特集 2019年4月22日

国旗が好きだ。国旗の話をしよう

国旗の話をみんなでしよう

思えば幼少期から国旗が好きだった。鮮やかな色や不思議な模様の並ぶ国旗の絵本をよく眺めていた記憶がある。

最近久しぶりに国旗を見返したところ、これがまあ楽しかった。子どもの頃は知らなかったけれど、それぞれの色には意味があって模様の一つ一つに歴史が刻まれていたのだ。
ここ数十年で新しい国ができたり国旗も変わっていたりもして、それもまた新鮮だった。

今日は国旗の楽しさについて語らせてください。
 

埼玉生まれ、神奈川育ち、東京在住。会社員。好きなキリンはアミメキリンです。右足ばかり靴のかかとがすり減ります。(インタビュー動画)

前の記事:マインスイーパーに学ぶ、スマートな喜び方

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開講!国旗講座

というわけで今回はまことに僭越ながら筆者が講師という立場で国旗の話をすることになった。

生徒はライターの西村さん、井上さん、編集部 林さん。頼もしいメンバーである。

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〜頼もしいメンバー〜 

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当日は国旗の本を家から担いでくるほどの国旗好き。小学生時代は消しゴムで国旗のハンコを作っていた。
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お子さんが保育園に通ってたころ国旗カルタが流行っていたらしい。自身は詳しくない、とのこと。
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国旗エピソードは聞き忘れたけど、大体のことは詳しい。花粉症につき箱ティッシュを持参。
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そして講師役はわたくし北向ハナウタです。
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国旗の話をしよう

本日のメニューはこちら。

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今回は「知らない国旗でも、色やデザインを見ればある程度どこらへんにある国かわかるようになるよ」という話をしたい。

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さっそくですが国旗クイズです

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まずは腕試しに国旗クイズをしてみよう。

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さっそく問題です。それぞれなんて国の旗でしょう?
全員:
クイズかー!

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これ、カタカナの”キ”って書いてありますね。キのつく国かな。
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”キ”のつく国ってありますっけ?…スロバキア?

正解だ。すごいチームワークで当ててくる。

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答えが出たのは上4つと下段のニュージーランド。

まあでも正確な答えは出ても出なくてもいいのだ、繰り返すが今回は「だいたいここらへんにある国だなー」とわかるようになる、という話。

上に挙げたものはそれぞれ地域の特徴が表れた国旗たち。このあと触れていこう。

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デンマークの交差する白い線はなんだ?

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最初にデンマークから…なぜこの国の話をはじめにするかというと、このデンマークが最古の国旗と言われてるからです。

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全部の国旗の中で!
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ですです、1219年にできたと言われているので、今年でちょうど800周年。

で、この国旗、白い線が縦横に交差しているんですが、これにはどういう意味があるでしょうか??

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なんだろう、川とか…?十字架…?
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そう、十字架です!というわけで、最初に「キリスト教と国旗」の話をしていきますー。
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すごい、ちゃんとした話だ。

そうなのだ、いつもよりちょっとちゃんとがんばった。 

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十字を使った国旗ってけっこうありまして…例えばこんな具合。

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十字がわかりやすいのではスイス。縦横比が1:1の珍しい国旗ですね。
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正方形の国旗はスイスとバチカン市国だけだ
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そうだ!さっきのデンマークも実際の縦横比と違いますよね。
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え、違うんですか、それぞれ。
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本当はもう少し正方形に近いはずなんですよ。
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さすが詳しい西村さん。デンマークの国旗は28:37という複雑な比率だ
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そうなんです、国によって縦横の比率ってわりとバラバラで…ただ国連やオリンピックでは2:3で統一してます。

※今回の資料は基本的にはこの2:3の比率にしている 

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元の比率を辿っても国旗の半数は2:3なんです。次に多いのが1:2。日本は2:3、イギリスなんかは1:2ですね。
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16:9とかないんですかね。
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ハイビジョンテレビだ。
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比率が同じになってしまうと判別できない国旗とかあるんですよ。モナコとインドネシア。
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国旗好きには大好物な話、モナコ・インドネシア問題

 さっそく脱線してしまった。でも国旗の比率は結構大事な話でもある。

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で、十字架の話に戻りますが、あとはギリシャ、ジャマイカとか。

