がりを大事にすること。そこには「リスペクト(尊敬)」が必ず存在する。「フリースタイルダンジョン」のMCバトルもめちゃめちゃおもしろいけど、ライブに行って、CDを買って、ラッパーを応援するのがヒップホップに求められる経済活動だから、Youtubeで満足せずにお金を落としましょう。
ありがとう。さんピンCAMP〜!!