先日、ひらがなの「そ」の書き方が話題になっていました。
昭和生まれは「そ」を最初にチョンと書いてから、2画目を書くんだそうです。
うそ〜〜〜〜〜ん
ワシ昭和生まれだけど、一筆で書くけどなあ。
「そ」に限らず、みんなひらがなはどんな風に書いているんだろうか。
気になったので、書いてみてもらいました。
山口が書いたひらがな(昭和生まれ)
あまり特徴はないですが、
「り」だけ2画ではなく、1画で書いています。これは昔、意識的に自分で変えました。1画で書くようにしようと思って変えました。
パソコンやスマホの「り」はこの1画のほうが多いです。
かんちが書いたひらがな(昭和生まれ)
わりとプレーンな雰囲気ですが、
「や」の右上のチョンが、下に突き抜けていますね。
がさきが書いたひらがな(平成生まれ)
「あ」の最初の2画がニョロっとつながって1画になっています。
他にも「け」「な」「は」もつながっています。速く書こうとしているうちにこう書くクセがついてしまったんだそうです。
あと、「わ」「れ」の書き方についても違いがあることがわかりました。
センターラインに対して、横線が横断するかしないか。
モンゴルナイフが書いたひらがな(平成生まれ)
「と」を1画でニョロっとつなげて書いていますね。
「な」「ゆ」「を」にも、ニョロっとつなげる傾向が見られます。
「や」の右上のチョンは下に貫通するタイプ。
永田が書いたひらがな(昭和生まれ)
これは初めて見るパターンです。
「あ」の2画目が3画目を貫通しています。
書き損じたのかな?と思って確認したところ「こういうものだと思っていた」とのこと。
ダ・ヴィンチ・恐山が書いたひらがな(平成生まれ)
話題に上がっていた、「そ」は最初にチョンがついて2画で書くパターン。
本人に聞いてみると「時と場合によって1画で書いたり2画で書いたりしている」そうです。
「む」のクルッと回るところで、ガクっと折れまがっています。この書き方のパターンもはじめて見ました。
加藤が書いたひらがな(昭和生まれ)
「2画のところを1画でつないでニョロっとする書き方が 「に」「ふ」「や」で発生しています。「ふ」はPCでもつながっていますね。「そ」は2画で書くパターン。
それよりも……
「まにむめも」と書いていました。
ヤスミノが書いたひらがな(平成生まれ)
「き」「さ」の2画で書く部分がつながっていますね。ただこれもPCではこの書き方です。
「ふ」「ゆ」もつながっています。
まきのが書いたひらがな(昭和生まれ)
「そ」が2画パターン、やのチョンが突き抜けるパターンです。
よくある書き方の違いが見えてきた
以上から、「よくあるひらがなの書き方の違い」が見えてきました。
1.「そ」を2画で書くか、1筆で書くか
今回の調査では年代の差は出ませんでした。ちなみに最近の練習ドリルだと右側が一般的です。
2.「や」のチョンが突き抜けるか/突き抜けないか
練習ドリル等では突き抜けない書き方を練習させるものが多いですが、実際には突き抜けて書く人が結構多かったです。iPhoneでは「や」のチョンはくっついていますが、Androidだと機種によってはくっついていません。
3.「ふ」がくっつくか、くっつかないか
練習ドリルではくっつかないのが基本です。パソコンやスマホではくっついているパターンが多いようです。
4. 「れ」「わ」の左側の違い
練習ドリルだと左側が通常です。パソコンやスマホのフォントでも左側が多いにもかかわらず、実際に書くと右側を書く人が多かったです。なんで???
早く書こうとしてニョロっと1筆で書きがち
大人になると、ゆっくりメモを取る時間もないので必然かもしれません。
昭和生まれか平成生まれはあんまり関係なさそう
少なくとも今回の調査対象の字を見るに、あんまり関係なさそうです。
以上です。これは完全に個人的な推察でしかないのですが、いっぺん練習ドリルなどで書き方を習得するものの、その後パソコンやスマホにふれることで、そっちのフォント寄せに変わっていっちゃうんじゃない?と思いました。あとは誰か詳しい人が解明して……。
※白紙のひらがな表を用意しておいたので、みなさんも書いてみてください