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ジャマイカも十字なんだ!
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そうなんです、わりと珍しいパターンなんですけどX型十字というタイプ。
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あとは変わり種ではマーシャル諸島とか。

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あーこれ、うちの息子が好き!
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カッコいいですよね!実はこの国旗の左上の星、長く伸びている4本の光が十字を表しています。
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へぇー!マーシャル諸島もキリスト教なんだ。
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そうなんです。余談ですけど、この斜めに入っている白とオレンジのラインが赤道。
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この線が赤道をイメージしてるってこと?
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です、ここが赤道で、我々の国はここ(赤道より少し北)にあるよって。
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あー、地図だ!
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ナウルの国旗も同じパターン。赤道の少し南に浮かぶ島国だ

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ジョージア…グルジアと言った方が馴染みがありますかね。※呼称が2015年に変更された
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よくパイプライン閉められているとこですよね。
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エレーネ・ゲデヴァニシヴィリっていう声に出したいスケート選手がいるんですよ。
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自由闊達な意見が飛び交う
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イギリスの国旗(通称ユニオンジャック)も十字が重なったものだ

ユニオンジャックの話も盛り上がったのだけど、今回テーマが8章まであるので割愛。話したいことがたくさんあるのだ。 

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話を戻しますと、この左寄りの十字たちを用いた国旗がこちら。
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それぞれ元を辿るとかつての強国デンマークから影響を受けている
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デンマークすごいなー。
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当時、デンマークが交通の要所だったからですね。
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デンマークさんっぽく作ろう、ってことか。
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この十字を「スカンジナビア十字」と言います。こういった国旗はこのエリアだけ。

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なので、「このデザインを使っていたらヨーロッパの北の方だな!」と判別することができます。
…という具合で、エリアに分けて話をしていきましょう、というのが今回の趣旨です。

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もう少しヨーロッパの話をしますね。続けて三色旗。
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多いですよねー。
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そうなんです、全ての国旗のうち約40%とされています。
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そんなに!
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半数近いんですよね。なかでも最古と言われているのが、オランダ。
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後にも触れるが、いろんな国に影響を与えた国旗だ
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元はオレンジ、白、青の3色でしたが、オレンジは海上で色褪せやすいということもありやがて赤に変わります。
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オランダのひとはオレンジ好きですよね。
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サッカーでもオランダのユニフォームと言えばオレンジ色ですからね〜。

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ルクセンブルクとオランダ、相当色が近い。
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本当だ!ファミコンだったら見分けつかない。
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ドイツの国旗、黄色の部分って”金色”らしいですね。
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あーそうです、ナポレオン軍との戦いの際の軍服の色がモチーフです。
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金はボタンの色だったかな?

西村さん、生徒というより顧問の先生に近い。すごい安心感だ。 

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で、横3分割デザインにもルーツがありまして…それがオーストリア。
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この逸話が良いのだ
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十字軍に参加したオーストリア公が敵の返り血を浴びて、で、腰のベルトを取ったら服の白が残って、それを旗がわりにした、という話。
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それを旗に使う!?
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オランダ、オーストリアとか、"ふた昔前のいけてる国"の発祥が多いんですね。

歴史がわかると国旗はさらに楽しい。改めて世界史を勉強したくなる。 

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横3分割があれば縦3分割もあります。中でも人気なのがフランス。
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あーフランス。自由・平等・博愛ですね。
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青が自由、白が平等、赤が博愛を表す、と言われている
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ですです。このデザインも結構人気。

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こうして見ると赤が右側の場合が多いですね。
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青を右にしないのは船のマストにつけたときに空の色とぶつからないようにって聞いたことあります。
全員:
へー!
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モルドバはルーマニアと色が似てますね。
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モルドバってどこにあるんでしたっけ?
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ルーマニアの隣の国ですね。小さい国で、「ルーマニアと仲良くやっているよ」というイメージを持たせるために、同じ色使いにしてるんです。

