Q.

ロースおじさん助けてください。やる気が出ません。

 

私は小説を書いているのですが、筆が進みません。生活に困ってる訳でなく、レジャーを楽しむ時間的余裕もあるのに、創作活動だけ「今日はやるぞ!」と意気込んでも、机を目の前にすると全く筆が進まないのです。テレビを見たりネットサーフィンしたりで時間を潰してしまいます。こんな自分に呆れます。
プチ鬱という状態なんじゃないかと思い、というかもう理由は何でもいいので、とりあえず病院でやる気の出る薬を貰おうとしても、普通に家へ帰されます。

 

とにかくやる気が欲しいです。ロースおじさんもこんな状態になったことがありますか? やる気を出すにはどうすればいいでしょうか?。

 

お名前:南アルプスさん

 

 

A.

ロース

わかるで。なかなか出ないよね~、やる気。おじさんも確定申告とかぜんぜんやる気せえへんもん。自分の中に怠惰を貪るもう一人の自分(闇ロース)がおる感じや。

 

たぶんね。「やる気が出ないな~」って悩んでる時点で、もう闇ロースの術中にはまってもうてるんよ。「走れ走れ~! 迷路の出口に向かってよぉ~!」って嘲笑われとるんよ。

質問者さんは、テレビやネットが習慣みたいやけど、「さあ、やるぞ!」と思って始める? 「よっしゃ!!! 『ミヤネ屋』見よ!!!」って一念発起してミヤネ屋見てる人、たぶん地球上にいないと思うんよ。

 

「やる気を出そうとしているのに行動できない」んじゃないんよね。「行動できてないから、やる気を出そうと思ってしまう」なんや。意識してなんかしようとしてる時点ですでに失敗してるっちゅうのかね。まずはその「やる気がないと行動できない」認識をどうにかせんと闇ロースの呪縛から逃れるのはムズいで。

プロシュート兄貴の「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!」ってセリフを見習いたいよね。みんなも無意識に人をブッ殺そう!

 

つっても、行うは難しよね~。おじさんの本体(善のロース)がどんな対策を立てても怠惰を貪る心(闇ロース)が妨害してくるんやから。あ、ちなみに自分の心を2つに分ける考え方は重要テクやで。常に軸足を「善」の側に置いて「おのれ我の内に巣食う闇の心!!」って憤れば自己嫌悪せんで済むんよ。自分はダメ人間やって思うとどんどんその通りになってまうからね。

 

闇の心に打ち克つためにはヤツの特徴を知る必要があるとおじさんは思う。ヤツは即物的な行動を好み、長期的で抽象的な計画を嫌うんや。質問にあった「小説を書こう」って目標は、ちょいと抽象的すぎるよね。だからあなたの闇の心が警戒して、安易な娯楽に誘導しとるんよ。でも、ヤツは即物的なかわりに、動作の長期的目標を察知するのは苦手や。そこに漬け込も!

 

まず、「小説を書こう」とは極力考えないようにしよ! ヤツにそんな崇高な思惑がバレたらおしまいや! その前に、安易に流れがちな娯楽をするのがめんどい状況を作るんよ。たとえばテレビのリモコンの電池を抜いてみたり、ネット回線をコンセントから引っこ抜いてみたり。そんなことして闇の心に気づかれないかって? 大丈夫大丈夫! アイツ目先しかわからんアホやから!

 

そんで「椅子に座る」「PCの電源をつける」「テキストエディタを開く」「バックスペースキーを使わずに二行だけ何か書く」……といった、ワンアクションで完了できる目標を淡々とこなしてこう! ポイントは絶対「頑張るぞい」とか考えないこと! ひたすら「無」の境地でやろっ! 目、濁らそっ! 頑張ったら終わりだと思って、外堀をちょっとずつ埋めつつ、一つのことしかできないシチュを構築してくんや。

 

テンパったらヤツの思う壺。ダメな自分をどうにかしようとは考えず、最高に有能な自分を邪魔する不届き者への対処法を考えるノリで行動すれば、多少はクールになれると思うで。どんな不利な状況でも相手には余裕を見せつけるんや!

 

 

 

それでもサボってまう?うーん……。 そういうときは、思い切っておじさんみたいに投獄されてみるとええかもね。ほん~~とにな~~~んにもないと、趣味って捗るもんやからねえ……(ロックハンマーでポスターの裏の壁を削って、最寄りの小学校に繋がるトンネルを作りながら)。

 

 

rosu

 

 

 

 

ロースおじさんへの質問やおたよりも募集中!!

 

 

 

 

お店のホームページを”簡単に”作るなら

「Goope(グーペ)」がオススメ!

↓↓↓↓↓↓