お恥ずかしい話ですが、自意識過剰かつ優柔不断な私は、すぐに周りの目を気にして考えを曲げてしまいます。
そんな私に、自分の信念を貫き通すオンリーワンな生き様を見せつけてくれたナイスガイをご紹介します。
ガチンコで吸血鬼道を突き進む25歳
※画像は「Mirror」のスクリーンショット
カッと見開いた目、胸の上でクロスされた手、木枠の中に横たわる青白い顔の青年…。
たった一枚の画像から、彼の只者ではない雰囲気は皆さんにもビンビンに伝わっているかと思います。
この男は一体何者なのか?
何を隠そう、彼こそ吸血鬼になりたくて10代の頃からバンパイアな日々を送っているダークネス・ヴラド・ツェペシュさん25歳なのです!
「おいおい! いい年してドラキュラごっこかよwww」
なんて、軽々しくダークネスのことを笑ってはいけません。
彼は本気で吸血鬼として大成するため、かれこれ13年間も寝る時は常にオーダーメイドで作った棺桶の中。
そして、人間の生き血は色々と問題があるので、その代わりとして牛や豚の血を日常的に飲んでいるのです。
健康のために青汁を飲み続けるのだって大変なのだから、いかにダークネスがガチンコで吸血鬼道を歩んでいるか、ご理解いただけるでしょう。
「吸血鬼にあこがれる人は多いけど、みんな映画や本の影響を受けすぎだよね。
でも僕の考える吸血鬼は違うよ。
ニンニクは普通に食べれるし、日光の中を歩くのもへっちゃらさ。
棺桶で寝るのはドラキュラになるためのオプションみたいなものなんだよね」
あまり真剣に吸血鬼と向き合ってこなかった私には、いまいちダークネスのこだわりがピンときませんが、一般的なイメージに囚われず、オリジナリティあるドラキュラ像を模索しているのでしょう。
自慢の棺桶から登場するダークネス
我が吸血鬼人生に一片の悔いなし!
※画像は「Mirror」のスクリーンショット
ダークネスが吸血鬼を目指すようになったのは13歳の時でした。
ある日、彼が犬の散歩で森の中を歩いていたところ、奇妙な一団を目撃。それは、暗黒趣味のゴス少女たちによる集会だったそうです。
「彼女たちを見た時は、ゾンビの集団だと思ってとても驚いたよ。
でも、妙に好奇心を掻き立てられたんだ。
後日、再び彼女たちに会った時に僕も集会に参加させてもらってね。
その時から僕のドラキュラ人生がスタートしたんだ」
衝撃の体験から、人生の半分近くを吸血鬼として生きてきたダークネス。
その選択には全く後悔していないそうです。
しかし、人間社会の中で吸血鬼として生きていくのも楽ではないそうで…。
「僕は吸血鬼として生きているけれど、普通の人と同じように扱って欲しいんだ。
外見だけで『小さいころに虐待されてたんだろ?』って決めつけられたり、勘弁してほしいよ。
吸血鬼になりたいってだけで変人扱いしないで欲しいよね」
毎晩の深夜徘徊がダークネスの日課だ!
目指せ健康優良バンパイア!
※画像は「Mirror」のスクリーンショット
インタビュー記事を読むと、ダークネスは外見やライフスタイルの暗黒さに反して、内面は意外と普通。
「この恨み晴らさでおくべきかぁぁぁ」みたいな反社会的思想もなく、どこにでもいそうな中二病こじらせ系コミュ障青年といった感じです。
「吸血鬼になるには難しくて、健康な身体と死んだ魂を持っていなければならないんだ。
僕は、毎日バランスのとれた食事で身体を気遣っているんだよ」
吸血鬼は不老不死だと言われているので、ダークネスのバンパイア人生はまだまだ始まったばかり。
いつか偉大な吸血鬼になるその日まで、健康を気遣いながら信念を貫き通して欲しいものです。