外交的な意味合いを持たせる国旗もわりと多い。近隣の国旗と似てくるのはこの辺りの力関係が影響しているのだ。 

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PayPayアプリとビックカメラのアプリが同じデザインなのと似てますね。
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(爆笑)
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ヨーロッパに多い三色旗。「共和制でやっていくぞ!」というメッセージを持たせた旗でもあり世界中に広まった(オランダやベルギーなどは王国なので例外もあります)
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東欧にも三色旗あるよね。
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ありますね、白・青・赤の3色が”汎スラヴ”と言われ、東欧・中欧(スラヴ)の特徴です。

西村さんがスムーズに話を移行させてくれる。 

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スラヴ人の統治する国たちが、会議において「白・青・赤を使おうぜ」ということになったんですね。

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ブルガリアは緑…?
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そう、白・緑・赤なんですけど、この汎スラヴにカウントされるんですよね。一応ロシアを元にした国旗で、「我々は農業すげぇから青を緑にするね」って。
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はぁー
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バルト海沿岸ににぽつんとある黄色はロシアの飛び地です
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で、ロシアがこの色使いの始まりなんですけど、どこの国に影響を受けたかっていうと、オランダなんです。
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ピョートル大帝かな?
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そうです!
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なんか通じ合ってる。
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ピョートル大帝がオランダへ留学して造船技術とかを学んだ経緯で。
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オランダ格好いいーってなって?色を写す順番間違えたんですかね。
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「青と赤と白だったんだけどなー!なんだっけなー!」
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まったく同じ国旗作ろうとしたんですかね。
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という具合で、スラヴのように”色で判別できるエリア”というのがあります。
もう二つ例を紹介したいのですが、まずはアフリカ。

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緑・黄色・赤を”汎アフリカ色”と呼びます。この組み合わせの国旗がアフリカにはいっぱいあります。

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わーわからーん!

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唯一右下のエチオピアはわかるんですよ。
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エチオピア可愛いですね。
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このエチオピアというのがまさにこの3色に影響を与えた国です。 アフリカ唯一、独立を守った国ということで「エチオピアかっけぇ!」と他の国が真似したんですね。

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一方で「黒、緑、赤」を汎アフリカ色とする向きもあります。 黒を使う国は多いですね。これは肌の色が由来です。

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黒は「自分たち」なんだ。
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モザンビークのあれは銃…?

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そうですね、カラシニコフ(AK-47)。武器は国旗では珍しいですね。
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これ、独立したときに作った国旗ですよね。
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汎アフリカ色、マップにするとこんな具合です。

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わかりやすいなー。
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こうやって見るとくっきり分かれますよね、西側は緑、黄、赤。旧フランス植民地ですね。
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あー、東側、黒の方は旧イギリス植民地だ。国旗をポイントしていくとおもしろいねぇ。

そうなんです、国旗を地図に当てはめていくことで見えてくるものがある。楽しい。 

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で、アフリカの推し国旗をふたつ紹介させてください。 今のマリはシンプルな3色旗なんですが…マリ連邦だったころはこんな棒人間が。

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全員:
あー!

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全員:
これはいいなー!!
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この模様はどういう意味なんですか?
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カナガ、というのですが生命の力強さとか、エスプリを表してるみたいですね。
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エスプリ。
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上から落ちたひとみたい。
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たまたまマリの国旗に落ちたひと
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推し国旗もうひとつが、これ、シエラレオネ。

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ファミマだ!
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そうなんです、完全にファミマなんですよ。

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国歌があの入店音だったらおかしいよね。
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『大盛況』だ。

※「ファミマ入店音」の正式なタイトルは「大盛況」に決まりました https://dailyportalz.jp/kiji/150526193643  

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シエラレオネかー、覚えておこう。

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続けて、赤、白、黒、緑の4色。これを”汎アラブ色”と呼びます。

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あー、確かにここら辺こんな色だ。
これはわからないなー。
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わからなさにだんだん近づく生徒たち
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このスーダンの色違いいっぱいありません?
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まだ国でないものも含めると似たような旗はさらに多い
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影響を受けたのはこの左の「アラブ反乱旗」ですね。オスマン帝国からアラブが反乱を起こした際に用いられた旗です。

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4色に分けるとしてこの三角を左に置いたレイアウトって言うのが。
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「おれ三角部分?」みたいになりますよね。
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「真ん中だからいいじゃん!」
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「えーそうかなー?」
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4兄弟が揉めてる!
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土地の遺産相続みたいな。
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めちゃ楽しそう
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ユザワヤはアラブですね。

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ホントだ!! 

