こんにちは。ダサスニーカーの世界の案内人、山口むつおです。
今年は台風が東北地方や北海道にも直撃したことで、大きな騒ぎとなった。他の地方でも道路が冠水したり、交通機関に大きな影響を与えた……というニュースは記憶に新しい。
9月といえば台風のシーズンだ。これからまた、台風がやってくる事があるかもしれない。そんな豪雨の中でも、朝から会社や学校へ行く羽目になる人は多いだろう。
水たまりにハマって靴下までぐっしょり……という経験をした事のある読者の方も多いのではないだろうか。
そこで今回は、会社や学校のスタイルにもハマる防水のダサスニーカーをご紹介したい。
今回ご紹介するのは、兵庫県に本社をかまえ、主にフィッシング関連用品とフットウェア関連用品を販売する阪神素地株式会社(はんしんきじかぶしきがいしゃ)が展開するブランド「WILD ACE」の一足。
艶っぽく黒光りするボディは、ビジネスや学校の指定靴としても対応できそうなルックスだ。
そしてこのゴールドの「R」がアクセントとなっているのもポイントだ。
ただし、この「R」が一体何の頭文字を意味するのかは探してみたけどわからなかった。Rain(雨)とかだろうか。
「R」がつくものがないか探している際、靴底に「百越 PAI YUEN」という文字を見つけた。この靴の製造を請け負っている中国のメーカー名だろうか?調べてみたけど詳細は不明。
さて、では一体どういう仕組みで防水になっているかというと……。
実は縫い目に見えるところはほとんどがフェイク。隙間がないので水が染み込みにくいのだ。また、素材もゴムで出来ているのも革製品と比べて水に強い理由の1つになっている。
この靴を買った店の店主曰く、型にゴムみたいなのものを流し込んで、一体成型で作っているようだ……とのこと。
見えないところに、一部だけ縫いつけている箇所がある。ただし、両方とも上からゴムのパーツでカバーされているので安心。
ほとんどのパーツがゴムで出来ていることもあって、流石に通気性は期待できない。でも、あまりに雨脚が激しい日の緊急手段として持っておいて損はないと思う。なぜなら、お値段はたったの2,000円(購入店での価格)ほどなのだから!
※撮影風景です
いかがだったでしょうか。気をつけてほしいのは、横幅が広いモデル(EEE)のため、他のダサスニーカー同様に小さめのサイズ感を選ばなければいけないところ。普段27.5cmのぼくで、26.0cmがぴったりだった。それくらいズレてる事が多い。
購入したいなと思った人は、ぜひお近くのスーパーの2階できちんと試着してから購入してもらいたいと思う。それでは!