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で、イスラムに移りますと、さっきキリスト教は十字という話をしましたが、イスラムは三日月と星をシンボルにしている国が多いんです。

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へー、イスラム教だったら地域は関係ないんですね。コモロは雨樋…くさり樋みたい。

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この星は国を構成する4つの島を象徴してますね。

星をあしらった国旗は多いが理由も様々。
島や州の数を表したり、アフリカなどで多いのは独立を意味するもの、旧ソ連やアジアでは共産主義の象徴だったりする。 

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この三日月と星、影響受けてるのはかつてのイスラムの強国、オスマン帝国です。

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昔国旗のクイズを作ったことがあって、トルコの星の傾きを変えて、本物はどれっていう問題とか出したことありますよ。
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めちゃくちゃむずい!

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という具合で、アラブとイスラムまとめるのは少し雑ですが、マップに起こすとこんな感じ。
アフリカの北とアジアの西の方がだいぶ埋まりますね。

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地図を南下して…オセアニアはわかりやすいです。

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見ての通り左上、カントンの部分がユニオンジャックになっている国旗が多いです。
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カントン?

国旗の位置にはそれぞれ名称がつけられている。
旗竿側(左側)をホイスト、逆の右側をフライ。特に左上部分はカントンと呼ばれる。  

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国旗の本読むと必ず冒頭に書いてありますよね。
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上はアッパー、下はロウワー。なので右上はアッパー・フライ。…ここらへんは全然覚えなくていいです
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カントンのユニオンジャックはかつてイギリスの植民地であり、いまも英連邦に所属している名残ですね。

 ※英連邦(イギリス連邦):イギリスをトップに置くゆるい国家連邦だ  

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英連邦は仲良いみたいですね、みんなでクリケット大会したり。独立したから宗主国が憎いのかなと思ったらけっこう仲良い。
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ニュージーランドなんかは国旗を変える変えないで話題になってましたよね。
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つい最近の2016年、ユニオンジャックを外した新しい案にするか否かで国民投票が行われた

結果的に現状維持となったが、他の国でもユニオンジャックどうすんべという話も出ており、10年、20年後には大きくオセアニアが様変わりしている可能性もありそうだ。  

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ニウエだけちょっとユニオンジャックが違いますね。
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ニウエいいですよね!

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デコってますよね!イギリスを。

2015年に日本でも承認された国なのだけど、イギリスをデコるわ、背景が珍しい黄色だわ、完全にニューウェーブという感じがする。  

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でも基本的にはやっぱり青い国旗が多いんですね、島だから海のイメージ。
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ですねー。青を多く用いた地域というのがもうひとつあって…

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中米だ。

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ほんとだ、青ばっかり!
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もともと上段の4国+コスタリカの5つは中央アメリカ連邦というひとつの国で、そこが分かれる形で国旗ができたので似てるんですよね。
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で、この中米あたりの何が好きかって、立地を抽象化しているのがいいんですよ。

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西が太平洋、東が大西洋でっていう。
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あ、へー!

青を用いた国旗は多く、海や川を示しているものが目立つ。色で言うと赤も多い。青も赤も使っていない国旗は10にも満たないのだ。  

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国旗で世界が少し広がる、気がする

というわけで国旗を地域ごとに追いながら話してきた。冒頭で見せた国旗たちも見え方が少し変わってくるのではないかと思う。 

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「じゃああの国旗のシンボルにはどういう意味が?」「この色使いは不思議だなー」など疑問がもくもく湧いてきたらそれは”国旗沼”の入り口だ。
ようこそ、みんなでもっと国旗について話をしよう。

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講義が終わったあとは西村さんの持ってきた国旗の本を眺めてはしゃいだり
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万国旗を巻きつけてはしゃいだりしました

国旗は楽しい

長らくここまで読んでいただきありがとうございました。実はこれでも会話の半分くらい泣く泣く削って掲載したものである。

何かしら理由をかこつけてまた国旗の話をさせてほしい。「つきあいたい国旗ランキング」とかどうですか。

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西村さんの教えてくれたベニン(1170-1897)の国旗。ショック
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